緑のキャラクターといえば?
自然界にある色だからか、緑色が特徴のキャラクターって、結構いますよね。
緑色は、心理的に「調和」「素直」「広さ」という印象を相手に与えます。昆虫や爬虫類にも緑の生き物はたくさん。では、0~12歳の子をお持ちのHugKum読者はどんな緑色のキャラクターを思い出したのでしょうか。
子どもに人気の緑のキャラクター20選
子どもたちが好きな緑のキャラクターを聞いたところ、アニメやゲーム、映画などいろいろな分野から緑のキャラクターが好き!と言う声が挙がってきました。
ヨッシー(任天堂)
スーパーマリオワールドに出てくる「ヨッシー」は、個人名ではなく、全体としての種族名です。従ってさまざまな色のヨッシーが存在するのですが、緑色のヨッシーが使われることが多いですよね。そして、緑色のヨッシーは自称「スーパードラゴン」と言うように、れっきとしたドラゴン。可愛らしい外見で性格も温厚ですが、カエルやカメレオンよりも長い舌で獲物を捕らえて捕食するという両生類や爬虫類のような特性を兼ね備えています。
ママパパのコメント
「USJでヨッシーを知って好きになったから」(40代・東京都・子ども1人)
「マリオカートをやっていてヨッシーのキャラクターが好きなので」 (40代・東京都・子ども2人)
ルイージ(任天堂)
ルイージはマリオの弟。マリオより少し背が高く、やせ型で、少し臆病な性格からマリオに頼っているルイージ。当初、ビデオゲームで使える色は原色しかなかったことから、赤のマリオに対して対照的な色として、おのずとして緑になったそう。16ビットしか使えなかったその時代、「帽子を描けば髪を描かなくてよい」「ひげを描けば口は描かなくてよい」「走る姿を明確にするためには腕とボディの色を違う色に」との工夫からこのデザインになったのだとか。
ママパパのコメント
「マリオごっこの中でたまに、「お母さんグイージ(ルイージ)やって!」とも言ってくるので」(30代・秋田県・子ども1人)
「マリオゲームが好きだから」(30代・奈良県・子ども2人)
はらぺこあおむし
アメリカ人のエリック・カールの絵本「はらぺこあおむし」。絵本は、同じ緑色でもこんなに違うみどり色があるんだ、と思わせてくれる多彩な緑色を使って描かれた「あおむし」です。本には穴が開いており、指を入れて遊べたり、りんごや梨など食べ物を教える数遊びの要素もあり、1969年に発売された当初は画期的でした。
ママパパのコメント
「赤ちゃんの時に絵本を読んであげたりハンカチをもっていたりした」(30代・大分県・子ども2人)
「小さい子どもから、大きな子どもまで馴染みがあるから」(40代・群馬県・子ども1人)
ガチャピン
1973年にNHKの教育番組「ひらけポンキッキ」に登場するガチャンピンとムック。イモムシに間違えられることもあるようですが、ガチャンピンは恐竜の5歳の子どもで、スポーツが大好き。2023年でちょうど50周年を迎えるガチャンピンとムックですが、最近はSNSなどにも目覚め「歌ってみた」企画などでは、大人気のユーチューバーとしても活躍の場を広げている現代っ子なのです。
ママパパのコメント
「たまにYou Tubeで見てる」(30代・愛知県・子ども1人)
「夕方の天気予報でいつも子どもがガチャピンを楽しそうに見ているから」(40代・新潟県・子ども1人)
サボさん(みいつけた!)
