新生児の育児は、気をつけることも多く慣れないうちは大変ですよね。それでもしっかり睡眠を取ってくれれば、産後疲れのママでもきちんと寝られて体力が回復できるはず。でも、そんな時期に昼夜逆転してしまって、夜になると寝てれくれないという赤ちゃんもいるよう。今回はそんな経験をしたママ・パパたちの体験談や昼夜逆転してしまう理由・対策などをまとめました。
目次
新生児が昼夜逆転してしまうのはなぜ?
生まれたばかりの赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごします。でも体内時計はまだ未熟なので、浅く短い睡眠で寝たり起きたりを繰り返しています。そのリズムが整って来ないと、昼夜逆転してしまうことは珍しくはないのです。
昼夜逆転を経験したママパパの体験談
では、実際に赤ちゃんが昼夜逆転してしまったという人がどのくらいいるのか、0〜2歳の子を持つママ・パパにリサーチ。またその体験談を聞いてみました。
Q.赤ちゃんの生活リズムが昼夜逆転してしまったことはありますか?
約1/3のママ・パパが昼夜逆転を経験していました。また明確ではないものの昼夜逆転していないと言い切れない人たちをプラスすると約半数に。多くのママ・パパが夜にちゃんと寝てくれないと感じているようです。
昼夜逆転のママパパ体験談
赤ちゃんの体内サイクルが整っていない新生児期は特に昼夜逆転がつらかったというママ・パパが多いよう。特にママは産後の疲れが残っているときついですよね。
赤ちゃんが夜通し寝るようになるのはいつから?
赤ちゃんによってタイプは異なりますが、生後5ヶ月〜8ヶ月頃には、1日の睡眠時間が13~14時間程度になってきます。夜も6~8時間連続して眠るようになり、昼と夜の区別がはっきりしてくる時期。しっかり夜に寝るようになるのには時間がかかるようです。
新生児の昼夜逆転の効果的な治し方
新生児が昼夜逆転してしまうと、その後もずっと続いてしまうこともあるので、なるべく早く治したいもの。どんな治し方があるのかまとめてみたので、困っているママ・パパはすぐに取り入れてみて!
夜は部屋を暗く
新生児期は昼間も寝ることがほとんどなので、赤ちゃんが眠そうにしたら寝かせてあげるのが正解。ただ、夜に寝ることを身につけるのには明るさが肝心。昼間に寝る場合には部屋を暗くしないこと。逆に夜寝るときには部屋を暗くすることで、昼夜の睡眠サイクルが身についてきます。
夜はしっかり授乳・オムツ替えをしておく
新生児期の赤ちゃんが起きるのは、喉が渇いた、オムツが濡れているなど不快な状況になったときです。なるべくその状態にならないように、夜に寝かせる前は授乳やオムツ替えをして準備万端、整えておきましょう。部屋の温度を快適に保っておくことも大切です。
沐浴は夕方遅めにする
人間は夜寝るときには、体温が低くなっていくと眠りに入るようにできています。赤ちゃんもそのサイクルを利用し、沐浴を夕方遅めにします。例えば、19時に寝かせたいなら17時半頃に体温が上がる沐浴→お風呂後のケア→授乳、としていくと、自然に体温が下がり眠りにつきやすくなるのです。
赤ちゃんを昼夜逆転させないための対策
完全に昼夜逆転してしまうと大変なので、そうなる前になんとか対策を打っておきたいですよね。昼夜逆転してしないというママ・パパも取り入れておくと安心です。
朝はカーテンを開けて日差しを浴びる
朝に日差しを浴びることで、夜にきちんと眠くなるホルモンが分泌されます。このホルモンが出ていると出ていないとでは大違い。まだ寝ているからと暗いままにしておかず、しっかり早起きして朝日を浴びましょう。
寝る前は静かに過ごす
寝る前まで元気に遊んでいると脳が覚醒してしまうことに。興奮してしまった状態ではなかなか眠りにつけないですよね。お風呂から上がったら、ママ・パパも静かな声で話しかけるようにし、赤ちゃんが落ち着けるような空気を作ってあげましょう。
お風呂上がりは明かりを暗めに
お風呂から上がったら、明かりは暖色系などの暗めにします。大人でも暗めな空間にいると眠くなってきますよね。赤ちゃんに眠る時間だよというサインを送ってあげるのが大切です。
昼夜逆転しないためのルーティーンを
昼夜逆転の解消法、対策について分かりましたか?難しいものではなく、夜寝るための儀式としてルーティーン化してしまえば簡単ですよね。そして夜眠るためには朝から昼間の心がけも大事。赤ちゃんが自然に夜眠れるように1日の流れを作ってあげましょう。
文・構成/HugKum編集部