小学校でプログラミング学習が始まり、入学前から学習や遊びでも取り入れてみたい!というママも多いのでは。でも、どのように始めたらいいのかわからないということも。そこで、今回はプログラミング教材とおもちゃの専門店coporii代表の丸山さんに、初心者におすすめの商品など、いろいろ教えてもらいました!
目次
プログラミングとは?
プログラミングと聞くと難しそう、自分には関係ない、と感じる方が多いと思いますが、私たちの身の回りの家電やおもちゃにもコンピュータが入っていて、プログラミングで動いているものは身近にたくさんあります。
例えば、電子レンジの“あたため”のボタンを使いますよね。でも、機械には“あたためる”ということが何なのか理解できません。そのため、“あたため”ボタンが押されたときに何をするのか?はあらかじめプログラミングされているのです。
まずは、どのようなものがプログラミングで動いているのかな、と子どもと一緒に考えてみるのもおすすめです。
今は幼児から始められるとても簡単なプログラミングトイやアプリがたくさん開発されています。ご家庭での導入も簡単なので、まずは遊び感覚でおもちゃやアプリを使って遊びからはじめると、プログラミングも楽しく学習できるのではないでしょうか?
なぜプログラミングが必要なのか?
2020年から新学習指導要領で必修化
昨年発表された新学習指導要領で、英語教育などと合わせてプログラミングが必修化されることが話題となりました。プログラミングは、コンピュータやロボットに対して命令を出して自分の指示通りに動かす事を指します。
ただ、新学習指導要領の中では、プログラミングそのものができることよりも、プログラミング的思考を育てることが目的であると明記されています。
プログラミング思考は身近になる
では、プログラミング的思考とはどのようなことでしょうか?
「今までは、大半の人にとって、コンピュータとは道具として活用をするものでした。ネットやSNS、様々なアプリを使って生活が便利になる、楽しくなる、そのような利用が一般的です。
しかし、これからの教育では、コンピュータがコントロール可能なものであり、仲間と協力しながら新しいものを創造する手段として“学ぶ”ということが必要不可欠であると考えられているのです。
プログラミングを学ぶことで、コンピュータ社会の中で豊かに生活していくための力を身につけることができるのです。」
自分たちが経験していないプログラミング学習を子どもたちにどのように教えるのか。戸惑うママも多いかもしれませんが、まずは一緒に体験してみることからはじめてみてはいかがでしょうか。
幼児から遊べるプログラミングおもちゃ
就学前の子ども向けの商品もたくさん販売されています。その中から、初めて使うおもちゃはどのようなものがおすすめなのでしょうか。
「この年齢は安全性の高さが重要です。そして、直感的に操作ができ、子どもが夢中になる仕掛けが充実していること。学習よりも遊び感覚で学べるおもちゃがおすすめです。」
遊びの延長でプログラミングを身近に感じることができたらいいですね!
1.Let’s Go Code アクティビティセット
迷路の中を、ホップ、ステップ、ターン!
Let’s Go Code!アクティビティセットを使えば、20枚のマットと、コーディングカードを使って、パソコンもタブレットも使わずにプログラミングをとても簡単に学習できます。
2.Code and Goロボットマウスアクティビティセット
ボード、壁、トンネルを並べて迷路を作ります。迷路は20×20の組み合わせが可能!アクティビティカードを見ながらまずは迷路づくりにチャレンジしてみましょう。
3.alilo (アリロ)基本セット
子供でも遊びながらプログラミング的思考が身につく教材メーカーが開発した機能満載の知育ロボット
小学校の学習に向けて!大人も一緒に楽しめるプログラミングおもちゃ
小学校での学習に向けて、おうちではじめるプログラミングでおすすめの商品も教えてもらいました。
「ルールのある遊びもできるようになってくる時期、課題を設定してクリアするなどの楽しみ方が広がります。また、タブレットやパソコンの使い方を教えるきっかけになります。」
プログラミングのおもちゃは、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめるものがたくさんあります。親子でゲームをする感覚で、はじめてみるのもいいかもしれませんね。
4.スフィロミニ
様々なドライブモードが用意されている、mini専用アプリをダウンロードして遊びます。特に注目なのが、顔の表情で運転をする「フェイスドライブモード」顔を右に傾けると右走行、口を尖らすとスピードアップ、眉を動かすと後進など、顔の表情や動きでSphero miniをコントロールします。他にもアプリではSphero miniをコントローラーにしてゲームで遊ぶことができます。
5.グラビティメイズ
通り道をふさがずにスタートとゴールを繋ぐタワーを配置するには?立体的に考え、ソリューションを導き出す重力迷路ゲーム!
6.Edisonプログラミングロボ
Edisonは小型のプログラム可能な二輪ロボットです。線に沿って走行したり、光を追いかけたり、手をたたくとついてきたリ。そして、障害物をよけながら走行することも。テレビやDVDプレーヤー用のリモコンで操作することも。基本的な動作のプログラムは、Edisonに登録されているのでプログラムを呼び出してすぐに遊ぶことができます。
誕生日のプレゼントにも!coporiiおすすめプログラミングおもちゃ
まだまだ気になる商品が盛りだくさん!その他にも、おすすめの商品を教えてもらいました。お店でも人気の商品をクリスマスや誕生日のプレゼントに贈ってもいいですね。
7.ロボットタートルズ
カメが障害物を回避し宝石まで辿り着く道のりをコマンド(命令)カードを並べてプログラミングします。命令が正しくないと「バグ」が生じて宝石をゲットできないのでプログラミングで重要なデバック能力も身につきます。
ゲームの最大の特徴は、プログラマーであるプレイヤー(子供)は、直接カメを動かすことはできず、必ず大人がPC役としてプログラミングにしたがってカメを動かすというルール。これは間違ったプロセスを明確にすることで、子どもの論理的思考を確実に育てるという発想に基づいています。
「パソコンもタブレットも使わないプログラミング教育。元Googleの技術者が開発した4歳からプログラミングの考え方を身につけられるカードゲームです。」
8.フィッシャーテクニックユニバーサル
テキストブック(英語)では40の作例の組み立てについて図解で解説されています。パーツはネジや接着剤などを使用することなく組み立てられます。
「ドイツ生まれのプロ仕様メカニックトイ。工学や力学の仕組みを学べます。」
9.ポケットモンスター ポケモン ピカッとアカデミー マウスでゲットパソコン
こくご、さんすう、えいご、パソコンスキルやプログラミング入門を遊びながら学べるポケモンの子ども用パソコンです。学べば学ぶほどポケモンをゲットできるので自然と学習が身に付きます!
おもちゃで遊びながらプログラミングを楽しもう!
いかがでしたか。難しそうに感じてしまいがちなプログラミングも、体験してみれば楽しい!という印象に。子どもだけでなく大人も一緒に夢中になって遊びたくなるおもちゃばかり。ぜひ、みなさんも今回紹介した商品を参考に親子で遊んでみてください。楽しい学びは、これからきっとぐんぐん伸び続けていくはずです。
取材協力/coporii広報 丸山 絢子 文/やまさきけいこ