NHK Eテレの「みいつけた!」のサボテンキャラクターのサボさんは、スタジオコーナーでは唯一の大人。スイちゃんとコッシ―と3人でトークを広げていきます。サボテンだけに緑色なのは自然ななりゆきですが、とても悲しいことがあると固まってしまい、次第にトゲが増え、本物のサボテンになってしまうそうです。また、サボテンなのにバイオリンが弾けるという意外な設定も。
ママパパのコメント
「サボテンだから」(40代・静岡県・子ども1人)
「よく見かける」(40代・兵庫県・子ども2人)
とかげ(本物)(すみっコぐらし)
すみっコぐらしの「とかげ」のともだち。水色の「とかげ」は恐竜の生き残りで水の中が得意ですが、この「とかげ(本物)」のほうは森でくらしている本当のとかげで、シッポが切れても生え変わります。細かいことは気にしない、のんきな性格ですが、「とかげ」が実は恐竜であることを知らないため、会話が行き違うことが多々あるんだとか。
ママパパのコメント
「可愛くて好きみたいです」(30代・神奈川県・子ども1人)
「すみっコぐらしが全部好きだから」(40代・福岡県・子ども2人)
クッパ(任天堂)
マリオの敵役でピーチ姫に恋しているクッパは、クッパ帝国(またはカメ帝国)のボスキャラ。怪獣を思わせる大きな体ですが、カメゆえ緑色の甲羅をしています。任天堂の社長さんはインタビューで、クッパというのは焼肉の種類だと思っていたことから、強そうなイメージゆえクッパと名付けたそうですが、のちにクッパがお粥の種類であることを知ったと答えており、意外なところからのネーミングだったことがうかがい知れます。
ママパパのコメント
「怖いイメージです」(40代・東京都・子ども1人)
「マリオのなかでもクッパにはまり、ぬいぐるみを買ったから」(30代・大阪府・子ども2人)
ワンワン(NHK Eテレ「いないいないばあっ!」)
NHK Eテレ「いないいないばあっ!」に出てくる5歳の犬のワンワン。ワンワンだけに1月1日生まれのやぎ座ですが、時に5歳とは思えない大人びた発言が。例えばゴールキーパーをやるシーンだったら「ああっ! 川口だったら足で止められたのに!」とか、ときには「しゅわしゅわの麦ジュースが飲みたい」などを挟むことで、聞いている親御さんを笑いに誘うやり手のキャラクターです。
ママパパのコメント
「ぬいぐるみを大切にしていたから」(40代・神奈川県・子ども2人)
けろけろけろっぴ(サンリオ)
ドーナツ池の島にある「けろけろハウス」に住むけろっぴは、ころっぴ、ぴっきと三つ子のきょうだい。カエルだけど平泳ぎは苦手でクロールが得意なんだとか。お父さんは「はすの上医院」のお医者さんで、料理が得意なお母さんはなんとレストランまで開いています。1988年の誕生以来、くじけてもすぐに立ち直る明るいキャラとして愛されてきました。
ママパパのコメント
「カエルのイメージです」(50代・大阪府・子ども2人)
ざっそう(すみっコぐらし)
道ばたに生えているざっそう出身ですが、社交的で前向き。いつか花屋さんでブーケにしてもらうことを夢見る明るい草。道ばたで猫に水をかけてもらったことをきっかけに猫と仲良くなりますが、時には猫草と間違えて噛まれることも。足は根っこなので足から水を吸い、移動することができる歩く草なんです。
ママパパのコメント
「明るい」(30代・福井県・子ども2人)
ロロノア・ゾロ(ワンピース)
『ワンピース』の麦わらの一味の最初のメンバーである剣士ロロノア・ゾロは、実在の海賊フランシス・ロロノア(フランソワ・ロロネー)がモデル。実在のロロノアは非常に残忍で冷酷なカリブ海の海賊ですが、対してワンピースのゾロは、友好的で仁義を重んじる武士的な精神の持ち主。普段は寡黙で昼寝と酒が大好きという怠け者ですが、いざ戦いとなると命を惜しまず、強い相手に立ち向かっていく勇敢な剣士です。
ママパパのコメント
フシギダネ(ポケモン)
初代ポケモンから登場しているフシギダネは草タイプの毒分類されるポケモン。フシギダネからフシギソウ、フシギバナへの進化系があります。背中に大きな球根のような種を背負っており、生まれてからしばらくはその球根から栄養をもらって育つ設定。種が背中についている間は何日も何も食べなくて平気で、光合成もします。太陽が当たると背中の種はどんどん大きくなり、最後は割れて花が咲く草キャラクターです。
ママパパのコメント
ぺんぎん?(すみっコぐらし)
