日本のハロウィンブームは年々過熱する一方。いまや10月31日は、ちょっとホラーなキャラクターたちが街に溢れる一大イベントです。そんなお祭り気分をさらに盛り上げてくれるのが、五条まあさっちんさんが作る、キモくてかわいいハロウィン・レシピ。とっておきの5品を教えていただきました!
【1】ハンドバーガー
爪がリアルで、すっごいインパクト! 食卓に出した途端、思わず悲鳴が上がりそう!!
◆材料(1個分)
合いびき肉(または牛ひき肉)…350g
玉ねぎ(みじん切り)…1/2個分
パン粉…大さじ1
卵…1/2個
塩コショウ、ナツメグ…各適量
スライスアーモンド…5枚
サラダ油 適量
バンズ 1個
レタス、トマト、ピクルスなどお好みで 各適量
◆作り方
❶油少々で炒めて冷ました玉ねぎとひき肉、パン粉、卵をボウルに入れて、調味料を加えて手でこねる。
❷料理用の使い捨てポリエチレン手袋に①を詰める。
❸②をフライパンにのせ、形がくずれないように手袋をカットしてはがす。
❸スライスアーモンドを爪の部分にさして中火で中までしっかりと加熱する。
途中で焦げるようなら料理酒(分量外)をふって蓋をする。
❹バンズを半分に切ってバターを塗り、レタス、トマト、ピクルスなどと一緒に③をはさむ。好みでケチャップなどをかける。
【2】フクロウカップケーキ
市販のカップケーキにお菓子を飾るだけ! 超簡単に、愛らしい表情のフクロウが完成!
◆材料(5〜8cmのカップケーキ3個分)
市販のカップケーキ(チョコ味)…3個
ミニオレオ…6個
マーブルチョコ…6個
アーモンドまたはカシューナッツ…9個
製菓用チョコレート…適量
◆作り方
❶ミニオレオを半分に解体して、クリームがついている側の中央にマーブルチョコを押しつけてフクロウの目を作る。(クリームがついていない側は、今回は使いませんのでそのまま食べてください)。
❷製菓用のチョコレートを湯煎で溶かし、スプーンなどで手早くカップケーキに塗る。
❸チョコが乾く前に、手早く①を目の位置に貼りつける。さらにアーモンドをクチバシと(細く切って)眉に飾る。
【3】お絵かきパンケーキ
怖くなるか、かわいくなるかは、ママ画伯のアイディアと腕次第!
◆材料(2〜3枚分)
ホットケーキミックス…1袋(150g)
卵、ミルク…ホットケーキミックスの箱の指示通りに
竹炭パウダー(着色用/ココアパウダーでもOK)…適量
◆作り方
❶ホットケーキミックスの箱に記載している分量より水分を少なめにして(ミルクの量を2/3にする)、あとは指示通りに生地を作る。
❷①の1/4程度を別のボウルに移し、竹炭パウダーを混ぜて色の濃い生地を作る。
❸絞り出し袋(ジップつき袋の角を切って使ってもOK)に②を入れる。
❹①の残りの生地に、残りのミルク(1/3量)を加えてよく混ぜる。
❺フライパンに直接、③で好きな絵柄を描いて中火で30秒ほど加熱し、少し固まったら④を流し入れる。表面にプツプツと小さな泡が出てきたらひっくり返し、火が通るまで2分ほど焼く。
*文字を描く際は左右反対にすること。できあがりは鏡文字になります。
【4】生ハムスカル
生ハムをペタペタ貼ってスカルをデコレート。リアルすぎてちょっと怖い!?
◆材料
生ハム…適量
頭がい骨の模型…1個
※ハロウィンの頃、雑貨屋や100円ショップ・ネット通販で入手できます。
◆作り方
模型をラップでくるみ、目と口以外の部分に生ハムを貼りつける。
【5】ミミズパフェ
ミミズがアイスを狙って群がっているように盛りつけるのがポイント!
◆材料
ミミズ型のグミ、好みのアイス、ココアクッキー…各適量
◆作り方
❶ココアクッキーを砕いてお皿にのせる。
❷ミミズグミをあしらってアイスをのせ、さらに上から土っぽく①をかける。
ホラーでかわいくて、おいしいハロウィンのすすめ
まあさっちんさんの〝キモかわ〟ハロウィン・レシピはいかがでしたか?
まあさっちんさんは、子ども時代、実際にカナダで本場のハロウィンも体験。帰国後、料理修業とへ併行して、日本のハロウィン文化を牽引してきました。
そのまあさっちんさんの、ビジュアルのインパクトだけでなく食べて美味しいと評判のハロウィン・レシピが、このたび『キモめし』(主婦と生活社)として刊行されました!
ぎょっとして、ユーモラスで、かわいくて美味しい、パーティー映え必至のレシピや盛りつけアイディアが満載です。
目玉の杏仁豆腐、棺桶ミートパイ、脳みそ寿司…。ぎょっとするホラーな見た目、でも食べたらちゃんと美味しいまあさっちんさんのパーティー料理を、スイーツ・メイン・おつまみ・主食・お弁当などのジャンル別にたっぷり紹介。巻末には食材別インデックスもついて、しっかり使えるレシピ本です。
パーティー料理・ハロウィン研究家。料理教室『FIVE S CUISINE』主宰。中華、フランチ、イタリアンの有名店で料理を学び、和食は懐石料理の近茶流本科家庭を修了。国際色豊かな料理作りが得意で、特に独創的なハロウィン料理が注目される。
構成・文/つつみゆかり