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カラフルで楽しい展示空間にワクワク!

かの有名な巨匠ピカソの作品にインスピレーションを得て、ファッションデザイナーのポール・スミス氏が会場のレイアウトを考案したという、異色の展覧会。
美術館の展覧会というと、真っ白で何もない空間(ホワイトキューブと言います)にポツンと作品がかけられているのが一般的。
子どもたちにはちょっと退屈な空間かもしれません。
でも、今回の展覧会はシマシマだったり、花柄だったり、真っ赤だったり…
作品の世界観があふれだしたかのような展示空間になっているんです!

作品が並ぶ空間は、ポール・スミスらしい花柄などの壁紙のコラージュ。

写真で見てもわかるように、空間を移動するたびに、わくわくする展覧会です。

飾られている空間はシマシマの壁紙!

「なぜこの空間はこの壁紙にしたんだろう?」と、想像しながら見てまわるのも楽しそうです。

その作品の放つイメージを空間でも表現しているそう。
美術館が苦手というお子さんや、美術館に入ると退屈ですぐに出たくなっちゃうというお子さんもきっと、楽しんで観られると思います。

展示空間にびっくり。
また、今回展示されているピカソの作品は、“ザ・絵画”という作品ばかりではなく、陶器やコラージュなどなど作品の種類も豊富なのが飽きずに観られるポイントなんです。
では、そんな展覧会で見つけた自由研究に活かせそうな作品をヒントとともにご紹介します。
ヒント1:なにかとなにかを組み合わせて別のものに見せる

最初の空間に並んでいたのは、なんと自転車のサドルとハンドル!
それぞれ別々に見ると、サドルとハンドルなのですが、つなげてみたら牛みたい?
絵画のイメージが強いピカソですが、こんな作品も作っていました。

自由研究ヒント1)
家にあるものを組み合わせて、“意外な何かに見える”を見つけて写真でコレクションしてみる。
(既成概念にとらわれない、自由なものの見方が身に付くかも!)
ヒント2:雑誌のページに“なにか”を描きたしてみる

ファッション雑誌VOGUEのページにいろいろなものを描きたした作品が並んでいます。
真っ白な服には、ヒゲの生えた顔、ウエディングドレスの女性の横には悪魔のような生き物がくっついていたり…、まるで落書きみたい! 真面目な雰囲気の写真も、絵を描きたしてみると、まったく違うストーリーが見えてくるのが面白いところ。

自由研究ヒント2)
雑誌のページに自分の好きなものを描きたしてみる。ちょっと面白いストーリーが浮かんだら、物語も一緒に描いてみると良いかも。
(物語を想像する力がつくかも!)
ちなみに、ピカソは雑誌や漫画が好きで、13歳の頃には自分で雑誌をつくっていたんだって!
ヒント3:一色の絵の具でスケッチしてみる

闘牛が好きだったピカソが闘牛場を描いた絵が飾られている空間は、真っ赤!
牛や闘牛士は黒一色で描かれているものが多いのですが、色がなくても、まるでその動きが見えるようです。
限られた画材や素材で表現することって、実はすごく難しくて、ピカソのデッサン力(ものや人を見て、正確に描く技術)の高さがわかります。
日本の水墨画も黒(墨)一色で表現しているところは同じですね。
自由研究ヒント3)
一色の絵の具だけでいろいろ描いてみる。黒じゃなくて青とかピンクとか好きな色でもOK。青一色だけで公園の花壇をスケッチするなんていうのも良いかも。
(明暗だけで表現する力がつきます!)
ヒント4:お皿をデザインしてみる

ピカソは南仏でたくさんの焼き物を作りました。
職人と同じ服装に身を包み、せっせと作品を作っていたそうです。
今回展示されているお皿には、魚や剥いたリンゴとリンゴの皮やナイフ、フォーク、牧神の頭など、さまざまな絵が描かれています。
巨匠ピカソのイメージよりも、ずっと親しみやすい雰囲気です。
「自分の陶器がそこら中の市場で見つかるようになって、ブルターニュかどこかで女性が僕の壺を持って水汲みに行く光景が見られたりしたらいいな」と言っていたそう。
自由研究ヒント4)
夏休みに食べておいしかったものや、思い出などを自由にお皿にデザインしてみる。紙粘土やオーブンで焼いて固める陶土などを使ってもよいし、丸く切った段ボールに絵の具で絵付けをしてみてもよいかも。
使えるお皿が作りたい場合は、絵付け用のお皿と絵の具のキットを活用してみても。
(白い画用紙に描くのとは違う、お絵描き×工作のハイブリッド!)
ヒント5:段ボールでいろんな人を作ってみる

展覧会公式ショップでは、その作品をモチーフにしたポストカードも!

