手作り魚釣りで、遊びも、学びも!
夏といえばお祭り! 屋台で焼きそばを買ったり、射的やヨーヨー釣りをしたり。「毎年恒例で参加するお祭りがある」というご家庭も多いのではないでしょうか。
でも今年は、お祭りが中止になったり、規模が縮小されたり…。ちょっとガッカリしている子どもの気持ちが少しでも盛り上がるように、家でもできる魚釣りゲームで遊んでみませんか?
キッテオッテの魚釣りゲームでは、割りばしやA4用紙など家にあるものを使って、カクレクマノミやミズクラゲなど全部で7種類の海の生き物を作ることができます。みんな見た目がとってもキュート。でも、図鑑などの情報をもとに実際の特徴も盛り込んであるので、魚たちについて子どもが自然と学んでいけるのもうれしいポイント。
おうちの中で、世界一大きなお魚を釣り上げよう!
中でも注目は「ジンベエザメ」! 世界最大の魚類として有名で、成長したときの大きさは10メートル以上。日本ではいくつかの水族館で本物を見ることができますが、ジンベエザメを釣ることができるのはゲームだけ(笑)。
さっそく作って遊んでみましょう!
魚釣りゲームの作り方
用意するもの
・はさみ
・わりばし
・クリップ
・のり
・ひも
◆「あると、もっと楽しい!」もの
・マスキングテープ
・ポスカ
作り方
キッテオッテのサイトから「おうちで魚釣り」の台紙をダウンロードできます。お家のプリンターやコンビニのネットプリントなどで出力してください。なお、このページでは7種類の海の生き物の中から、「ジンベエザメ」の作り方手順をダイジェスト版で紹介しています。
ジンベエザメの作り方
1)線にそって、はさみでパーツを切ります。
2)尾ビレと背ビレを作ります。
3)おなかを貼り合わせて立体にします。
4)少しずつジンベエザメの形ができあがっていきます。(↓これは尾ビレを貼り合わせているところ)
5)最後に背ビレを貼りつければ完成!
釣りざおの作り方
1)割りばしにヒモを結びます。その先に、魚が引っかかるように少し開いたクリップを結んだら完成です!
2)マスキングテープやポスカで、かわいく、かっこよくデコレーション!
魚ができたら、釣りゲーム開始!
魚と釣りざおが完成したら、ゲームをはじめましょう。
遊び方はかんたん。釣りざおのクリップを、魚たちの背ビレや、折り目のすきまに引っかけて釣り上げます。制限時間内に、どれだけたくさん釣れたか競うのが定番ですが、ほかにもいくつか変わり種ルールをご紹介!
1. サイズで勝つか、量で勝つか… 〜サイズ・フィッシング!〜
釣った魚の大きさに応じて、5点、3点、1点…と配点を決めるゲーム。
「大きい(小さい)ほど高得点!」と、始める前にルールを決めておきましょう。このルールで大切なのは、作戦の立て方。例えば「大きいほど高得点」とした場合、大きな魚をみんなが取り合いしている隙に、あえて小さい魚をたくさん釣り上げて得点を稼ぐのも、勝つための立派な戦略です。
2. 最後の最後まで勝敗が分からない! 〜後出しスコア〜
このルールで競うのは、釣った魚たちのおなかに書かれた点数の合計!
作った魚たちのおなかに自由に得点を書いたら、あとは点数が見えないようにセット。制限時間で釣り終わったら、それぞれの得点を計算しましょう。「釣った数」では勝敗が決まらないので、魚釣りゲームに慣れていない初心者でもじゅうぶんに勝つチャンスがあるルールです。
3. 「釣った!」と思ったら釣れてないかも? 〜本日の気まぐれルール〜
ゲームに慣れてきたら、挑戦してみたい遊び方。
「背ビレに引っかけて釣り上げたらダメ」など、その回ごとに特殊な“縛りルール”を設定してみましょう。「せっかく引っかかったのに、背ビレだった!」など、不自由な釣り方にきっと苦戦してしまいます。「残り30秒になったら、どこに引っかけてもOK!」とすれば、ラストスパートも盛りあがることまちがいなし!
ダウンロードシートには、色や模様の付いていないフレームだけの用紙があり、オリジナルカラーの魚を作れるようになっています。「強そうな魚」や「オシャレな魚」…など、いろんな魚を想像してみるのもおもしろいですよ。
できあがった魚たちを魚釣りの仲間に加えれば、ゲームはもっと大にぎわいに!
「海の生き物っておもしろい!」が、海への興味につながるかも?
親子で一緒に楽しめる魚釣りゲームですが、遊びだけで終わらないのが、キッテオッテ! ダウンロードシートには、7種類の魚たちの特徴や豆知識が載っていて、子どもも大人も「へえー!」と好奇心をくすぐられる情報がたくさんあります。
冷たい地域に暮らしていたり、暖かい地域に暮らしていたり。魚を食べたり、プランクトンを食べたりと、海の生き物は生態が本当にさまざま。ゲームを手作りする中で、子どもが海への興味を持つきっかけになるかもしれません。水族館に出かけるときに、作った魚を連れて行って、本物と見比べてみても楽しいですね。
今年の夏もあと少し。「お家の中で過ごすことが多い今年ならでは」の思い出に、手作りの魚釣りゲームはいかがですか?
「10分でつくる、創造力」をコンセプトに、つくることが大好きなクリエイターではじめた子ども向けの工作×学びのサイト。「つくること」を「考えること」の入口として、科学や生き物、宇宙など、いろんなことに興味を持ち、考えたり、工夫したり、失敗したりなど、すべての根っこになる「創造する力」を磨くことをめざしています。
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