出産に向けて欠かせない、赤ちゃんの寝床の準備。ベビーベッドは必要? それともなにかで代用できる? 購入は? レンタル? 二人目にも用意するべき? 悩みはじめると案外キリがないものですよね。
今回は、そんなベビーベッド事情を徹底リサーチ! ベビーベッドの要不要や入手方法、代用アイディア等を先輩ママパパにアンケートの上、集まった回答をまとめました。
先輩ママパパにアンケ!ベビーベッドはいる?いらない?
ベビーベッドが必要かどうか、お悩みのママパパは多いはず。ベビーベッドは赤ちゃんを床のほこりやダニから守れて衛生的である一方で、使える時期が限られていたり置くスペースが必要だったりと、その要不要の判断が難しいものです。
先輩ママパパはどのような理由から、ベビーベッドの必要/不要を判断したのでしょうか? アンケートに集まったご意見をご紹介します。
ベビーベッドは必要派のご意見
ベビーベッド必要派のママパパから多く寄せられたのが、赤ちゃんの安全面・衛生面を気遣う声。ベビーベッドがあれば、まだ幼い上の子やペットがいるご家庭でも、赤ちゃん専用のスペースを設けられるので少しは心配も減りますね。
ベビーベッドは不要派のご意見
ベビーベッドを用意しなかったママパパからもさまざまな理由が寄せられましたが、なかでも目立ったのが「ママと赤ちゃんが隣り合わせで眠れたほうが、授乳が楽」「そばにいたほうが安心する」といった声でした。
部屋にベビーベッドを置くスペースがない等、物理的な理由で用意を断念したご家庭も少なくないようです。
ベビーベッドの入手方法は?
購入、レンタル、もしくは他の方法…? ベビーベッドは入手方法にもさまざまなパターンが想定できますよね。では、先輩ママパパはどのような方法でベビーベッドを準備したのでしょうか。それぞれの方法に至った経緯や理由をお聞きしました。
購入
赤ちゃんには新品のものを与えたい、うちの赤ちゃんだけのベッドを用意したい。そんな思いから、たとえ後に不要になるとしても購入を選んだという方が見受けられました。二人目、三人目を考えているご家庭でも、購入しておくと再び準備する手間が省けます。
譲ってもらう
赤ちゃんの成長に伴い、ゆくゆくは使うシーンがなくなってしまうベビーベッド。簡単に処分できるものではないので、使用していないベビーベッドがご自宅にある方にとっても、誰かに引き取ってもらえると助かるものかもしれません。ベビーベッドがある、けれども使っていなそう…そんなご親戚やご友人が周りにいる方は、一度声を掛けてみると案外良い返答がもらえるかも…?
レンタル
レンタルを選んだママパパの主な理由としては「必要な期間が短い」「使わなくなってから邪魔になってしまう」が挙げられています。赤ちゃんが月齢を重ねてハイハイやつたい歩きがはじまると、動き回れるスペースが必要になることからも、もしもスペースに余裕がなければ期間が定められたレンタルがおすすめです。
二人目の子のベビーベッドはどうする?
ベビーベッドに関するお悩みのなかでも「二人目の子のベビーベッドをどうするか」問題に、ママやパパは頭を抱えがち。上の子と下の子の年齢が近かったり、上の子が部屋中を走り回る元気なタイプだったりすると、ちょっと心配ですよね。
先輩ママパパは二人目の子の寝床をどうしていたのか、アンケートで聞いてみました。
上の子は大人と、下の子はベビーベッドで寝る
まずご紹介するのが、「上の子は大人といっしょに、下の子はベビーベッドで眠る」というもの。ベビーベッドがすでにある(もしくは用意する)必要がありますが、下の子の安全を確保しつつ、上の子も安心感を得つつ眠られる、快適なフォーメーションです。
二人ともベビーベッドで寝かせる
なかには「それぞれにベビーベッドを購入した」というご家庭もありました。その分、費用がかさみスペースも必要になりますが、それぞれに専用の寝場所があれば思わぬ事故も防げて安心です。
下の子は大人のダブルベッドでいっしょに
下の子は大人といっしょにダブルベッドで眠っていたというパターンもありました。赤ちゃんと添い寝ができると、夜間の授乳やオムツ交換の際に楽ですよね。
ただし、大人のベッドは赤ちゃん用の寝具と違って柔らかく、思わぬ事故につながる可能性があります。大人用のベッドで添い寝をする際は、ベッドインベッドを導入するなど工夫をして、赤ちゃんの安全には十分に気を配りましょう。
床に布団を敷いて家族全員で寝る
また、家族全員で布団を敷いて川の字になって寝るというご家庭も。赤ちゃんの夜間の状況を家族全員が把握し、育児に参加できるのが良いですね。赤ちゃんには赤ちゃん用の寝具を用意できると安全です。
下の子は赤ちゃん用の敷布団で寝る
上の子は大人たちといっしょに。赤ちゃんにはベビーベッドは用意しないものの「赤ちゃん用寝具」を用意して眠らせていたというパターンも寄せられました。ベビーサークルを使ったり、工夫をすれば十分に事足りそうですね。
ベビーベッドを使わない場合の代用法アイデア
ベビーベッドを用意しなかったご家庭ではどのようなものを代用していたのか、その方法についてもアンケート調査をしてみました。先輩ママパパから集まった代用案をアイデア別にご紹介します。
ベビーサークルを使う
ハイハイや伝い歩きがはじまってからもしばらく使えるベビーサークル。赤ちゃん用の寝具を床に敷いて、その周りをベビーサークルで囲えば、立派な赤ちゃんの寝床が完成します。赤ちゃん専用のスペースを設けられるので、この方法を試しているご家庭は多いようです。
長座布団で寝かせる
なかには、長座布団を赤ちゃんの寝具に代用していたママパパも。やわらかい材質のものだと沈み込んで窒息してしまうおそれがあるので、固めのものや、赤ちゃんの使用を推奨している商品を選びましょう。
バウンサー
日中の一時的な寝床としては「バウンサーをサブベッドとして利用していた」という声も寄せられました。バウンサーは自然な揺れで赤ちゃんを寝かしつけられる便利なアイテム。夜間の長時間にわたる睡眠には使えませんが、お昼寝や、ワンオペ時に一時的に赤ちゃんを寝かせておく際に重宝されているベビーチェアです。
クーファン
ちょっとしたお昼寝時のサブベッドとしては、クーファンもママパパたちからの人気を集めています。クーファンならシチュエーションに合わせて簡単に室内を移動が可能。赤ちゃんを寝かせたままでも移動できて、とっても便利なアイテムです。かわいいデザインが豊富な点もクーファンの魅力。
ベッドインベッド
夜間にママやパパと同じベッドで赤ちゃんを眠らせる場合は、ベッドインベッドの使用がおすすめ。ガードが付いた小さなベッドインベッドなら、ベッドの一画に置くだけ。自分の寝返りを気にせずに、安全かつ気軽に添い寝ができます。
快適&安全でお世話もしやすい寝床づくりを!
ここまで述べてきたように、ベビーベッドを使わなくても、赤ちゃんの寝床にはさまざまなものが代用できますね。最適な寝床のつくり方は、お部屋の間取りやご家庭の事情ごとに異なります。ぜひ、今回ご紹介した先輩ママパパのご意見を取り入れつつ、ご家庭に合った、快適&安全でお世話もしやすい寝床を模索してみてくださいね。
構成・文/羽吹理美