昔からのことわざに「笑う角には福きたる」というものありますが、実際にその通りだと感じている人も多いのではないでしょうか。今回は笑うことのメリットや効果、笑いの種類をママ・パパの体験談とともにご紹介します。最近あんまり笑えてないかも・・・と思う人は必見です。

人はなぜ笑うの?笑うことのメリットとは?
笑うことのメリットは、ことわざに表されるように先人の知恵が詰まっています。実際に最近、医学の分野でも笑いの効果に着目した研究が進み、さまざまな病気の予防や改善に役立つことが科学的にも証明されてきています。どんなメリットがあるのかまとめました。
笑うことのメリット・効果①
笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されるそう。NK細胞とは、体内に侵入したウィルスや細菌を破壊する働きを担う白血球の一種である免疫細胞。体内での活性度が高ければNK細胞の働きが活発になり、免疫力がアップするといわれているのです。つまり、よく笑う生活をしていると風邪などの病気にかかりにくいというメリットが挙げられます。
笑うことのメリット・効果②
忙しい日々を送っていると、なかなかリラックスできないということはありがちですよね。ストレスが高まると交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が増えてしまうそう。それが、笑うと副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少。笑っている時には、この2つの神経がバランス良く働いている状態になり、リラックスした状態になれるのです。
笑うことのメリット・効果③
笑いが人とのコミュニケーションにおける潤滑油になるのは、経験から分かりますよね。機嫌が悪いわけではないのに、みんなでいるときに笑顔がないと、怒っているのかな?と思われてしまったりすることも。いつも笑顔のママには自然とみんなが集まり、周りの人も笑顔にしてくれます。
『笑う』にもいろいろある表現の種類
笑うというと面白くて大笑いするというイメージが大きいですが、他にも笑い方にはいろいろ。どんな種類や意味があるのかをまとめてみました。

作り笑い
「作り笑い」とは、デジタル大辞泉によると「おかしくもうれしくもないのにわざと笑うこと・そら笑い」という意味。仕事や友人との集まりなどで、ちょっと気まずい時に、
愛想笑い
「愛想笑い」という言葉もよく聞きますが、「人の機嫌を取るための笑い」という意味。あまり面白くないな〜、その意見にはあんまり賛同できないかも、でも否定もできないなんていう時に、愛想笑いで済ませるという人もいるのでは。こちらもコミュニケーションを潤滑にするための言葉と言えそう。

新生児微笑
育児をしているママ・パパであればきっと一度は見たことがあるのが、生まれてすぐの赤ちゃんの微笑み。周りの人も笑顔にしてくれる天使のような微笑みですよね。この笑顔は実は面白いから笑うのではなくレム睡眠の時に、口角が上がるなど生理的に起こる笑いのこと。手をバタバタさせてきゃっきゃっと笑う時もありますよね。生後2〜3ヶ月頃には消えてしまうので、ぜひ記憶にとどめてくださいね。

ママパパが笑うことの大切さを実感した出来事は?
冒頭の笑うことのメリットからも分かるように、ママ・パパが日々の生活の中で笑うことの大切さを実感することもあるよう。どんな時に感じたのか、教えてもらいました。

気分が落ち着く
疲れていたり、ストレスを感じてイライラしてしまうなんていう時に、笑うだけで気分が落ち着くという効果を実感している人は多いようですね。
「ストレスを感じていた時でも、笑ったり泣いたりすると気分が少し落ち着くように思います」(50代・神奈川県・子ども1人)
「雪道で渋滞してしまい、なかなか家につかないときに、車の中で少しでも楽しい話をして笑っていたらイライラせずに済んだ」(30代・秋田県・子ども3人)
前向きになれる
笑って過ごしていると、ポジティブで前向きな気分になれるという声も。笑いには大きな力がありますね。
「前向きになれる」(30代・鹿児島県・子ども2人)
「何でも楽しく前向きになります、」(30代・鹿児島県・子ども3人)
相手に好印象を与える
相手にいい印象を与えるには笑顔が大事。逆に言えば、笑顔で接すれば、簡単に好印象を持ってもらえるということですよね。
「相手にいい印象を与える」(50代・東京都・子ども2人)
「初対面で笑っていたら、好印象を与えることがある」(40代・千葉県・子ども3人)
健康にいいと思う
新型コロナ禍でなかなか笑顔になれないという人も少なくない中、笑う時間を取ることが健康にいいと実感している人も多いよう。「病は気から」という言葉もその通りだと分かりますね。
「コロナであまり笑っていなかったのだが、お笑い番組を見て笑うと久々に体が温まってきた」(40代・兵庫県・子ども1人)
「笑いをたくさんとった方が免疫力も高まるし健康に良いといつも思っている」(40代・埼玉県・子ども2人)
家族関係も良くなる
子どもがいる家庭では、笑い合える生活を心がけているという人も多いよう。子どもがしょんぼりした雰囲気の時には明るい会話をしてみたり、お笑い番組を見ながらみんなで笑うという人も。
「笑顔がないと子どもが寂しそうにしていたけど、なるべく笑うようにしたら子どもも嬉しそうにしていた」(30代・新潟県・子ども1人)
「家庭が明るくなる。暗く沈んでいると、家族もしょんぼりする。私が元気でいないとといつも心掛けている」(40代・東京都・子ども1人)
「よく笑った日は寝つきがよい気がする。コロナで家にいることが増えて、子供とテレビを見る時間が増えた。お笑い番組などを見て子供と一緒に笑っていると、子供との関係もよくなる気がする」(40代・石川県・子ども2人)
家族で大笑いしてるときが幸せ
家族団らんで大笑いしていると幸せを感じる人が多いよう。ちょっとしたことでもみんなが笑いあえるという環境も素敵ですね。
「家族で大笑いしてる時が一番幸せ」(30代・埼玉県・子ども1人)
「夫がとても面白い人で家族みんなで笑っているとき、とても幸せを感じる」(30代・三重県・子ども4人)
いい表情にはいいことが舞い込む
暗い顔はネガティブなことを呼び込んでしまうという感覚を実際に抱いてる人は意外と多いよう。あえて笑うことも大切なようですね。
「ぷんぷんした顔をしてると、余計に悪いことが舞い込んでくるような気がする。だから、笑っていることは大切だと思う」(50代・愛媛県・子ども2人)

笑いは幸せを呼び込む最短手段!
忙しかったり大変と思う時にこそ笑顔で過ごすことが、家族や周りの人にとっても、そして何より自分にとっても幸せな気持ちになれる近道です。しばらく笑えてないなぁなんていう人は、ぜひ鏡の前で笑顔を作る練習をして!それだけでも気分の持ちようが変わってくるはず。笑うことでハッピーを呼び込みましょう!
文・構成/HugKum編集部