子どもが幼い時、そしてある程度成長してからもママ・パパの言うことを聞いてくれなくて困ると言う悩みは多いですよね。いつになったら言うことを聞いてくれるの?!と泣きそうになってしまうママ・パパも多いのでは。今回は言うことを聞いてくれない時の対処法や、してはいけないことをまとめました。参考になることがたくさんあるのでぜひチェックして!
目次
子どもが言うことを聞かなくて困った!ママパパの体験談
まずは、4歳〜12歳の子をもつママ・パパ122人にアンケートを実施。子どもが言うことを聞かない!と困るのはどんな時なのか、体験談を教えてもらいました。
勉強や宿題をやらない
一番悩む人が多いのがこちら。でも進んで勉強をする子の方が少ないですよね。
遊びに夢中になりすぎる
遊びに夢中になって、次の行動に移れないことに悩んでいる人も多いはず。思い通りにならなくてイライラしてしまいますよね。
行動が遅い
まだ小さい時にありがちなのが、行動や準備が遅いこと。出かけるときや食事中に、早く早くと急かしてしまうママ・パパも多いのでは。
片付けができない
部屋がおもちゃや勉強道具で散らかっていると、それだけでイライラしてしまうもの。1日に何回も片付けなさい!と怒ってしまう人も多いのでは。
子どもが習い事に乗りきではないとき
良かれと思って習い事をさせても、なかなか思い通りにいかないことも多いですよね。また自分からやりたいと始めたものも、家での練習を嫌がってやらないなんてことも多いよう。
自分の考えや意見を言えない
言うことを聞かないものの、なんで嫌なのかはだんまりということも。ただ黙られてしまうと、解決策もなく困りますよね。
夜更かしする
子どもには、早寝早起きの習慣をつけたいと思っているママ・パパは多いですよね。気持ちいい気分で寝て欲しいのに、なかなか寝てくれなくて怒ってしまうなんてことも。
同じことを何度も注意しなければいけないこと
何度注意しても同じことを繰り返したり、何度も同じことを聞かれると疲れてしまいますよね。
子どもが言うことを聞かないのはどうして?
そもそも子どもが言うことを聞かないのはなぜなんでしょう?理由が分からなければ対処のしようもないですよね。
幼児は目の前の欲求を満たしたいだけ
幼い時期は社会生活のルールや、自分のしていることが周りに与える影響など、まだ考えないですよね。「こうすべき」ということが分かっていないので、大人には言うことを聞かないように見えるけれども、仕方ないのです。だからこそ、「すべきこと」を教えていく必要があります。
親がこうすべきと決めてしまっている
言うことを聞かない頑固、かんしゃく持ちというのは、自分の意思を持っているということ。やりたいのにできないから、かんしゃくも起こす。成長している表れです。言うことを聞かないからやめさせようとしてしまうと、粘り強く頑張ることができなくなってしまうことも。何かに夢中になっているような時には、ある程度、見守るのも大事かも。
言うことを聞かない子への対処法
言うことを聞かない子をどうしたらいいのか、途方に暮れてしまうママ・パパも少なくないですよね。そこで役立つのが、子育てコーチングやペアレントトレーニング。言うことを聞かない子にもやさしく寄り添うことができれば、子どもの困った行動も減っていきます。
承認欲求を満たし、自己肯定感を高めてあげる
子育てコーチングでは子どもの考えや言動を否定せず、一度認めるようにすることが大切とされています。そうすることで、承認欲求が満たされあれもこれも嫌だ言うことはなくなるはず。子供は、親からの「ありがとう」という言葉や「おかげで助かった」と言うような一言で、自分の存在を認められたと嬉しくなります。自分が役に立っていると感じられれば自己肯定感が高まり、言うことを聞かなくて困っていた行動が自然に減っていくことも。
コントロールしようとしないこと
子どもをつい親のいいようにコントロールしたくなること、ありますよね。でも、「◯◯をしなさい」と言われたら大人でも嫌な気持ちになりませんか?子どもも同じです。「〇〇をして欲しいんだけど」とママ・パパの気持ちを伝えてみるとすんなり言うことを聞いてくれるはず。また、「どうしたらいいと思う?」と声をかければ、自分で考える力も身につきます。
注意するときに気をつけたいこと
言うことを聞かないと、注意することがどんどん増えてしまいますよね。でも、これを言っては逆効果、そもそも効果ナシと言うこともあります。一歩立ち止まって考えてみましょう。
「もう知らないから」という言葉がけはNG
言うことを聞いてくれないと言ってしまいがちなのが「じゃあ、もう知らない!」と言う言葉。こんな言葉を言いたくなったら、「やりたかったことを教えて」と声をかけるのが正解。子どもが自分の気持ちを表しやすいように子どもの目線に立って問いかけてみましょう。子どもが何を求めているのか、質問する形で聞いてみると、「自分でやってみたい」「ここの部分は手伝ってほしい」など、コミュニケーションを取りながら、自分の気持ちを表現する練習にもなります。自分の考えや気持ちを表現できる子に育てるには、まわりの大人が、そのチャンスを与える必要があるのです。
なんでも「ダメ」と言ってしまう
子育てコーチングでは子どもの考えや言動を否定せず、認めるようにすることが大切とされています。そうすることで、承認欲求が満たされ、自信がつきます。子どもは、親からの「ありがとう」という一言で、自分の存在を認められた嬉しさにつながります。自分の存在価値を見出すことができると自己肯定感が高まるので、問題視していた子供の行動が、自然に解決していきます。
「分かった?」と繰り返す
子どもに「分かった」と言わせること=「理解させること」ではありません。むしろ口先だけで「分かった」と言うことに。
問いかけながら、子どもの気持ちを引き出してみると、「そんなふうに思っていたんだ……」とハッとさせられることもあります。
言うことを聞いてくれない!という行動は変えられる!
ママ・パパの体験談からも言うことを聞かなくて困った場面はたくさんありましたよね。子育てをしていれば必ず直面する問題とも言えます。だからこそ、親がある程度の知識と愛情を持って子どもに向き合うことが大切。なかなか最初はうまくいかないこともあると思いますが、変えることはできるのでぜひ頑張ってみて!
文・構成/HugKum編集部