「ぺんぎん(本物)」に対して、「ぺんぎん?」はボディが緑色。緑色のペンギンを図鑑でも見たことがないぺんぎん?は、「本当は自分はペンギンではないのではないか」と思っています。そして「その昔、頭の上にお皿がのっていたような記憶もあるような、ないような」という、カッパなのかペンギンなのか、自分に自信がないのが、ぺんぎん?です。急に、あれほどまで死守していたすみっコをあっさり捨て、自分探しのために旅に出るというマイペースな一面も。
ママパパのコメント
ピーターパン(Disney)
スコットランドの作家ジェームズ・バリューの作品に出てくる、大人にならない少年ピーターパン。ディズニーでは、ウェンディ達を守るヒーローのように描かれていますが、原作では意外とやんちゃな性格で、キャプテンフックの腕を切り落としてワニに食べさせたり、ティンカーベルを邪険にしたり、とヒーローとは言えない面も持ち合わせています。ディズニーがアニメ版でピーターパンを緑色の服装にしたことから、ピーターパン=緑色になりましたが、それまでは茶色の服装というのも驚きですよね。
ママパパのコメント
マイク・ワゾウスキ(Disney)
ディズニーの『モンスターズ・インク』に出てくる「マイク・ワゾウスキ」はモンスターズ・インク社の社員。彼らのエネルギーの源は、人間の子どもの悲鳴なので、大企業のモンスターズ・インク社は無数の子どもの部屋へ通じるドアを持っており、社員たちはそのドアを通じて子どもの部屋へ行き、子どもを驚かせて悲鳴を集めて販売しています。マイク・ワゾウスキは同僚が子どもを驚かせるときに悲鳴を集めるアシスタント役をつとめています。
パーシー(きかんしゃトーマス)
『きかんしゃトーマスとなかまたち』に登場する小型タンク機関車パーシー。黄緑で車体番号は6です。最年少なので、仲間にからかわれることがあります。みんなが話している言葉の意味が分からなかったり、年少ならではの失敗も多かったり。そんな最年少キャラのパーシーは子どもから共感を得るようで、シリーズの中ではトーマスと人気を二分するほど。
ママパパのコメント
レックス(Disney)
トイ・ストーリーに出てくるレックスは、ティラノザウルスのプラスティック玩具。外見とは裏腹に、臆病で心優しい性格です。また、いつも「捨てられるかもしれない」「新しい強い恐竜のおもちゃが来るかもしれないい」と不安にさいなまされています。そんなレックスですが、唯一の趣味はテレビゲームという設定。そのゲームの知識や経験といったノウハウが『トイ・ストーリー』の物語の中の意外なところで役に立ち、危機を乗り越える一員として活躍しています。
ママパパのコメント
ニャオハ<ポケットモンスター>(任天堂)
草タイプに分類されるポケモンですが、子猫と植物のミックスのような生態で、後述のリーフィアのように日光を吸収してエネルギーを作る性質を持っています。自身も日々毛づくろいをして、体毛に水分を与える事で光合成をしやすくしているという猫のような植物。さらに、前足を猫のように踏み踏みすると、アロマセラピー効果のある甘い香りを放つことができ、それを嗅いだ相手は戦意を喪失するという武器も持っています。
ママパパのコメント
リーフィア(ポケモン)
草タイプの新緑に分類される470番目のポケモン。イーブイの進化系の一つです。ベージュのボディから緑色の芽が出ていて光合成を行うことで栄養補給をします。争い事を好まない温和な性格ではあるものの、仲間達を守る為には尻尾の刃で戦うことも。尻尾の先の刃は、大木を真っ二つにするほどの威力があり、切れ味は抜群です!
ママパパのコメント
スネ夫(ドラえもん)
ドラえもんに出てくる骨川スネ夫は、いつも緑色や青色のシャツを身に着ているので、緑キャラと思っている方もいるのかもしれません。目の前の権威になびくため、ジャイアンの子分に成り下がっているものの、陰ではジャイアンの悪口を言うなど、嘘つきでナルシストで自慢話が大好き。しかし、さびしがり屋の一面もあり、何かあると「ママー」と叫ぶ、憎めないキャラクターです。
ママパパのコメント
緑の人気キャラクターは個性豊か
緑の人気キャラクターたちはいかがでしたか? バラエティ豊かな個性派揃いでしたよね。どこかしらにキャラ立ちポイントがあるのが緑色キャラの特徴でしょうか。ほかにも緑色のキャラクターはないかな?とお子さんと話してみても楽しいですね。
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文/加藤敬子 構成/HugKum編集部