もし、自分や家族が新型コロナウイルスに感染したり濃厚接触者になったら。皆さんは、もしものときに備えていますか?
子育て世帯のパパママに、家族が感染した・濃厚接触者になったときに考えている対応やコロナに感染した場合、日常生活で一番心配なことなどについて聞いてみました。
(調査期間 1月15日(金)19時~1月21日(木)23時59分・調査対象 全国/0歳から12歳のお子さまをお持ちのHugKum WEB会員の親御さん(男女) 有効回答数838)
目次
もし、自身が感染したとき、濃厚接触者になったとき、どんな準備をしていますか?
実際に自分や家族が感染したときや濃厚接触者になり自宅待機になった場合の対応を話し合っていますか?という質問をしたところ半数以上の人が「いいえ」という答えでした。
話し合っていると答えた人の中から、どのような対応を考えているのかコメントをピックアップして紹介します。
家族が感染した、濃厚接触者になったときの対応
感染あるいは濃厚接触者になったときの対応で話し合う内容で一番多かったのが、隔離生活の方法。具体的にシュミレーションしているというご家庭も。また、実際に家族が濃厚接触者になったという人のコメントもありました。
「隔離スペースなど自宅でのイメージはしています」(高知県・女性)
「空いている部屋(布団もある)へ隔離。料理は全てその部屋で食べてもらい、紙皿などを使用。トイレも専用を作り、感染者が掃除。など」(神奈川県・女性)
「いざという時の為に荷物はトランクに入れて準備し、隔離で生活が出来るようにしています」(東京都・女性)
「入院グッズを置いてる。子どものお世話グッズも説明済み。保険請求方法も説明済み」(兵庫県・女性)
「私が妊婦ということもあり、夫がコロナ疑いの場合は夫実家で隔離生活」(東京都・女性)
「すでに一度夫が接触者としてPCR検査を受けたことがあるので(陰性)、私は2週間在宅勤務、子どもも保育園休園などにすることを実践済み」(神奈川県・女性)
そして、気になる子どもの預かり先やお世話について話し合っているというご家庭の意見がたくさんありました。中には、話し合ってはいるけれどなかなか結論が出ないというコメントもありました。
「身内が遠方にしか居ない為、息子をどうするか。検査や受け入れを積極的にしている病院への搬送」(埼玉県・女性)
「子供をとにかく避難させる事、義実家も実家も近いのでそれぞれ子供を連れて隔離しようと話しています」(茨城県・女性)
「子供に感染させないように。その間の家事」(兵庫県・男性)
「職場や保育園その他への連絡、子供の預け先」(熊本県・女性)
「子供の世話のために夫のほうがホテルや入院で自主隔離するほうが良いだろう」(福井県・男性)
「万が一私が感染した場合の家事、育児を誰がするか」(神奈川県・女性)
「子供の育児や自分の仕事の事流れを書面と説明しました」(東京都・男性)
その他にも、食料品の備蓄や金銭的な問題について話し合っているというご家庭の声もありました。話し合っていないと答えた人の中には、今回のアンケートをきっかけに「何も考えていないので今後早めに話し合いたいと思います」というコメントも。備えあれば憂いなし!もしものときの為に話し合っておくことも大切ですね。
ご自身がコロナに感染した場合、日常生活で一番心配なこと
1番多かったのは、「子どもの預け先や子どもの世話」と子どもに関する問題でした。実家や親せきに預けられないときのことも考えて、友人と話し合っているというママの声もありました。その他の回答では、仕事やお金に関する問題や周囲からの目や偏見について心配という声が上がりました。
「誹謗中傷」(滋賀県・男性)
「子供や仕事に支障が起きるかもしれないこと」(大阪府・女性)
「自分や家族が中傷にあったり、後遺症にならないか心配」(愛知県・男性)
「現在妊娠中のため、お腹の赤ちゃんへの影響が一番心配」(大分県・女性)
食料品や備蓄について
はいと答えたのは322名で全体38%の人が、自身がかかった場合や家族の感染、濃厚接触者となった場合に備えて備蓄をしているるという結果に。外出頻度を減らすために、買い物に行ったときにまとめ買いしておくという人も多いようです。
「インスタントラーメンや冷凍食品、トイレットペーパーやティッシュもいつもより多めに買っています」(香川県・女性)
「インスタント麺、日持ちする食べ物、子供用品オムツ等 」(埼玉県・女性)
「カップ麺、レトルト食品。飲み物」(東京都・男性)
「つねに最低1週間分の食料品と1ヶ月分の日用品はある」(埼玉県・女性)
「部屋に隔離できるように、非常食や簡易トイレを用意してます」(埼玉県・女性)
1回目の緊急事態宣言が発出されたときに、防災グッズの見直しをしたというご家庭も多いのではないでしょうか。備えているものとしては、カップ麺、缶詰などの保存食や冷凍食品など日持ちする食料、トイレットペーパーなどの日用品、マスクや除菌アルコールなどの衛生用品を用意しているという回答でした。
2度目の緊急事態宣言が一部地域に発出されている今、一番悩んでいること
自粛生活が長く続くことで、子どもたちの生活環境の変化だけではなく、パパママの仕事にもいろいろな影響があったと思います。2回目の緊急事態宣言が発令されてから、今一番悩んでいることや心配なことについて聞いてみました。
子どもに関する悩み
習い事がお休みになったり、自粛生活が続きお友達と会う機会がなくなってしまったというお子さんも多いようです。また、入園・入学で新学期から新しい生活に変わることが不安というママの声もありました。
「妊娠中なのですが、娘の幼稚園が通常通りあることです。感染予防のために欠席させています」(大阪府・女性)
「子供が卒園するので、行事や卒園式、入学式が行われるか」(東京都・女性)
「子供の教育」(富山県・女性)
「在宅勤務での子育て」(兵庫県・男性)
家族のことに関する悩み
単身赴任中のパパ、遠方に住んでいる両親や親戚に会えないということが悩みという声がたくさんありました。また、職業的に在宅勤務が難しいパパママの通勤や勤務中に関する感染リスクについての心配も上げられました。
「一人暮らしの母を寂しくさせないために帰省してよいのかどうか」(滋賀県・女性)
「家族の健康が不安です」(大阪府・男性)
「夫の職場が以前ほどテレワークにしないので満員電車など心配でならない」(神奈川県・女性)
「親が感染するのが心配 」(東京都・女性)
その他の悩み事
その他の悩みで一番多かったのが仕事や収入に関する悩みでした。子どもの入学に合わせてパートを始めようと思っていたけれど、どうするか悩んでいるというママの声もありました。
「この先、仕事も含めてどうなっていくのか先が見えず心配」(東京都・女性)
「給料の減少」(埼玉県・男性)
「パートを探しているが見つからないこと」(東京都・女性)
「働く時間が減っている」(千葉県・女性)
また、緊急事態宣言が発令されていない地域での過ごし方、他の人との感染対策の意識の違いについて悩んでいるという声もたくさんありました。
「自分の地域はまだ発令していないが、どのように生活すれば良いのか」(香川県・男性)
感染症対策について家族と話し合うことも大切
コロナ禍における子育てのお悩みアンケートの回答を元に、いろいろな意見や想いを紹介しましたがいかがでしたか。自粛生活や感染症対策について、人それぞれの考え方があると思いますが、自分とは異なる考えの意見を聞くことで新たな発見もあります。
感染症対策として、自分や家族がコロナに感染したらどうするのか、発熱などの症状が出たときに診てもらえる病院が近くにあるのか、事前に家族で話し合っておくと安心ですね。
文/やまさきけいこ 構成/HugKum編集部