テプラってなに?
テプラはオフィス用品や文房具メーカーの「キングジム」が発売しているラベルライターの名称です。専用のテープカートリッジに文字を印刷することで、デザイン性のあるラベルが作成できます。
子どもの入園・入学シーズンには、オリジナルの名前シールが作成できて便利です。日用品にラベリングすれば、収納場所が把握できて整理整頓が楽になります。おもちゃボックスに貼る場合は、子どもが楽しんでお片付けできるように可愛い絵文字を使うなど工夫をしてあげると良いでしょう。
テプラを選ぶときのポイント
テプラにはオフィスや公共施設で活用できる機能充実タイプと、家で手軽にラベル作成ができるホームタイプがあります。いざ購入するとなると、どれを選べば良いか悩みますよね。
初めて購入する場合は、本体サイズや自分の使いたい機能などを考慮して選ぶと良いでしょう。
パソコンやスマホに接続できるかチェック
パソコンやスマホに接続できるタイプは、非対応のものに比べてラベル作成時の自由度がアップします。
専用のラベルソフトを使うことで、レイアウトや文字の編集が簡単になり、より理想に近いデザインに近づけるでしょう。
さらに、英語・中国語・韓国語など、日本語を多言語に翻訳しプリントできます。
使いたい機能があるかチェック
本体サイズ、印刷スピード、連続印刷の有無など、機能面の確認は忘れずに行いましょう。「ハーフカット」があれば、裏面にスリットが入りラベルを剥がしやすくしてくれます。自動でラベルをカットする「ラベルカッター」、角を丸くする「オートトリマー」も便利です。
機能面以外で確認するべきポイントは給電方法です。ACアダプタと電池に対応した2WAY方式ならば、場所に応じて電源が確保できますが、片方にしか対応していないモデルもあります。
持ち運びを考えるのなら電池が利用できるものがおすすめです。
テプラを上手に使うには?
テプラを使いこなすには、素材の選択や貼る位置が重要です。貼り付けた後、どのような見た目になるのかを想像しながら丁寧に作業してください。
用途に合わせたテープを選ぼう
ラッピングがおしゃれになるリボンタイプ、書類整理に便利なインデックスラベルなど、テプラにはさまざまな種類のテープカートリッジがあります。利用シーンに合わせてそれらを使い分けることで、ラベルライターの可能性は無限に広がります。
子どもの名前付けや日用品に利用するのならテープ幅と素材選択は重要です。4~100mmまでと対応可能なテープ幅は機種により異なります。かぞえ棒やおはじきなど小さな教材が入った算数セットには、細いテープに印刷できるものを選ぶと良いでしょう。体操服や帽子など布製のものに貼りたい場合は、アイロンラベルやアイロン転写テープがおすすめです。さらに名前付けに特化したオプション品も充実しています。別売りの「お名前タグメーカー」を使えば簡単にオリジナルタグが作成できるので活用してみましょう。
貼る位置に注意して、統一感を持たせよう
ラベルを貼り付ける際は、上下左右慎重に位置決めを行いましょう。
クレヨンや色えんぴつなど横並びのアイテムでは、隣同士でラベルの位置がずれてしまうと見た目が悪くなります。ラベルの高さが同じになるように気を配るだけで、統一感が出て印象がぐっと良くなりますよ。
テプラのおすすめ7選
「テプラ」PRO SR-GL2 – キングジム
女性向けに発売されたガーリーテプラ「SR-GL1」の後続モデル。コーラルピンクとクリームの2色展開。宝石箱からコスメポーチのようなデザインに生まれ変わった現モデルは、本体が布製のカバーと一体化しており、ファスナーで開閉する仕様。
前モデルより絵文字、イラスト、フレームの種類が増え、新たに手帳やアルバム整理に最適な日付枠が内蔵されました。4~18mmのテープ幅に対応し、「お名前タグ機能」や専用アプリで二次元コードと紐付けできる「ピッとコード」も搭載しています。内蔵されたフォントや装飾の種類も多く、家で簡単におしゃれなラベルが作成できる1台です。
「テプラ」PRO SR-RK2 – キングジム
サンエックスの人気キャラクター「リラックマ」とコラボしたモデル。
フォント数は3種類と少ないものの、この機種ならではの特徴としてリラックマの絵文字149種類、イラスト7種類、フレーム39種類が内蔵されています。リラックマ以外の絵文字や記号も使えるので、キャラクターに限定されずさまざまな用途に合わせたラベル作成が可能です。
またリラックマが印刷されたテープカートリッジも発売されているので、このモデルを保有していない人でもリラックマを使ったラベル作りに挑戦できます。
「テプラ」PRO SR45 – キングジム
パソコン接続やオートカッターには対応していませんが、シンプルだからこそ使いやすく本体価格も低めに設定されたモデルです。絵文字484種類、イラスト13種類、フレーム58種類が内蔵されており、デザインと文字を組み合わせて作る「オリジナルマーク」にも対応しています。できあがりのイメージが液晶画面に表示されるので、見たままのデザインでラベルが作成できますよ。
「テプラ」PRO SR170 – キングジム
前モデルと比較すると新たに6行印刷に対応し、「お名前タグ印刷」「ピッとコード」機能が追加されました。ワンタッチ操作で文字サイズやラベルの向きが切り替わるため、直感的に使いやすくなっています。絵文字や記号の種類も豊富で手軽にラベル作成がしたい方に向いています。
「テプラ」PRO SR5900P – キングジム
有線LAN・無線LANに接続可能なネットワーク対応モデルで、スマホにアプリをダウンロードすればワイヤレスでラベルが作成できます。標準搭載のオートカッターは従来のものと比べて動作音が軽減され、静かな環境でも周囲を気にする必要がありません。印刷スピードもアップしているので、オフィスなどでまとめてラベルを作成するときにおすすめです。
4~36mmと幅広いテープサイズに対応しており、日用品のラベリングから店舗のディスプレイまでさまざまなシーンで活用できます。
「テプラ」Lite LR30 – キングジム
シリーズ初のスマホ専用モデルで、お手軽さが魅力のコンパクトモデル。本体はブルーとホワイトの2色展開。Bluetoothでスマホと接続し、専用アプリを利用して自由度の高いオリジナルラベルが作成できます。
あらかじめ基本的なテンプレートは用意されているので、レイアウトを考えなくてもおしゃれなデザインが作れます。手のひらサイズの本体は、電池式で場所を選ばず持ち運びができます。ただし、利用できるテープは専用のものになるので注意が必要です。
「テプラ」PRO SR750 – キングジム
大型液晶画面にバックライトが搭載されて見やすさアップ!
パソコン接続、オートカッター、オートトリマー、高速印刷など便利な機能はひと通り搭載済み。内蔵された外枠・表組の種類も豊富でイメージ通りのデザインが作成できます。
拡大印刷機能を使えば、分割して印刷した文字をひとつに貼り合わせて4倍サイズのラベルが作れます。スタンダートモデルの中でも性能としては申し分なく、ビジネスから家庭まで幅広く活用できる1台です。
親子で名前付けをしてみよう
オリジナルラベルを作るときは子どもと相談しながらデザインを考えると、より素敵なものになるでしょう。小さな子どもであれば、できあがったラベルを、子どもと一緒に持ちものに貼り付けるだけでもいいかもしれません。自分の名前が付いた道具やおもちゃに愛着が湧き、ものを大切にする習慣が身に付きそうですね。ぜひテプラを活用してみてください。
文・構成/HugKum編集部