結婚した、子どもが生まれたというタイミングには、お金を貯めなければ!と節約を心がける人も多いのでは?でもいきなり節約といっても、どんなとこから手をつければいいのか、どう進めていけばいいのかなど悩んでしまうことも。今回は、ママ・パパ120人の節約生活を本音でリサーチ。これならできそう!という節約術がきっと見つかります。

節約生活を楽しむためには?
節約生活を始めるきっかけは、子どもの教育資金や、年に数回の家族旅行など目的はさまざま。今まで貯金をしていないと、張り切っていきなり節約額を多めに設定してしまうことも。でも、そうすると途中で息切れしてしまったり、生活がガラリと変わって戸惑ってしまうことも。節約生活は少しづつ、長く続けることが大事。それには節約を楽しむくらいの気持ちが大きなポイントになってきます。
今日からできる!簡単節約術
0〜12歳の子を持つママ・パパに、日々の節約術を聞きました。すぐに取り組める簡単なものばかりなので、今日から取り入れることができますよ。

食費の節約
節約の第一歩が毎日かかる食費の節約。業務用スーパーで単価が下がったものを買ったり、時期によって高いものは買わないようにするなど、料理のクオリティは下げないのがポイントです。
「食費を減らすのが一番簡単な気がします。最近は業務用スーパーなど、たくさん入って安いものが買えるので助かります」(30代・長崎県・子ども3人)
「食費の節約。 高い物を買わない」(40代・福岡県・子ども1人)

まとめ買い
食材をまとめ買いすることで節約をしている人も多いよう。買い物の頻度を下げることでムダな買い物も避けられます。また、毎日の献立を考えながら買うことで、計画的にお金を使うことができるというメリットも。
「平日の買い物が不要か数がかなり減り、食材の廃棄も減った。また、節約とは違うが下ごしらえして冷凍しておくことで平日の料理の時短になった」(30代・愛知県・子ども2人)
「食費や食料品の無駄がなくなり、日々の献立もたてられるようになり、計画的に使えるようになった」(40代・神奈川県・子ども1人)
セールや安い店を探す
食材だけでなく、洋服も節約ポイント。特に成長するにつれてどんどんサイズアウトする子ども服は、セールの時期にまとめ買いするのがオススメ。また大きめサイズを買って次のシーズンも着られるようにするというのも定番節約術ですよね。
「成長の著しい子どもの服も、ワンサイズ大きめのものを買っておけば、無駄なく次のシーズンに着ることができます」(30代・埼玉県・子ども2人)
「同じ品物なのに時期を少し遅らせて買うだけで半額以下で買うことができるので、新しい服を手に入れられたこととお金が浮いたという二重の喜びを感じることができました」(40代・群馬県・子ども2人)
本当に欲しいものか考える
つい安くなっているからと衝動買いをしてしまうと、結果的にムダなものを買ってしまうことも。買う前に、本当に必要なのかを考えることで出費を抑えることができます。
「衝動買いが減って無駄な買い物をしなくて済むようになった」(30代・愛知県・子ども2人)
「一番節約しやすい」(30代・神奈川県・子ども3人)
外食を減らす
外食はやはり自炊よりもお金がかかるもの。外食の機会を減らすことで意外と大きな節約につながります。家で食べることを意識することで料理の幅が広がったという声も。
「休みの日のたびにお昼ご飯代がかさんでいたが、家で食べることによって約3,000円ほどは浮くようになった」(40代・福岡県・子ども3人)
「料理のレパートリーが広がった。外食より満腹感が大きい」(30代・東京都・子ども1人)
家にある食材で料理する
家に食材が余っているのに買い物をしてしまうとついつい余計に買ってしまいがち。冷蔵庫が空になるよう、食材を使い切ることも節約につながります。
「食費が減った」(30代・千葉県・子ども1人)
「ありあわせのものでいろいろ作るようになった」(40代・神奈川県・子ども3人)

嗜好品を控える
ついつい買い物カゴに入れてしまう甘いものやスナック菓子は、買う必要がないこともありますよね。買い物のたびに購入することをやめるだけで節約に。
「おやつを極力買わない。食費が抑えられた」(30代・大阪府・子ども2人)
「スーパーで嗜好品を毎回買わないこと。食費が減った」(30代・神奈川県・子ども2人) (30代・神奈川県・子ども2人)
エアコンの温度調整
エアコンを冷やしすぎたり温めすぎたりしすぎず、適温に保てば光熱費が抑えられます。1〜2度変えるだけで光熱費に反映されるもの。
「冷え過ぎからくる体のだるさも感じなくなった」(50代・千葉県・子ども1人)
「電気代とガス代が少し安くなった。嬉しかった」(30代・静岡県・子ども3人)
お金を持ち歩かない
財布に必要以上に現金を持っていると、ついつい買い物をしてしまうことも。少なめに入れることを心がけることで余計な買い物が減らせます。
「必要以上に買う気がなくなる」(40代・神奈川県・子ども2人)
コンビニに行かない
コンビニは飲み物やお菓子など単価の安いものが多く、目的のもの以外にもついで買いしてしまうことが起こりがち。またスーパーと違い値引きしているものがほとんどないので、コンビニに行く頻度を下げることで目に見えて節約できたという声も。
「お金が溜まっていく実感が1か月単位で現れる」(30代・長野県・子ども1人)
買ったつもりになる
目からウロコな節約術が、買ったつもりになる、というもの。買ったことをイメージすることで、買った気分になれるのが不思議なところ。
「買い物が減り、貯金が増えた」(30代・滋賀県・子ども3人)
節約生活を楽しみながら続ける秘訣
節約生活は切り詰めすぎると気分も乗らず、続けられないことに。節約は長く続けることで効果も大きくなるので、楽しみながら取り組めるように心がけるのが大切。

