赤ちゃんのつたい歩きはいつから?早いor遅いと心配なことは?ひとり歩きまでの過程や注意点

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壁やテーブルにつかまったまま移動する、赤ちゃんの「つたい歩き」。他のおうちの子に比べてはじまるのが早かったり遅かったりすると、心配になってしまうこともありますよね。また、どうしたら上達するのか、効果的なアイテムがあるのかなども気になるところではないでしょうか。

そこで今回は、赤ちゃんのつたい歩き事情をリサーチ! 生後何ヶ月くらいから赤ちゃんのつたい歩きがはじまったのか、ママパパを対象に行なったアンケートの結果をまずはお伝えします。あわせて、開始時期が早いか遅いかによって考えられる懸念点とその真相や、つたい歩きからひとり歩きがはじまるまでの過程、はじまったら注意したいポイントも解説。さらに、赤ちゃんのつたい歩き・つかまり立ちを楽しくサポートしてくれる便利なアイテム&おもちゃもご紹介します!

つたい歩きとは? つかまり立ちと 区別する基準は?

つかまり立ちとつたい歩き、意外と判断が難しいこともありますよね。

「つかまり立ち」とは、壁やテーブルにつかまって立つこと。「つたい歩き」は、 壁やテーブルにつかまり立った状態から手や足を動かし移動することを指しています。もしも赤ちゃんがつかまり立ちの状態から一歩、二歩、と踏み出すことができるようになったら、「つたい歩きができるようになった」といえます。

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赤ちゃんのつたい歩きはいつごろ?

ハイハイやつかまり立ちを習得すると、次第にはじまるつたい歩き。生後何ヶ月くらいで赤ちゃんのつたい歩きがはじまったのでしょうか? ママパパを対象に、赤ちゃんがつたい歩きをはじめた時期をアンケート調査してみました!

Q.赤ちゃんがつたい歩きしたのはいつごろですか?

アンケートで多かった回答では、1位は「〜1歳」(38.8%)。次に、2位が「生後9ヶ月未満」(31.4%)、3位が「〜1歳3ヶ月」(14.9%)、4位が「2歳以降」(6.6%)、5位が「〜1歳6ヶ月」(4.1%)という結果に。1歳になるまでにできるようになった赤ちゃんが3分の2以上を占める一方で、2歳を過ぎてからできるようになったという回答も散見されました。

開始時期の目安は生後10ヶ月ごろ。大幅に個人差が見られることも

つたい歩きの開始時期の目安は、一般的には生後10ヶ月ごろといわれています。ただし、赤ちゃんの足腰の筋力の発達や、意欲も大きく影響してくるので、大幅に個人差が見られることも珍しくありません。早くても遅くてもいつかははじまるもの。なので、心配しすぎなくても大丈夫です。

次の発達は?つたい歩きから歩くまでの過程

つかまり立ちやつたい歩きを繰り返していくうちに、足腰を中心に全身の筋力や平衡感覚が鍛えられ、次はひとりで歩く「ひとり歩き=あんよ」が次第にできるようになります。
つたい歩きができるようになったばかりのころは、テーブルや壁を両手でつかんでいる子が大半ですが、次第に片手を放せるように。そして、「ひとりで歩いてみよう」という意欲が出てくると、そのうちに「あんよ」がはじまります。

つたい歩き→ひとり歩きの過程にも個人差はあり

ただし、つたい歩きがはじまった時期や筋力の付き方、赤ちゃんの性格や環境によっても、ひとり歩きがはじまるまでの過程や期間は異なります。なかにはなかなかひとり歩きがはじまらない子もいれば、つたい歩きをはじめてすぐにひとりで歩けてしまう子もいるようです。

つたい歩きが早過ぎると心配なことは?

そんなつたい歩きですが、時には「早い/遅いと○○○になるって本当?」といった心配の声が上がることも。 ここでは、まずは「つたい歩きが早かった場合」に心配されている事柄について、その真相を解説いたします。

足腰を痛めるって本当?

赤ちゃんのつたい歩きが早すぎると「足腰を痛めてしまう」という話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。たしかに、まだ身体が未発達な状態でつたい歩きをはじめると、上半身を支える足腰に負担がかかってしまいそうなイメージがありますよね。けれども、過剰な心配はいりません。

つたい歩きをしはじめるのは、月齢に関係なく、ハイハイやつかまり立ちの繰り返しによって赤ちゃんの筋力が鍛えられた証。むりに練習をさせたり、歩かせようとすると身体の負担になることもあるかもしれませんが、赤ちゃんが自分の意志ではじめたのであれば問題はありません。

つたい歩きが早すぎてO脚になるって本当?

