ウィルスの感染拡大防止や病気予防のためにも、子どもたちに徹底させたいのが、手洗い&うがいです。「手、洗った?」と聞けば、「洗った!」と答える子ども達。たしかに洗ってはいるけれど、ササッと洗うだけでは、菌が落ち切らないそうです。
今回は、子どもたちが楽しく、進んで手洗いをやるようになる動画や絵本、声かけについて、まとめてご紹介します。ママパパも一緒に、今一度、正しい手の洗い方をマスターしましょう!
目次
楽しいポーズで覚える!手洗い6つのポイント動画
「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」(文部科学省提供)には、正しい手の洗い方というページがあります。この正しい手の洗い方のポイントを、子どもにわかりやすく伝えてくれたのがこちら。学校の先生向けwebサイト『みんなの教育技術』による動画です。
東京都公立小学校教諭・佐々木陽子先生が提案してくれたのは、6つのポイントになるポーズを意識して、手を洗うやり方です。ポーズごとに「カメ!」「とけい!」など、合言葉を言いながら、手洗いをします。すると不思議!ポーズを意識して洗うことで、しっかりと手洗いができちゃうんです。
こちらの記事でも、佐々木先生による正しい手洗いポーズのポイント解説を、詳しくチェックできます。
きちんと洗ったか、口うるさく言うよりも、一緒に楽しみながらパーフェクトな手洗いを実践できたらいいですね!
「手洗い&うがい」の大切さが伝わる絵本
HugKumでも絵本の紹介記事でおなじみの読書アドバイザーの児玉ひろ美さん。児玉さんには、家庭でできる予防の第一歩である手洗い・うがいにまつわる絵本をご紹介いただきました。
こちらはその中で紹介している1冊、『せっけんつけて ぶくぶく ぷわー』。ことちゃんがリスさんやクマさんとお洗濯をする絵本です。もくもくもく、ごしごしごし…なんだかとっても楽しそう。手洗いが嫌なら、お洗濯ごっこはどうでしょう?ほらね、お手々がいい匂いになるでしょう?
手が洗うのが嫌なら、お洗濯ごっこをしてみる。そんなアイディアも真似してみたくなりますね。
『せっけんつけて ぶくぶく ぷわー』
岸田 衿子:作 山脇 百合子 :絵 福音館書店
手洗い&うがいは、子どもの自己管理の基本
手洗い・うがいも体調を守るための生活習慣です。今こそ、しっかりとこの基本を身につけるチャンスと思って、声かけをしていきましょう。子どもは想像力が豊かなので、こんな声かけが効果的だそう。
「この泡でバイキンさんやっつけるんだよ」
「うがいでペッてしたら、〇〇ちゃんの体の中にバイキンさん入らないね」
また洗っている時には、「お水冷たいな」「泡がフワフワして気持ちいい」「石けんのいい香りがする!」、洗う時には「手洗い歌」を取り入れると、より効果的だそうです。すぐに取り入れたいアイディアですね。
ママの手が感染源!?「正しい手洗い」で病は予防できる
誰もが1度は目にしたことのある、緑色の薬用石鹸液。それを作りだした「サラヤ株式会社」の更家社長のインタビュー記事も、手洗いの重要性について伝えてくれています。ママやパパの手が、もしかして感染源になっているかも!?家庭にウィルスを持ち込まない意識が、本当に大切です。
インフルエンザ予防&ケアから、対策をおさらいをしよう
ウィルスの種類によって、発症後の治療は異なっても、感染を防ぐ予防対策には大きな違いはありません。改めて、インフルエンザ予防とケアの対策のためのまとめ記事を、確認しておきましょう。
マスクやペーパー類、消毒用アルコールの不足から、記事内の対策の通りにできないこともあるかもしれません。それでも、今できることを取り入れて、感染を防いでいきましょう。
文・構成/HugKum編集部