目標を決める
なんとなく節約するのではなく、月にいくらまでに抑える、貯金額を決めるなど具体的な目標があった方が、ゴールがはっきりしているので節約意識を保つことができます。
「目標をもって続けることです」(20代・福岡県・子ども1人)
「目標を事前に決めると、目に見えて金額が貯まっていくのでお勧めです」(30代・愛知県・子ども1人)
数字に起こして見える化する
家計簿をつけたり、銀行口座の残高をこまめにチェックしたりと数字で見ると節約効果が分かりやすいもの。また、セールで安く買えたものなどもメモしておくとやる気もUP。
「安くいいものが買えたり、これで○○円浮いたと考えてメモを取る。あとから見返してニヤニヤする」(30代・愛知県・子ども2人)
「毎月家計簿をつけて、年間トータルで目標が達成できていたらうれしい」(40代・広島県・子ども1人)
「通帳記帳をマメにして、貯まってる実感を得る」(40代・東京都・子ども2人)
メリハリをつける
ずっと節約を続けていると息苦しくなってしまうことも。目標に到達したらご褒美を用意したり、たまにはお金を使うことが長続きさせるコツのよう。
「目標の貯蓄額を達成したときに、少しだけ自分にご褒美をあげる」(40代・神奈川県・子ども1人)
「たまったお金は全部貯金せず、一部おいしいものを食べたりすることに充てると モチベーションがあがる」(30代・大阪府・子ども1人)
使うときは惜しまない
常に節約をしていると生活が楽しめないことも。普段の節約を頑張った分、旅行やイベントなど遊ぶときには惜しみなく使うことも長続きさせるポイント。
「イベントの日は惜しみなく使います」(20代・群馬県・子ども2人)
「年に二回くらい旅行で贅沢をする」(40代・千葉県・子ども2人)

節約生活でどれくらい貯金が増えた?
これから節約を始めたいという人が気になるのが、どのくらい貯金を増やすことができるのか。効果を知れば節約する気も上がりますよね。

コツコツ続けることで月に数千円は節約できる
食費を抑えることでひと月に千円単位のお金が節約できているという声も。抑えられたお金は貯金に回すことで、年間で考えると2万円以上は貯まることに。
「食費から、多い時で月に数千円分の節約してます。そのお金は子供の未来のための貯金にまわしてます。 年間で2万円くらいになると思います。」(40代・東京都・子ども3人)
ちりつもで月に5000~1万円の節約に成功!
つい買ってしまう甘いものや、コンビニを控えるというような細かい節約でも、積み重なると5000円〜10000円程度の節約になるよう。節約効果が見えるとやる気もアップしますよね。
「月5000円~一万円節約できた。意外と自分でも無駄使いしていたと実感」(30代・長野県・子ども1人)
「家計簿をつけることで、各項目を増やしたくなくて余計な物を買わなくなった。スーパーを安いスーパーに変えた。それだけで月5000~1万円くらい変わった。」(30代・東京都・子ども3人)
「毎月5000円節約して、年間6万節約出来た」(30代・大阪府・子ども2人)
外食や洋服代、生活の見直しは大幅な節約に
費用のかかる洋服や外食を見直せば、一気に節約ができるもの。目に見えて節約できると嬉しいですよね。
「旅行をしなくなった。 洋服代などを減らした」(40代・東京都・子ども2人)
「外食をやめ、遠出をやめて近場で楽しむことを増やすことで月2,3万円は浮かすことができた」(30代・静岡県・子ども3人)
「格安スマホに換えて月8,000円ほどプラスになった」(40代・福岡県・子ども3人)
年間で100万円以上貯めた節約賢者も!
年間でいくら貯金すると決めたことで、100万円以上貯められたという人も。大きな目標を立てて、それに向けて節約すれば目標達成できるものなんですね。勇気づけられます!
「毎年100万を目標に食費など節約はもちろん、ちりつも貯金やポイントアンケートをしています」(30代・滋賀県・子ども3人)
「年間100万円を目標に立て、まず 夫婦でタバコを辞め、1ヶ月の食費を3万円以内に抑え、ボーナスを満額貯金に回してお金を貯めた」(40代・愛知県・子ども1人)
節約はムリせず楽しくが長続きのポイント
節約生活は長く続ける方が効果が高いもの。でも、生活がカツカツになってしまうと日々の生活がつまらなくなってしまいますよね。大きく節約するのではなく、ちょこちょこと楽しみながら節約をするのが長続きの秘訣です。

文・構成/HugKum編集部