子どもの夏休み、親が疲れる理由は?乗り切り方をママ・パパにリサーチ!

子どもが夏休みだとなんで疲れてしまうのかを調査すべく、3歳~12歳までの子を持つママ・パパにアンケートを実施。どんな時に疲れてしまうのか、疲れないコツはあるのか、正直な気持ちを聞いてみました。

子どもが夏休みだと 正直、親は疲れる?

もうすぐ始まる夏休み。夏休みと聞くだけで気が重くなってしまうなんていうママ・パパも少なくないですよね。毎日子どもの世話をしたり、大量の宿題を見たり、疲れてしまう要因はさまざま。

Q.夏休み期間は「正直、いつもより疲れる」と感じますか?

Q.夏休み期間は「正直、いつもより疲れる」と感じますか?

・はい…71.4%
・いいえ28.6%

3歳~12歳までのお子さんがいるママやパパに、お子さんの夏休み期間にいつもより疲れを感じるかアンケート調査したところ7割以上が「はい」と回答しました。

子どもの夏休みに疲れる理由で多いのは?

続けて、子どもが夏休みだとどんな疲れが出てくるのか、また疲れないためのアイディアをママ・パパにリサーチしました。ぜひ夏休みの過ごし方の参考にしてみて!

Q.お子さんの【夏休み中】に「疲れる」「大変だ」と思う項目を全て選択してください。 (複数選択)

疲れる理由はみなさん、ほとんど共通していることが分かりますね。いつもの時間とは違いイレギュラーなことに疲れを感じしてしまうことが多いよう。次からは具体的な理由を聞いてみました。

1位:食事の準備

ダントツの1位はやはり食事の準備でした。特に昼食の負担が大きく、学童利用の場合でもお弁当の準備が必要、栄養バランスも考えなければいけないなど、メニューが浮かばなくなるということも多いですよね。食材も必要でスーパーに行く回数が増えたり、1日中キッチンにいる…という人も多いのでは。

「3食考えなくてはいけなくて、レパートリーがなくなりそう」 (30代・東京都・子ども2人)
「毎日3食料理して片づけるのが疲れる」 (40代・京都府・子ども2人)
「常に何か食べたいがあるので何を食べさせるか迷う。退屈と言われると何かさせなくちゃと思う」 (30代・広島県・子ども1人)
「学童に預けるのに毎日お弁当の用意をしなければならないから」 (40代・神奈川県・子ども2人)

2位:子どもと遊ぶ・遊ばせる

1ヶ月ちょっともの間、毎日家にいる子どもと遊んだり、遊ぶ予定を立てるだけで疲れるという人もかなり多いですね。暇と言われないように、何か思い出を作ってあげないと、なんて思うと気持ち的にも焦るもの。幼稚園児などの低年齢のお子さんであれば、ずっと遊びの相手が必要となり、限られた時間で家事など他のことをしなければならないことも、いつもより負担が多く感じますね。

「遊びに連れて行くことが疲れる」 (40代・埼玉県・子ども2人)
「幼稚園に行かないのでずっと相手をしなくてはいけないので自分の時間がなくなるから 」(40代・栃木県・子ども1人)
「暇と言われないように、どこかに連れて行ってあげたいから」 (30代・熊本県・子ども2人)

3位:自分の時間がない

子ども中心の生活にならざるを得ないので、自分の時間がないと感じる声も多いです。仕事から帰ってきて一息つく間もなく、食事の準備に取り掛かったり、お仕事の都合で夜勤明けに子どもを送り出してから睡眠時間を確保していた人は、寝ることができないとの悲痛な声も。

「1人の時間が全くなく、帰宅後ゆっくりできない状態のまま、ご飯の支度や片づけをしなくてはならない」(40代・静岡県・子ども2人)
「自分は日曜日に夜勤に入っているので、月曜日は夜勤明け、 普段は学校に出したら寝る時間を取れるけど、長い休みに入るとなかなか寝る時間を確保できない」 (40代・北海道・子ども3人)
「自分の時間がなくなるのと、生活リズムが崩れてくるため」 (40代・東京都・子ども1人)