こんな感じで厚紙でつくられた裸の男の人が4人飾られていました。
実物の作品は、厚紙をよく見ると折り目がついていて、もしかすると何かの空き箱かもしれません。
厚紙に鉛筆で描いただけでも、立体にしてみると存在感が違います!
もともと、マネという画家の絵画《草上の昼食》に描かれていた男性をピカソが再解釈し描いたものだそうで、さらにこの厚紙の人たちをもとにストックホルム近代美術館のお庭に大きなサイズの彫刻が作られました。
展示空間の床も人工芝で面白い!
自由研究ヒント5)
段ボールや空き箱に人の絵を描いて立たせてみる。鏡で自分のポーズを研究してみてもよいし、友達や家族にモデルを頼んでもよいね。ポイントは正確に上手く描こうとしすぎないこと!消しゴムを使わずに、たくさん描いてみて、お気に入りを選ぼう。
等身大の自分を作ってみても面白いかも。(体の描き方や特徴の観察がうまくなるかも!)
さいごに:本物を見ることの意味って?

どんな作品もだいたいネットで調べればすぐに見ることができる時代に、なぜ美術館や博物館に行って作品を見るのでしょうか?
それは、本物からしか得られない情報があるからです。
たとえば…、私は筆圧や下書きを観察するのがとても好きです。
「すごい速さで描いたのかな?」「悩みながら描いていたんだな」などと、絵を描く画家の気持ちを想像しながら見るのが楽しいのです。
教科書に載っているような有名な画家の絵も、実物をよーく観察すると、意外な発見があったりします。

また、ネットで作品を検索したときに、画像によって色が全然違うと思ったことありませんか?
同じ作品なのに黄色っぽかったり、やけに鮮やかだったり。
それは、絵の具の多くがそのものの色1色で表現されているのに対して、画面は赤緑青(光の三原色)の組み合わせで色を作っているからです。
さらに、だいたいの印刷物はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の組み合わせで色を作っています。
なので、本物の色を再現するのには限度があるのです。
本物の色を見るには、やはり本物を見るしかない!と思うのです。
ぜひ、みなさんも美術館に足を運んで、本物を見てたくさん発見をしてみてください!
おしゃれでかわいいお土産もチェック!

↑上から、ペイントローラーショルダートートバッグ 9,900円(税込)、ロゴキャンバストート 5,500円(税込)、ウォールペーパーニットバッグ 15,400円(税込)、ウォールペーパーハンドタオル 1,980円(税込)、ペイントローラー Tシャツ 8,800円(税込)すべて展覧会オリジナル
ピカソとポール・スミスのダブルネームのグッズは、今回の展覧会ならではのレアアイテム!
展覧会の壁紙になっていた模様が使われたバッグやTシャツも、シンプルなデザインなので普段の洋服にも合わせやすそうです。

ピカソ作品のわくわくする気分を日常に取り入れたいなら、こんなアイテムはいかが?
カバンの中にこんなカラフルなポーチが入っていたら、カバンを開けるたびに楽しい気持ちになりそう。

ピカソの作ったお皿がプリントされた缶バッジは、大人も子どももほしくなりそうなデザインです。

シマシマTシャツや犬猫など、ピカソが好きなものが描かれたアンブレラチャームは、何が出るかお楽しみ。
梅雨のシーズンにあるとうれしいアンブレラチャームですが、輪っかを外して、ファスナーチャームとして使ってもよさそう!
「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」のご紹介、いかがでしたか?
本記事では遠景での展示風景のご紹介とはなりましたが、他の展覧会とは違う面白さがある展覧会なので、ぜひ会場で実際の作品を見ていただけるとうれしいです。
会場内はすべて撮影可能!気になる作品を見つけたら、写真を撮って、帰宅してからじっくり見たり、制作の参考にしてみても。
会期は9月21日までと長いので、夏休み期間中、お子さんと一緒に、自由研究のヒントを探しに行ってみてくださいね!
※本記事内会場風景写真はすべて「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」国立新美術館 2026年 展示風景
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「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」
公式ウェブサイト: https://art.nikkei.com/picasso_ps26/
会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
会期:2026年6月10日(水)〜9月21日(月・祝)
開室時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:毎週火曜日 ※ただし8月11日(火・祝)は開館、8月12日(水)は休館
観覧料(税込):一般 2,400円、大学生 1,400円、高校生 1,000円
※中学生以下は入場無料
※7月29日(水)〜31日(金)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
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