また、なかには「つたい歩きが早いとO脚になる」という噂も。O脚とは、両膝が外側に曲がってしまい、両足の内くるぶしをそろえても左右の膝と膝との間に隙間ができてしまう、というもの。しかし、赤ちゃんは大抵の場合、生まれつきO脚。つたい歩きの開始時期が影響したものではありません。歩行をはじめてから3歳を迎えるころまでに少しずつつ脚がまっすぐになっていくので、こちらも同様に心配無要です。

ただし、しっかり見守る必要はあり

赤ちゃんのつたい歩きの開始時期が早いからといって、身体的な面で過剰に心配する必要はありません。

ただし、たとえば生後8ヶ月でつたい歩きをはじめた赤ちゃんは10ヶ月の子よりも足腰の筋肉が未発達なので、その分、転倒のおそれが高いことはたしか。ママやパパが十分に注意して見守ってあげましょう。

つたい歩きをしない、遅いと心配なことは?

逆に、つたい歩きをなかなかしないことで心配されがちなこともあるようです。赤ちゃんのつたい歩きの開始時期が遅いことで抱かれがちな懸念点について、その真相を解説します。

「運動神経が悪くなる」、「その後の発達も遅くなる」に根拠はない

なかには、「つたい歩きやひとり歩きが遅いと運動神経が悪い子に育つ」「ほかの発達も遅くなる」という話を聞いたことがあるママやパパもいるかもしれません。しかし、実際にはその説に根拠はなく、大きくなってからの運動神経と、赤ちゃん時代の発達のスピードは関係ありません。

あまりにも遅すぎて心配な場合は専門家に相談を

赤ちゃんのつたい歩きがなかなかはじまらないと、もしかして発達障害? と考えることもありますよね。先述してきた通り、赤ちゃんの運動発達には個人差があります。さらに、環境や性格も大きく関係してくるため、つたい歩きがなかなかはじまらないからと言って、発達障害があるかどうかは一概に判断できません。心配しすぎる必要はありませんが、あまりにも遅すぎたり他にも気になることがある場合は、一度専門家に相談してみましょう。

目を離さないで!つたい歩きを始めたら気をつけたいこと

つたい歩きがはじまったら、赤ちゃんのできること・楽しめることがたくさん増える反面、危険なことや心配なことも同時に倍増してしまうもの。ご家庭で十分に気をつけながら、赤ちゃんの安全を守ってあげましょう。ここでは、赤ちゃんがつたい歩きをはじめたら気をつけておきたいことをまとめました。

転倒に注意して対策する

つたい歩きをするようになっても、赤ちゃんの筋力や平衡感覚はまだまだ未発達。なにかにつかまっていても転倒はしやすいものです。転倒してしまったときのことを十分に考慮し、床や周囲に危ないものはないか、しっかり注意しましょう。電化製品のコードなども、赤ちゃんがひっかかってしまうおそれがあるので、床には散らばらないように。また、転んでも痛みを軽減できるように、赤ちゃんの行動範囲にはベビーマットを敷いてあげるのが理想的。

誤飲や窒息の危険があるものは遠ざける

つかまり立ちやつたい歩きができるようになると、視界が一気に開けるので赤ちゃんの好奇心が刺激されます。さらに、手が届くものも増えるので、その分赤ちゃんの誤飲や窒息のおそれも倍増。テーブルや棚の上など、赤ちゃんの手が届く場所には危険なものは置かないようにしましょう。

つねに目を離さない

赤ちゃんには、まだ周囲にあるものが危険かどうかを判断することができません。ママやパパが十分に気をつけているつもりでも、思わぬトラブルが起こってしまうことも。赤ちゃんの周辺環境に危ないものはないかしっかりと注意しつつ、赤ちゃんからはつねに目を離さないようにしましょう。

つたい歩きやつかまり立ちにおすすめ おもちゃ&アイテム7選

つたい歩きやつかまり立ちを赤ちゃんに練習させる必要はありませんが、遊びながら楽しく身体が鍛えられるのなら、それに越したことはないですよね。

ここでは、先輩ママ&パパに聞いてみた、つたい歩きやつかまり立ちにおすすめのおもちゃやアイテムをご紹介します! 赤ちゃんの意欲を刺激する楽しい仕掛けがあるものから、シンプルなもの、意外なものまで、さまざまなアイテムが集まりました。

