ニュースや天気予報、好きな番組を観たり毎日の生活の中にあるテレビですが、赤ちゃんにいつから見せてもいいの?テレビをみることでなにか影響はあるの?など、気になることがたくさんありますよね。
そこで、今回は2~4歳のお子さんがいるパパとママに赤ちゃんとテレビについてHugkumではアンケートを実施しました。赤ちゃんがテレビをみたきっかけや赤ちゃんとテレビの付き合い方など、アンケートの結果とともにご紹介していきます。
目次
先輩ママパパが赤ちゃんにテレビを見せたのはいつ?
生後間もない赤ちゃんは、光の明暗を感じる程度で視力はほとんどないといわれています。そして生後2ヶ月を過ぎたころには色が区別できるようになるそうです。
それでは、いつ頃になったら赤ちゃんにテレビを見せてもいいのでしょうか。先輩ママ、パパに赤ちゃんにテレビを見せた時期について聞いてみました。
Q.赤ちゃんにテレビを見せたのはいつ頃ですか?
一番多かった答えが、生後6ヶ月以前!割と早い段階で赤ちゃんにテレビを見せているご家庭が多いようです。そして1歳未満のうちにテレビを見せたという答えが約7割を占めるという結果になりました。
テレビを見せたきっかけは?
生活の中に溶け込んでいるテレビを「自然な成り行きで赤ちゃんも見るようになった」というご家庭も多いようですが、赤ちゃんにテレビを見せる目的やきっかけはあるのでしょうか。
いつもテレビをつけているため
テレビを見せたきっかけについてのアンケートでは、見せようと思った訳ではなく、ママやパパがテレビを見ているときに赤ちゃんも一緒に見るようになったというきっかけが一番多い答えでした。
家族が見ていたので一緒に
お兄ちゃんやお姉ちゃんがテレビを見ているから、必然的に赤ちゃんも一緒に見るという流れに…2番目以降の子どもあるあるですね。
あやすために
あやしても赤ちゃんが泣き止まないときに、テレビを見せると気分転換になるのか泣き止むというケースが多いようです。
言葉や歌に触れさせる
赤ちゃんが目で物を追うようになったり、いろんなことに興味を持ち始めたらいろいろなことを教えてあげたい!小さな子ども向けの番組や教育用DVDなどがテレビを見せるきっかけになったというママもいました。
理想はいつ?赤ちゃんにテレビを見せるタイミグ
アンケートの結果をみると、みなさん割と早い段階で赤ちゃんにテレビを見せていましたが理想はいつ頃なのでしょうか?
社団法人 日本小児科医会「子どもとメディア」対策委員会の「子どもとメディア」の問題に対する提言によると、2 歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。と記載されています。
テレビが赤ちゃんに与える影響
2歳までは、なるべくテレビの視聴を控えたほうがいいとのことですが、テレビを見ることで赤ちゃんにどのような影響が及ぼされるのでしょうか。
赤ちゃんの視力
テレビに近づいて見たり、暗いところで明るい画面を見ることは大人だってよくないですよね。また、斜めの位置からテレビを見続けることもNG。赤ちゃんの視力は発達途中なので、テレビを見るときは距離や視聴時間に気を付けましょう。
心身の発達の遅れに影響がでることも
テレビを見る時間が長くなることで、外遊び時間が少なくなり運動不足になることも。また、人とのコミュニケーションの機会も少なくなり、言語発達の遅れにつながることも考えられます。
電磁波の影響は?
スマホやタブレット、電子レンジなど私たちの生活の中で電磁波を発するものはたくさんあります。生まれたばかりの赤ちゃんは、大人よりも影響を受けやすいので、長時間近くで触れないようにするなど工夫してみましょう。
赤ちゃんとテレビの上手な付き合い方
赤ちゃんにテレビをなるべく見せないようにすることがベストですが、見せるならルールを決めておくと安心!お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる場合でも赤ちゃんのために家族で一緒に、約束事を決めて協力してもらうのもいいですね。
1日に見ていい時間を決める
テレビをつけっぱなしにするのではなく、終わりを決めてから見ることが大切!
「動画を見る遊びの時間は、「大人が飽きない程度」で十分なのです。一度に見るのは、10~15分程度が理想。長くても30分ぐらいにしておきたいですね」と井桁容子(いげたようこ)先生がHugkumの記事で教えてくれました。
食事中にテレビをつけない
食卓は、家族のコミュニケーションの場でもあります。離乳食の時からながら食べをしてしまうと、食事に集中できなくなってしまいます。授乳中や食事中はテレビをつけないようにしましょう。
家族でルールを決める
赤ちゃんがテレビを見る時間を制限する為には、家族の協力が必要です。赤ちゃんがお昼寝している間に録画しておいたテレビを見るなど工夫してルール決めをするのもいいですね。
Hugkum過去記事もぜひ!参考にしてみてください。
赤ちゃんがテレビ台に近付きすぎないようできる対策
興味がある内容だったり番組の内容に夢中になると、子どもはどうしてもテレビに近づいてしまいがち。テレビの大きさによって、おすすめの視聴距離は異なるので一度確認してみるのもいいですね。テレビを見るときは、部屋を明るくしてテレビから離れて見るようにしましょう。
赤ちゃんや小さな子どもがテレビに近付きすぎない対策方法をいくつか紹介します。
テレビの前にはベビーゲートを
テレビの周りに自立式のベビーゲートを設置して、近付きすぎの防止に!テレビ台の引き出しやリモコンのいたずら防止にもなります。
「ベビーゲートの代わりにテレビの前にテーブルを置いて、距離を保っている」というご家庭の声もありました。
周辺のコンセントもガードする
赤ちゃんは、テレビの周りのコンセントにも興味津々。いたずらや事故防止のためにもコンセントカバーを付けておくと安心です。
工夫しながら赤ちゃんとテレビを楽しもう
テレビを見せないで済むならそれが一番なのかもしれませんが、アンケートの結果でもわかるようにほとんどのご家庭が赤ちゃんにテレビを見せています。
ママが家事をしている間などにテレビをつける場合は、見せっぱなしにするのではなく時々声を掛けながら一緒に視聴するようにするなど、工夫しながら上手にテレビと付き合っていけるといいですね。
文・構成/やまさきけいこ