「1歳の誕生日」といえば、生まれたばかりの赤ちゃんにとって初めてのお誕生日。パパとママからのお祝いだけでなく、中にはおじいちゃんやおばあちゃんも集まって、家族みんなでお祝いする大切な記念日です。「ファースト バースデー」とも言われます。
そんな大切な記念日だからこそ、気合いを入れて準備をするママ・パパも多いのです。素敵な写真を残すための記念撮影から飾り付け、ご馳走、ケーキ、プレゼントまで…。先輩ママ・パパたちがどんな「1歳の誕生日」を過ごしているのか、口コミデータやアイデアを紹介します。
目次
1歳の誕生日はどんなお祝いをする?
1歳の誕生日、どんなお祝いを想像しますか?
1歳ならではの行事「一升餅」や「選び取り」は有名です。他にも、記念に残る「バースデーケーキ」や「誕生日プレゼント」「記念撮影」が先輩ママパパたちの間で人気です。それぞれ、どんなお祝いをするのか紹介します。
「一升餅」
赤ちゃんの健康と成長を願っておこなわれる「一升餅」。地方によってやり方が少し異なるようですが、風呂敷やリュックに一升餅を入れて赤ちゃんに背負わせ、上手に歩いても転んでも縁起がいいと言われている行事です。1歳の誕生日行事として行ったという口コミも多数。今でも、多くのご家庭で行われていることがわかります。
「初めて背中に物を背負って、ビックリ、そして、重くてビックリで大泣きして可愛かった」(30代・長野県・子ども3人)
「大きな餅を泣きながら一生懸命かるって歩こうとする姿が印象的だったから」(30代・大分県・子ども3人)
根強い人気「選び取り」
「選び取り」は、赤ちゃんの将来や才能を占うもの。お金持ちを連想させるお財布や商人を連想させるそろばん、スポーツ万能を伝えるボール、食べ物に困らない箸など、さまざまに象徴する物を置いて、赤ちゃんが最初に手にとるもので将来を占います。
あらかじめ、いろんなテーマを描いた「選び取りカード」も市販されています。中には、選び取りカードを手作りする方もいるようです。あくまで占いですが、赤ちゃんが何を手にとるか、エンタテイメントとして気軽に楽しめて人気です。
「一番にお金をとったこと。」(20代・愛知県・子ども1人)
「親のほうもドキドキして楽しかった」(20代・長野県・子ども2人)
初めてのケーキ!「バースデーケーキ」
赤ちゃんにとって、初めてのケーキになる「バースデーケーキ」。1歳というと、まだ離乳食期。バースデーケーキとはいえ、甘くて乳脂肪の多いクリームやアレルギーの心配など、不安ごともあります。安心安全に気をつけながら…、それでも、とびきりかわいいバースデーケーキがいい!ということで、手作りされるママパパも多いようです。
さらに最新のトレンドとして、赤ちゃんがバースデーケーキを手づかみで食べる「スマッシュケーキ」の人気もジワリ。今どきの1歳のバースデーケーキは見逃せません。
「いろいろ工夫して作った」(30代・東京都・子ども2人)
「手づかみで顔中ケーキで可愛らしかったから」(30代・東京都・子ども2人)
悩むのも楽しい「誕生日プレゼント」
1歳の誕生日に、「誕生日プレゼント」を用意するのもお楽しみの一つです。中には、悩みに悩んだ…という声も。お子さんの喜ぶ顔を想像して、どんなプレゼントがいいのかご両親や祖父母と相談することもお祝いのうちです。
「まだ歩いていなかったので、靴をプレゼントに選びました。いつこれをはいて散歩に出掛けられるかと思うと楽しみで仕方有りませんでした。」(30代・三重県・子ども2人)
「なにを買おうかとても悩んだ」(30代・石川県・子ども2人)
こだわりの「記念撮影」
そんな初めてのお誕生日。とっておきの写真を残しておきたいですよね。スタジオや写真館で撮影する「記念撮影」から、ご自宅に風船などを装飾をして「記念撮影」をするのも人気です。
とびきり可愛いドレスを着せたり、ついでに家族写真にしたり愛犬も参加したり、泣きながらの撮影になってしまったり、各ご家庭の記憶に残る1枚になっているようです。
「自宅の壁に風船やシールなどで飾り付けして写真撮影をした。」(30代・東京都・子ども1人)
「スタジオで可愛い衣装を何着も着ました。どれも似合っていてすごく可愛くて、素敵な宝物になりました。」(20代・神奈川県・子ども1人)
1歳の誕生日は誰とお祝いする?
家族や親族からも注目度の高い「1歳の誕生日」。一般的な誕生日と違い、誰とお祝いをするかにも違いが見られます。
ママパパからのお祝いが圧倒的ながらも、全体の半数以上は祖父母も一緒に「1歳の誕生日」をお祝いをしています。それだけ、お子さんの成長や初めての誕生日には、期待が寄せられている証拠ですね。
家族水入らず!パパママと兄弟だけでお祝い
家族の絆や幸せの再実感に繋がった様子。気兼ねなく1歳のお誕生日を楽しんでいるのが伝わります。
「パパとお姉ちゃんたちとだったから気兼ねなく大笑いできたし、その時をほんと楽しく過ごせた。」(30代・長野県・子ども3人)
「祖父母も一緒にお祝いしたかったけど、遠方に住んでいるので、家族だけのお祝いになりました。」(30代・大阪府・子ども2人)
大切な記念日!祖父母も招いてお祝い
初めての誕生日に、祖父母も集まりお祝い。親孝行もうかがえる大切な記念日の様子が伝わります。
みんなでワイワイ!祖父母や親族も招いてみんなでお祝い
初めての誕生日に、大勢が集まり大注目のバースデー。賑やかで楽しい様子が伝わります。
「皆にお祝いしてもらえて、これからの成長を一緒に見守ってくれると思うと心強い。」(30代・沖縄県・子ども2人)
「沢山の人に祝ってもらえるということ自体がとても幸せなことだと感じました。」(20代・東京都・子ども1人)
華やかな演出をするなら飾り付けも張り切って!
