「ずぼんぼ」って一体…?
秋といえば食欲の秋、読書の秋、そしてスポーツの秋! 過ごしやすいこの時期に、体を思いっきり動かすのは気持ちがいいですよね。ですが今年は、距離をとって少人数で…といった制約があったり、そのために運動会が中止・縮小になったりと、みんなでスポーツを楽しむのはなかなか難しいことも…。
そこで今回は、人のかわりに思いっきり飛んだり跳ねたりと、動きが特徴的なおもちゃ「ずぼんぼ」をご紹介します。
「ずぼんぼ」はいまから約230年前、江戸時代に生まれた紙のおもちゃ。「ずぼんぼ」という不思議な名前は、もともと獅子舞を踊らせるときのかけ声だったのだとか。うちわであおぐだけのシンプルな遊び方ですが、本気で遊ぶとなかなか体力を使います。
ちなみに今回作る「ずぼんぼ」は今年の干支、ねずみのデザインです。さっそく作ってみましょう!
ねずみの「ずぼんぼ」の作り方
用意するもの
・はさみ
・のり
・クリップ4つ
・うちわ
・色えんぴつ(オリジナルで作る場合)
作り方
キッテオッテのサイトから「ねずみのずぼんぼ」の台紙をダウンロードできます。お家のプリンターやコンビニのネットプリントなどで出力してください。
1)線にそってはさみでパーツを切ります。
2)点線をすべて山折りします。
3)のりしろにのりをつけ、頭と体のパーツを組み立てます。
4)耳は頭と体の間に挟むように、しっぽは体の後ろ側に貼ります。
5)体の内側にのりで足のパーツを貼ります。
6) 足の先にクリップを挟めばできあがり。
さっそく、うちわであおいで遊んでみましょう!
「ずぼんぼ」をうまく動かすコツ
「ずぼんぼ」を動かすコツは部屋の角に置いてあおぐこと。そうすると空洞部分に風がうまく入り込んで体が浮き上がり、ぴょんぴょんひょこひょこ動きます。
弱いとひょろひょろ、強いとアクロバティック!
また、あおぎ方によって動き方を変えることもできます。弱くあおぐとひょろひょろと動き、勢いよくあおぐと飛んだり跳ねたりダイナミックかつアクロバティックに!
風の強弱やあおぐ方向・角度を変えて、いろいろな動きを試してみてくださいね。「誰が一番長く飛ばせるか」「誰が一番おもしろく動かせるか」など、お題を決めて遊ぶとさらに盛り上がりますよ。
世界にひとつだけの「ずぼんぼ」を作ろう!
上でダウンロードできる台紙シートには、ねずみのデザインだけでなく、色や模様を自由に描き込めるように枠だけのものが入っています。耳を三角にしてネコにしたり、なが〜いヒゲをつけて龍にしたり、オリジナルの模様を描いて新しい生き物を考えたり。いろんな「ずぼんぼ」を作っていっせいに動かすと、運動会のダンスみたいににぎやかで楽しいかも…!
「ずぼんぼ」で遊びながら体を動かして、家の中でもスポーツの秋を楽しんではいかがでしょうか。
「10分でつくる、創造力」をコンセプトに、つくることが大好きなクリエイターではじめた子ども向けの工作×学びのサイト。「つくること」を「考えること」の入口として、科学や生き物、宇宙など、いろんなことに興味を持ち、考えたり、工夫したり、失敗したりなど、すべての根っこになる「創造する力」を磨くことをめざしています。
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