バルセロナの育児中家庭に聞いた!クスッと笑える在宅アイデア【ハラユキの 「発見!子育てダイバーシティ in バルセロナ」番外編】

外出禁止生活のスペインから、クイズです。

Hugkum読者のみなさま、お久しぶりです!お元気ですか?

……って、元気なわけないっつーのね。

ほとんどの方は、コロナへの恐怖、仕事や金銭面の不安、政治への不信、子どもの休園や休校、在宅ワークへの変化、終わらない仕事などで心身共にボロボロではないでしょうか?疲れのあまり飢えたオオカミのように目がギラギラしたり、月に向かってウオーンと吠えたりしてないでしょうか?

ええ、かくいう私の目もヤバいかんじでギラついてきましたよ。今、私が履いているのはお母さん&小学校の先生&学童の先生&フリーランスワーカーの4足のわらじなので……って4足も履けるか〜!!足の数とあっとらんわ!!(わらじを地面にバシッ)

さて、そんな日々の中、なんで終了したはずのこの連載が復活したかといえば、私が以前住んでいたスペインが大変な状況だからです。

ご存知のとおり、いまスペインは新型コロナウイルスの被害拡大のため、外出禁止生活が1カ月以上続いています。外出禁止ルールは国によってさまざまですが、スペインの場合はかなり厳格。許されている外出は犬の散歩や買いものなど最低限で、子どもの外出は完全禁止。コロナによる死者が2万人を越えたので、厳格にせざるをえないのでしょう。

そんな厳しい現実と戦っているスペインですが、バルセロナの友人たちは毎日を楽しく生きようと奮闘しています。その様子を聞くたびに、私のほうが元気をもらうこともあるほどです。

そんなわけで、今回は連載番外編。外出禁止のバルセロナの育児中家庭から教わった、さまざまなStay at homeのコツ、アイデア、チャレンジを紹介したいと思います。

日本もひきこもり生活の人が多くなってきたので、何かの参考になればと祈りつつ…。みなさんのギラギラした目が少しでも正気を取り戻せるようにと祈りつつ…。

よーし、クイズ方式でざざっといっちゃうよ〜!!(私のテンションが少々高めなのは睡眠不足ハイだからだよ!ついてきてね!)

 

Q1. オンラインミーティングを子どもにじゃまされないコツは?

 

さて第1問です。

 

Q1. あるスペイン人夫婦がいます。この夫婦は共働きで、現在は子どもがいる状態で在宅ワークをしています。オンラインミーティングのときは子どもに仕事部屋に入ってきてほしくないのですが、子どもにそれを理解させるのがなかなか難しい。説明してもどうしても入ってきてしまいます。さてどうやって解決したでしょう?

 

 

さ〜て正解は〜?

 

 

ダラララララララ……………(ドラムロールの音)

 

 

 

A. 扉に信号機の絵を描く!!

 

 

 

オンラインミーティング中は、赤信号のイラストを扉に貼る。赤信号のときは入ってきちゃダメだよ、と子どもに教える。これだけで普通に説明するより効果絶大だったそうです。な〜るほど〜!確かに子どもにはイメージとして伝わりやすそうです。在宅ワークのみなさま、ぜひ参考にしてくださいませ。

ちなみに、同じく共働きW在宅ワークになった我が家、夫婦ふたりともオンラインミーティングしまくっているのですが、ふつーにしょっちゅう子どもが乱入しています。息子は8歳なので信号テクなど使わずとも理解しているんのだけど、たまにミーティングに混ざりたいらしい。でも、固い打ち合わせ以外はまあいいや状態です。そう、開き直っちゃうのもひとつの手です。大丈夫、我々にはロバート・ケリー教授という大先輩がついています!(ロバート・ケリー教授は、2017年、BBCニュースに自宅から出演中に子どもが乱入してその様子が放送された人。家族は大慌てだったけど、むしろその映像が微笑ましいと世界で話題になった)

 

Q2. 子どもとの家遊びがマンネリ。どうすれば時間をたっぷり使って楽しめる?

つづいて、第2問!

 

家にずっといると、子どもとの遊びもマンネリ化してきますよね。1日中家にいると、時間をもてあます、という人も多いのではないでしょうか?

そこで問題です。

 

 

Q2. ある日本人妻&スペイン人夫の国際結婚家庭が、おうち時間を子どもと楽しむためにやったことは?ヒントは映画です。

 

 

さ〜て正解は〜?