アンパンマンよくばりビジーカー

3種類の使い方ができる、アンパンマンのモチーフがかわいいビジーカー。ママやパパが押してあげる乗り物としても、赤ちゃんのつかまり立ちをサポートする押し車としても、足こぎ乗用としても大活躍! 車体には、歯車やドラム、カギ、窓、レバーなど子どもが喜ぶ遊びの機能付き。さらに、クラクションやアンパンマンのボイスなど、音を鳴らして楽しむこともできます。さまざまな使い方で長い間たのしめる大人気のおもちゃです。

対象月齢は10ヶ月以上。

「アンパンマンが好きだったので、積極的に使ってくれたし、手押し車としてもいいし、座って足で漕げるようになってからも使えて、4歳くらいまで長く使えました。」(40代・愛知県・子ども1人)
「アンパンマンの車は子どもも喜ぶし、座っても遊べるし押しても遊べるのでおすすめ」(30代・福岡県・子ども3人)

アンパンマン 変身ウォーカー

アンパンマン好きの赤ちゃんには、こちらのへんしんウォーカーもおすすめ。車体には、音や光、アクションをとおして手足の発達をうながすおもちゃ付きで、ビジーボードとしても活用できます。組み替えれば、ウォーカーや、足こぎ用の乗り物に変身! アンパンマンたちが「おさんぽしようよ!」「こっちこっち!」と応援してくれるユニット付きで、赤ちゃんのつたい歩きがもっと楽しくなるはず。

対象月齢は8〜48月ヶ月。

「大好きなアンパンマン で遊びも歩きの練習もできて良かった」(30代・神奈川県・子ども2人)
「押してたくさん歩くので、良い練習になる」(40代・神奈川県・子ども2人)

ベビーサークル

アンケートには、おもちゃと同様に「ベビーサークル」も赤ちゃんのつかまり立ちやつたい歩きに効果的だったという声が寄せられました。赤ちゃんが体重を預けてもぐらつかないような頑丈なベビーサークルなら、行動範囲も守られて安心!

「それでつたい歩きした」 (40代・東京都・子ども1人)
「赤ちゃんを一時的に置いておく場所にも便利」(30代・愛知県・子ども2人)

森の汽車ポッポ

ひとつひとつ丁寧につくられた、木のおもちゃシリーズMOCCOのおもちゃ。手押し車としても、乗用のおもちゃとしても遊べます。動かすと「ポッポッ」と音が出るので、移動したい気持ちが刺激されそう。あたたかみがある素材で、お部屋に飾っておくだけでも雰囲気大。

対象年齢は1歳5ヶ月〜。

「走るとポッポポッポと音が出て楽しい。」(40代・福島県・子ども3人)

あんよつよい子ウォーカー

赤ちゃんのつたい歩き、あんよを安全にサポートしてくれる心強いウォーカー。赤ちゃんに合わせてスピードを調整できるダイヤルが特徴! 転倒防止ストッパー付きで、角が丸い設計になっているので、もし赤ちゃんが転んでしまっても危なさ軽減。フローリングの傷防止に、タイヤにクッションが付いているのもママやパパにうれしいポイントです。

対象年齢は生後8ヶ月頃~2歳頃まで。

「丸い設計なので安全」(40代・北海道・子ども4人)

ベビージム

アンケートには、ベビージムがつかまり立ちやつたい歩きに役立ったという声も。こちらの商品は、赤ちゃんのねんねからおすわり、つかまり立ちまで長く遊べるベビージム。音が鳴る動物の人形が赤ちゃんの興味を引いてくれます。丈夫な設計なので、赤ちゃんが体重をかけても安心。長く遊べる優れものです!

対象月齢は生後2ヶ月〜。

「赤ちゃんが興味をもてる仕掛けがある。」(40代・愛知県・子ども2人)

スキップホップ

赤ちゃんの発達段階にあわせて3つの使い方ができるプレイテーブル。真ん中に入ればバウンサーとして座れて、軽くスキップやジャンプもできます。テーブルには赤ちゃんが夢中になるおもちゃ付きで、つかまり立ちができるようになったら外周をぐるぐるまわりながらおもちゃで遊べます。また、組み替えればチョークでお絵かきできるブラックボード付きのテーブルにも変身。見た目もかわいく、赤ちゃんの好奇心をたくさん刺激してくれるおもちゃです。

対象月齢は生後5ヶ月〜。

「安定している」(30代・千葉県・子ども2人)
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赤ちゃんのペースで、日々の成長を楽しみましょう

ここまで、赤ちゃんのつかまり立ちについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか? 赤ちゃんのつかまり立ちは、他の発達段階とおなじように個人差があるもの。無理に抑えたり強いたりはせずに、赤ちゃんのペースを尊重しながら、日々の変化や成長をいっしょに楽しみましょう!

構成・文/羽吹理美

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