記念に残る1歳の誕生日にするなら、華やかな装飾が欠かせません。飾り付けをするだけで、普段と違うパーティー感を演出できるし、写真映えもする上に、主役のバースデーボーイ・ガールも興味津々、とびきりの表情を見せてくれるでしょう。
飾り方のポイントは、お祝いする赤ちゃんのイメージや名前にちなんだものなど、主役を彩る装飾を散りばめることです。例えば、赤ちゃんの誕生から1ヶ月ごとの写真をフォトフレームに入れて並べたり、名前の入ったグッズやケーキの用意、”HAPPY BIRTHDAY”などのレターバナーや風船などを部屋に装飾してもいいでしょう。
記念撮影をして思い出を残そう
口コミでも話題の「記念撮影」。「一生に一度のことだから、とっておきの記念撮影にしたい!」ですよね。思い出に残る記念撮影のメリットやポイントを紹介します。晴れの日を、ちゃんとした形で写真に収めることで、いい思い出や記念になったと感じている先輩ママたちが多いようです。
記念撮影をされる方の中には、「自宅で撮る方」「スタジオで撮る方」と大きく2つのタイプに分かれます。理想の記念撮影を想定してから、「自宅」と「スタジオ」どちらで撮影するのか?スタジオの場合は、赤ちゃんのお昼寝時間を避けるなどご機嫌を損ねないようにする工夫やスタジオのハイシーズンを避けて待ち時間を短くするなど、段取りを組んだほうが良さそうです。
スタジオで撮影
「スタジオで撮る方」の中には、おしゃれな空間で可愛いドレスを着て本格的な写真が撮れるという喜びの声があります。一方で、初めてのスタジオ撮影に赤ちゃんがぐずってしまった…時間がかかってしまった…なんて声も。
「スタジオ撮影という特殊な環境にも関わらず、ぐずる事なく撮影する事ができたことに成長を感じたため。」(40代・東京都・子ども3人)
「スタジオで可愛い衣装を何着も着ました。どれも似合っていてすごく可愛くて、素敵な宝物になりました。」(20代・神奈川県・子ども1人)
自宅で撮影
「自宅で撮る方」の中には、ご自宅での装飾を頑張った!という方や普段通り落ち着いて撮影にのぞめたという声があります。
「飾りつけを頑張った」(30代・埼玉県・子ども2人)
「自宅の壁に風船やシールなどで飾り付けして写真撮影をした。」(30代・東京都・子ども1人)
写真のほかにも、動画で記録を残したという先輩ママもいます。1度きりの瞬間を記録に残すのに、動画メディアも重宝しそうです。
お祝いごはんやケーキはどうする?
スペシャル感満載の「1歳の誕生日」。特別な誕生日のお祝いごはんやケーキについて、紹介します。
誕生日に人気のメニュー
1歳の誕生日に、先輩ママたちが用意した料理のメニューです。赤ちゃんが主役のバースデーと言えど、食事を楽しむほとんどは大人です。どんなメニューが人気が見てみましょう。
大多数の先輩ママが、「ケーキ」と「お寿司」を用意しています。「ケーキ」と一言で言っても、赤ちゃん用のケーキを用意した方とそうでない方といるようです。年配の祖父母も集まることの多い1歳の誕生日には、「お寿司」が圧倒的に選ばれているようです。中には、お寿司に見立てた離乳食を用意した先輩ママも!ちらし寿司も含めたら、「お寿司」がダントツの人気です。
誕生日ケーキで気をつけたいこと
誕生日の人気メニューNo.1の「ケーキ」。赤ちゃん用に手作りしたケーキなど、各ご家庭で工夫が見られます。
誕生日ケーキと言えど、1歳の赤ちゃんにとって食べ慣れていないもの。生後5〜6ヶ月頃から少しずつ離乳食に慣れてきたとしても、砂糖や生クリーム、バターなどの脂肪・油分の消化に時間がかかります。甘さは控えめにし、生クリームはヨーグルトや豆乳ホイップで代用するなど、できるだけ食べ慣れている食材で用意したいものです。
1歳の誕生日プレゼントの選び方
初めての誕生日プレゼントは、両親からも祖父母からも期待のかかるところです。ちょうど1歳になると、これは何だろう?と身の回りの新しい世界に興味を示す月齢です。1歳の誕生日には、お子さんの好奇心を広げてあげられるようなおもちゃをプレゼントできるといいですね。
そして、ママ・パパの心にも残るようなものをぜひ選んであげてください。
1歳を祝ってもらったらお返しも忘れずに!
毎年やってくる誕生日とはちょっと違う、大切な「1歳の誕生日」情報はいかがでしたか?記念に残るいい誕生日にするために、祖父母への親孝行にするために、失敗しないために、先輩ママたちの事例から学べることはたくさんあります。「一升餅」「誕生日ケーキ」「記念撮影」…どれをとっても、一度しかない初めてのお誕生日です。
ぜひ、一生に一度の初めての誕生日を楽しんでください。そして最後に、赤ちゃんのお祝いをしてくれた祖父母や親族へのお返しや感謝の気持ちも忘れずに!
文・構成/太田さちか