 

 

ダラララララララ………

 

 

 

A. おうち映画館ごっこをした。

 

 

 

これは要するにおうち版「キッザニア」です。お金や映画館チケットを子どもと自作し、映画館スタッフとお客さんに分かれて入場から行う。動画を見せてもらったのですが、お子さんたちはかなり楽しそうでした。準備→入場→映画とやるとかなりたっぷりの時間で楽しめます。

そりゃ楽しげ!とさっそく我が家でもマネしたのですが、息子(8歳)もノリノリ。息子が作った映画館の一部がこれです。

 

 

非常口の案内!!!!よくそんなものに目をつけたな!!!

このキッザニア遊び、いろんなバリエーションが可能なのがいいところ。別の友人宅では床屋さんごっこをしたそうです。たっぷり時間もかせげるので、何していいかわからないという方はぜひどうぞ。

 

Q3. 教室を経営していたけど営業できなくなった。どうしたらいいの?

さてさて最後の問題、第3問です。

 

いまコロナの影響で辛いのは対面仕事の人々。教室系の人々もそうです。そんな中で…

 

Q. スペイン人と国際結婚し、スペインに移り住んだ日本人女性。得意の習字を生かして書道教室を始めました。スペイン人の生徒も増えて順調な滑り出し。でもコロナによって教室の活動は休止…。そこで彼女が始めた活動は?

 

 

 

さ〜て正解は〜?

 

 

ダラララララララ……

 

 

 

 

A. うんこ先生になった。

 


なんのこっちゃ!!

と思った方のために説明しましょう。

海外には、子どもに日本語の勉強をさせたい日本人の親がたくさんいます。そういう家庭などのために、ネット添削で日本の書き取り指導を彼女は始めたのです。こんな時期だからと無償で。それも見本の文章に「うんこ」を満載にした「うんこチャレンジ」。こんなときだからこそ笑ってもらおうという企画です。ふざけた名前ですが、添削はかなりマジメです。

 

 

最初はスペインだけだったのが、どんどん拡大し、フランス、イタリアの3カ国の小学生が楽しく参加しているとか。もちろん元ネタはうんこドリルなんでしょうが、あの大変なスペインでこうやってアホアホ精神を盛り込んだ活動ができるってすばらしくないですか。

 

 

「うんこみたいな雲」
「はな歌をうたいながらそっとすかしっぺ」
「ギネス級に長いうんち」

ああ、コロナストレスも吹っ飛びそうな、免疫力も高まっちゃいそうな、アホアホキラーフレーズ!!

 

実際には、彼女はせっかく始めた教室を休まざるをえなくて、とても悔しく感じていると思うのです。彼女の夫は在宅ワークをしているので、全面的に家事育児を請け負っているし、子連れ外出もできない。かなりストレスフルな日々でしょう。でもそんな生活のなかで、こうやって開き直って新しいことを始めた。今は大変でも、その持ち前のパワーによって、きっと今後いい方向に進んでいきそうな気がするのです。動けば、次のアイデアは生まれていく。動けば、次の道が開けていく。実際、私はこうやってバッチリ宣伝しちゃってるしね。今はオンライン教室を準備中らしいので、興味ある人は彼女のインスタをのぞいてみてください。

書に外出禁止生活の思いを託して

さてさて、この突発クイズ番組も最後の挨拶となりました。

新型コロナはかなり恐ろしいウイルスだけど、ずっと憂うつなままじゃ毎日が辛すぎる。私たちは、ときには笑って、ときには強く、ときには思いを何かにぶつけながらじゃないと生きていけません。

というわけで、最後にうんこ先生、もとい、その書道の先生の書を紹介します。この書には、今の全世界の人々の気持ちが表現されていると思うのです。

 

 

うんこ先生も書道祈願してくれているので、がんばって生き延びましょう!

 

少しでも家庭で笑ってすごせますように。

世界のコロナが早く収束しますように。

それぞれの場所で、それぞれのやりかたで、がんばろうね。

アイデアを武器にして、辛い状況をひっくりかえしていこう。

無理はせず、人と比べず、自分の心を守りながら。

 

以上、「クイズ・外出禁止のスペインで生まれた在宅アイデア!」でした。

 

ではまたね!

 

 


ハラユキ
イラストレーター&コミックエッセイスト。夫の駐在赴任により、2017年6月より〜2019年7月までスペイン・バルセロナ在住。雑誌やWEBなどでイラストやマンガを描いたり、コミックエッセイ書籍を出版。「東京くらし防災」(東京都)のイラストも担当。「世界の家族の家事育児分担事情から知る、つかれない家族を作るヒント」や現地ごはん情報なども発信中。おいしいごはんと宴会と祭りとお風呂屋さんが大好き。7歳男児の母。家族をテーマにしたオンラインサロン「バル・ハラユキ」も主宰中。Twitterでは日々の生活や考えたこと、instagramでは主に食いしん坊メモを発信中。

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