遊びの中で使える子ども用のはさみ。2~3歳になると、入園準備ではさみを持たせるご家庭が多いようです。商品によって刃の素材やデザインが異なります。しっかりと安全に配慮されたはさみは、お子さんのはさみデビューにもおすすめです!
子ども用はさみの選び方
子ども用はさみには、刃の素材や安全性によってさまざまな種類があります。お子さんの年齢や性格、慣れ具合を考慮して選んであげることが大切です。
刃の素材で選ぶ
子ども用のはさみには、プラスチック製と金属製の主に2種類の商品が販売されています。プラスチック製のはさみは指を切りにくく、金属製に比べて安全に使用できるのが特徴。怪我の心配が少ないので、お子さんのはさみデビューにはもちろん、はさみを怖がる子どもにもおすすめです。
ただし、プラスチック製のはさみは切りにくいため、お子さんがストレスに感じることも。はさみに慣れてきたら、金属製に移行してあげると良いでしょう。金属製のはさみはよく切れるので、紙で工作をするときにもおすすめです。
子どもの利き手で選ぶ
はさみには右利き用と左利き用があり、持ち手の大きさや噛み合わせの向きが異なります。まずは、お子さんの利き手をしっかりと見極めることが大切。お子さんが小さいうちはまだ利き手がどちらか分かりづらいので、迷ったら種類豊富な右利き用を購入して、様子を見てあげると良いでしょう。
安全性で選ぶ
お子さんにはさみを与えるときには、しっかりと安全性に配慮された商品を選びましょう。先が尖ったはさみは、自分の指を切ってしまうだけでなく、刃先がお友達に当たると怪我をさせてしまう恐れも。
刃先が丸くなっているものや、刃にカバーが付いているものなら、怪我の心配が少なく安心して使わせることができますよ。
対象年齢で選ぶ
子ども用のはさみは、商品によって対象年齢が異なります。低年齢向けの商品なら、より安全に使用できると言えるでしょう。
ただし対象年齢以上であっても、「しっかりと椅子に座ることができるか」「ママパパの話を理解できるか」などのポイントを見極めて、お子さんにはさみを与えることが大切です。
子どもにはさみを使わせるときの注意点
お子さんにはさみを使わせるときには、ママパパが注意しなければならないことがあります。お子さんの怪我を防ぐためにも、しっかりと覚えておきましょう。
はさみは危ないものであることを伝える
小さなお子さんは、はさみが危ないものであるという認識ができていないことも。そのためママパパが遊びの中で、はさみの危険性を教える必要があります。「はさみを持って歩くと危ない」「刃先をお友達に向けてはいけない」といったことを、具体的に教えてあげましょう。
また、使用中に危ない行動を取ってしまったときには、危険をきちんと理解するまで、はさみを与えないことも必要です。
はさみを使用しているときは目を離さない
ママパパがはさみの危険性を教えてあげるのはもちろん、お子さんがはさみを使っているときは、絶対に目を離さないようにしましょう。刃先を友達に向けていないか、はさみを持ったまま立ち上がっていないかなど、しっかりとチェックすることが大切です。
はさみを使わないときは手の届かない場所に置いておく
はさみを使わないときには、お子さんの手の届かない場所に置いておくのも忘れずに。ただし、テーブルの上などに置いてしまうと、踏み台を使って取ってしまうこともあるので注意が必要です。
プラスチック製でおすすめの子ども用はさみ4選
安全なプラスチック製のはさみは、お子さんのはさみデビューにぴったり。ここではプラスチック製の子ども用はさみを紹介します。
あんぜんはさみ – ギンポー
はさみが初めてのお子さんにも使いやすい、プラスチック製の子ども用はさみです。はさみの開閉動作が自然にできるようになるスプリングが付いています。カラーは、ブルー、ピンク、グリーンの3種類で、お子さんの好みに合わせて選べます。
はさみの練習ができるシートが5枚付いているため、ママパパと一緒に使い方の練習ができますよ。対象年齢は3歳以上。
はじめてのはさみ – クレヨラ
お子さんの小さな手にぴったりな、子ども用のはさみです。刃先がしっかりと丸くなっているため、怪我の危険が少なく、安心して使わせることができますよ。
右利きと左利きの両用タイプのため、利き手がどちらか分からないお子さんにもおすすめです。対象年齢は3歳以上。
アンパンマン やってみよう! はじめてのはさみ – サンスター文具
人気キャラクター・アンパンマンが描かれたプラスチック製のはさみです。親指を入れる方のグリップには凹凸が付いていて、使うときの目印になります。
さらに開閉を補助するスプリング付き。お子さんのはさみデビューをサポートしてくれますよ。アンパンマンがお好きなお子さんにおすすめです。対象年齢は2歳以上。
お米のねんど はさみのおけいこ – ギンポー
粘土遊びを通してはさみの使い方を学べる商品です。カラフルな粘土をサクサク切ることで、はさみの面白さや達成感を味わうことができます。薄い紙を切るのが難しいと感じるお子さんにもおすすめ。
粘土はお米で作られているので、万が一口に入ってしまっても安心です。対象年齢は3歳以上。
金属製でおすすめの子ども用はさみ4選
はさみに慣れてきたお子さんには、良く切れる金属製のはさみがおすすめ。安全に使える工夫が施されている商品を選んであげましょう。
やってみよう!おけいこはさみ – サンスター文具
刃先がしっかりとカバーされた、金属製の子ども用はさみです。子どもの小さな手にぴったりの大きさで、快適に使うことができますよ。中央にはアンパンマンのモチーフが付いているため、アンパンマンがお好きなお子さんへのプレゼントにもおすすめです。対象年齢は2歳以上。
きっちょん グリーン – クツワ
良く切れるのに危なくない、ステンレス製の子ども用はさみです。はさみに慣れてきたお子さんや、紙の工作に使いたいときにおすすめです。断面が鋭利ではない押し切り刃タイプで、怪我をしにくいのが特徴。刃先はしっかりとカバーされています。バネの力で開くため、手の力が弱いお子さんでもストレスなく使うことができますよ。対象年齢は2歳以上。
子ども用はさみ MIM2(ミム二―) – 長谷川刃物
良く切れるはさみが欲しいお子さんにおすすめの、子ども用はさみです。厚みのある紙もストレスなく切ることができます。人差し指をグリップの上に乗せやすいデザインが特徴で、5本指を全て使ってはさみの開閉をすることができますよ。
刃先が丸くなっているため、安全に使用できるのも特徴。刃を覆えるカバー付きで、持ち運びにも便利です。対象年齢は4歳以上。
かみきりくん – 銀鳥産業
可愛いうさぎのモチーフが目を引く、金属製の子ども用はさみです。全長110mmで、小さなお子さんの手にもぴったり。また左右対称の構造になっているため、どちらからでも使うことができます。
刃先がプラスチックで丸く覆われていたり、刃に安全ガードが付いていたりと、安心して使える工夫がたくさん施されていますよ。対象年齢は2歳以上。
お子さんにぴったりなはさみを選ぼう
お子さんに始めてはさみを使わせるときは、少々勇気が要りますよね。ですが、上手にはさみが使えるようになると、遊びのバリエーションがぐんと広がります。年齢や時期を考慮しながら、ぜひお子さんにぴったりな子ども用はさみを選んであげましょう。
文・構成/HugKum編集部