4位:家事がいつもより増える

お子さんの遊び相手をして家事が捗らなかったり、毎食の準備や後片付けなどの負担がいつもより多く感じる人も多数です。子どものペースにあわせて思うように家事を進められないことに、もどかしさを感じますね。

「子どもと接する時間が長くなって家事が捗らなくなって自分の時間がなくなったりする。家事が増えてやることが多くなって疲れる」 (30代・京都府・子ども2人)
「起きる時間にばらつきがあり、家事がまとめて出来なくてなかなか終わらない」 (40代・北海道・子ども2人)
「子どもが家にいると纏わりつかれて家事がしづらく、子どもがずっと喋っているので耳が疲れる。買い物もついてきたがるので一人より時間がかかる。ずっと遊びに付き合わされて休む間がない。危なっかしいので目が離せないから」 (40代・兵庫県・子ども1人)

5位:生活リズム変化や管理

朝寝坊や昼夜逆転してしまわないように、お子さんの生活リズムの管理に苦労する声も聞こえてきます。また、お子さんの夏休みに面倒を見てくれる助っ人や、学童などの利用ができない場合は、在宅勤務など調整に気苦労を感じるママパパも。

「会社の出社・在宅の調整をしなくてはならず会社に気を遣うから」 (30代・大阪府・子ども2人)
「子どもが休みダレしない様に発破をかけ続けなければならないから」(50代・埼玉県・子ども2人)
「自分の時間がなくなるのと、生活リズムが崩れてくるため」 (40代・東京都・子ども1人)

6位:自由研究や宿題をみる

低学年であれば宿題を1人でこなすのは難しく、高学年になっても自由研究や読書感想文の進捗管理・手伝いはまだまだ必要ですよね。たくさんの宿題を親も一緒に見なければいけなくて疲れるという人が多いよう。

「特に自由研究。何をやったら良いか悩む」 (50代・青森県・子ども3人)
「宿題が大変。 親は仕事なのに」 (30代・埼玉県・子ども4人)
「夏休みの宿題が多すぎる」 (30代・栃木県・子ども3人)
「暑さが苦手なので、そこに子どもの食事準備や宿題の管理が増えることが大変」 (40代・神奈川県・子ども2人)

7位:子どもの身の周りのお世話

四六時中家にいる子どもの世話をするのも相当な負担ですよね。家にいると暇でママ・パパにくっついて回る子も。

「自分時間が持ちにくい。 子どもの世話や遊ばせるなど四六時中いるので疲れる」 (40代・滋賀県・子ども1人)
「子どものお世話」 (40代・神奈川県・子ども1人)
「トイレに行くのにもついてきたりストーカーになるので」(30代・埼玉県・子ども5人)
「気疲れ」(40代・群馬県・子ども2人)

8位:兄弟(姉妹)ゲンカの仲裁

兄弟姉妹がいる家庭は、ケンカに疲れるという人が多いよう。子どもがわめていると、その声だけで疲れるという気持ち、分かりますよね。ひどいケンカになった時の仲裁も大変です。

「常に子ども2人がいてケンカばかりで大変」 (30代・山口県・子ども2人)
「昼ごはんまで用意をしなくてはならず、兄弟喧嘩が日中絶えないこと」 (30代・福岡県・子ども2人)

9位:習い事や学童の送迎

夏休みに出かけることが多くなると時間のやりくりや、送迎時間の確保もタスク管理のひとつ。負担に感じる声が聞こえてきます。

「学童に行くとお弁当を準備しないといけないし、送迎もあるから。 平日は仕事していてどこも連れていけないので、週末どこか連れて行かないとかわいそうに思う」 (40代・栃木県・子ども3人)
「出かけることが増える」 (30代・千葉県・子ども3人)

その他

その他の理由では、金銭的な負担も聞こえてきました。物価高が続く状況で、夏休みの食費の増加や、金銭的な理由からどこかへ連れて行ってあげたくてもできないという切実な声も。

「生活費の負担。長期休みは給食がないので1日3食いるから大変。 ただでさえ生活に余裕がないのに、物価高もあって1日3食の食費が負担に感じる。 余裕がないからどこかに連れて行ってあげる事もできないから夏休みが終わった後に学校で夏休みの思い出とかを子どもが聞かれるのも、なんだかな…って感じる」(30代・大阪府・子ども3人)

疲れない夏休みに!おすすめの過ごし方

疲れない夏休みにするためにいろいろと工夫をしているママ・パパも多いよう。子どももメリハリがついたりとメリットにもなるようです。

夏休みの宿題がはかどるイベントに参加する

手のかかる自由研究をサポートするようなイベントは夏休み中にあちこちで開催されているもの。参加させれば、子どもも楽しく、自由研究もできて一石二鳥。ママ・パパの負担も減りますよね。

「工作や自由研究などのベントに参加する」(30代・奈良県・子ども2人)
「なるべくイベントなどで、宿題が終わるようにする」(30代・千葉県・子ども2人)
「無料でやっている工作イベントに出席する」(40代・新潟県・子ども1人)

習いごとや児童館に行かせる

習い事や夏期講習、児童館などでも夏休み向けのイベントをやっていたりしますよね。近所であれば子どもも行きやすいので、友だち同士で行かせるなどもできますよね。

「夏だけの講習やスイミングスクールなど、習い事に行ってもらう」(40代・神奈川県・子ども2人)
「学校や地域(児童館、図書館など)が提供してくれる子ども向けのクラスやサービスを利用する」(40代・埼玉県・子ども3人)

子どもに自分のことは自分でしてもらう

時間がたくさんあるからこそ、自分のことは自分でするという習慣を身につけるきっかけにもできるという声も。自主的に勉強をしてくれたり、時間の管理ができるようになると学校が始まってからも役立ちますよね。

「自分の事は、自分でさせる。 朝、宿題を終わらせる」(40代・宮城県・子ども2人)
「なるべく子どもにやらせる」(30代・埼玉県・子ども2人)

子どもに家事を手伝ってもらう

積極的に家事を手伝ってもらうという声も。家事を全部親がするのは大変だということも知ってもらいたいですよね。そして、子どもも楽しめるお手伝いも実は結構あるものです。

「子どもの遊びに付き合って自分の時間が減る分として、子ども達に家事を分担してもらう」(30代・東京都・子ども2人)
「昼ご飯の準備を子どもと一緒にする」(40代・山梨県・子ども2人)
「子どもの興味を引く料理を一緒に作る」(50代・奈良県・子ども4人)

工夫してひとりの時間をつくる

子どもがひとりで遊べる時間を作り、その間はママ・パパも自分時間というようにすると、少しの時間だとしても気分も体も休まるはず。

「おやつ時間や、少し昼寝させてもらうなど、自分時間を少しだけでも取る」(30代・福岡県・子ども4人)
「ゲームやYouTubeを見せる。 絵を書かせる、レゴを与えるなど長時間集中してできるような事をさせる」(40代・神奈川県・子ども1人)
「ごほうび的な子どものパソコンタイム。子どもも静かに過ごせるし、大人もゆっくりできる」(40代・東京都・子ども1人)

頑張りすぎない

毎日きちんと生活しないと、と思うとかなり負担に感じてしまうもの。たまには食事も手抜きでいいか、などと考えれば、ラクな気持ちで過ごせるよう。

「お昼はおにぎりのみ持参で、朝から外出する。お昼過ぎまで楽しいことをして遊んできて、夕方早めに帰宅して、夕飯を早めに食べさせて夜は早く寝せる。 何日かに一度は、そうやって過ごして親子ともにリフレッシュする」(40代・東京都・子ども2人)
「頑張りすぎない。 家から出ない日があっても、菓子パンだけのお昼があってもいい」(40代・神奈川県・子ども1人)
「昼ご飯は冷凍食品を使い少しでも楽をする。昼寝をする」(30代・愛知県・子ども2人)
「食洗機を使ったり、ルンバを使ったり、自動でできる家電を使う」(40代・岡山県・子ども2人)

長い夏休みはメリハリをつけた過ごし方が疲れないコツ

長い夏休みは、毎日同じサイクルで過ごしていると疲れも大きくなってしまうもの。時には子どもをイベントごとに参加させたり、親が手を抜くことがあったりと子どもも大人もメリハリをつけた過ごし方をすることで、親も疲れない夏休みにできるはず!今年の夏休みはぜひいろいろと工夫して、楽しい夏休みにしてくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

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