目次
カラーボックスを横置きするメリット
カラーボックスは縦置きだけでなく、横置きにしても使えます。ここでは横置きにしたメリットをお伝えします。
縦の長さを活かした収納力
横置きにすることで、棚の高さを活かした収納が可能になります。A4サイズのファイルや雑誌、絵本や図鑑など大きいサイズの本をそのまま立てて、本棚に。さらに、引き出しやインナーボックスを積み重ねることで、収納力をアップさせることもできます。
部屋が広く見える
縦置きに比べると本体の高さを抑えられるため、圧迫感を感じさせず、部屋を広く見せることができます。座ったときの視界が変わって、空間が広々と感じられることでしょう。
子どもにちょうどいい高さ
横置きにすることで、カラーボックスを重ねても子どもが背伸びせずに届く高さになります。お子さん専用のスペースには、横置きで設置されているご家庭も多いのではないでしょうか。
絵本やおもちゃ、衣類や持ち物などを手の届きやすい低い場所に収納することで、お子さん自身で準備や片付けができるようになるので、親としてはうれしいですよね。
安全面
縦置きでは地震などの災害時にカラーボックスが倒れたり、中味が飛び出たりする心配もありますが、横置きだと倒れる危険性は低くなります。ただし、2段に重ねて使用する場合には、留め具でしっかり固定するなど安全面での対策はお忘れなく。
インナーボックスを使ったカラーボックス横置きアイディア
インナーボックスをカラーボックスに入れると、収納空間を細かく区切って使えます。ニトリや無印良品、100均にもインナーボックスは数多く扱っているので、イメージに合ったお気に入りを探してください。
シンデレラフィットのインナーボックス
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ピッタリ収まっている、サイズの異なるインナーボックスたち。この中にはお子さんのおもちゃが収納されています。左端から2番目のものは1歳児でも取り出しやすいように、あえて小さいものを購入。家族の状況や使い道によって、中味を自由に変えられるのもカラーボックスのメリットのひとつです。
引き出しを使ったカラーボックス横置きアイディア
引き出しを使うことでカラーボックスの収納力が、2倍3倍にアップ。DIYでインテリアにマッチする家具にもなりそうです。
余っているカラーボックスが収納力抜群の家具に早変わり
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家で余っているカラーボックスを再利用。横置きにして、中にジャストサイズの引き出しを重ねることで、立派な家具に早変わり。使っていない、または、活用できていない、そんなカラーボックスはありませんか。アイディア次第ですてきな収納に早変わりするかもしれません。
横置き引き出しのリメイクでアンティーク調テレビ台が完成
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テレビ台の新調を考えていたところ、サイズがぴったりだったのがカラーボックスだったそう。引き出しを購入してオリジナルのリメイクを施すことで、すてきなアンティーク調のテレビ台に変身。引き出しのデザインにも、センスの良さが光っています。
細々した収納にはやっぱり引き出しが便利
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カラーボックスを横置きにしたときに使える、専用の引き出しと、引き出し用のレールボードを使っています。お子さんの文房具や学校用品など、細々したものを収納するには引き出しがおすすめです。お子さんも率先してお片付けしてくれそうです。
仕切りを使ったカラーボックス横置きアイディア
市販の仕切りアイテムを使うと、空間を有効に活用できます。どのようなアイディアがあるのか、チェックしてみましょう。
縦でも横でも仕切れる便利アイテムで手作り引き出し
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カラーボックスの内側には仕切りはついていませんが、最近は縦でも横でも仕切りが作れる便利なアイテムがあります。仕切りに合わせて引き出しと扉をDIY。オリジナルのペイントを施すとテンションも上がりそうです。
コの字ラックの仕切り板で収納倍増
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フタなしのインナーボックスを重ねて収納するために、木材でコの字ラックを作成。全体の色合いを損ねない優しい木のぬくもりが、おもちゃ収納の空間に自然と溶け込んでいます。
収納しやすい!棚を使ったカラーボックス横置きアイディア
棚や棚板を使うことで、カラーボックスが立派な家具に変身。ベンチやおままごとキッチンなど、アイディア次第でいろいろ作れそうです。
棚板でベンチ風にアレンジ
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カラーボックスを2つ横に並べて、おそろいの白い棚板で固定。すてきなベンチの完成です。下は本棚にしてたっぷり収納。お子さんにとってもお気に入りスペースのようです。
横置きカラボをホワイトボードでつなげてプレイテーブルに
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こちら、以前は横に2つ並べたカラーボックスに、コルクボードを乗せてプレイテーブルにしていました。これを、ホワイトボードに付け替えたことで、一気に明るい印象に。また、2つつなげることで広い作業スペースに。
カラーボックスへのカーテンの付け方
カラーボックスの中についつい物を詰め込み、入れ方が乱雑、中味が見えると困る、そんなお悩みはありませんか? そのようなときには、目隠としてカーテンを取り付ける方法がおすすめです。
こちらでご紹介する方法は、材料も100均で簡単に手に入るものばかり。カーテン1枚で部屋の雰囲気が変わるので、季節ごとに取り換えるのもいいですね。
マジックテープ
カラーボックスにマジックテープを直接貼ります。
手順1:テープの準備
粘着タイプのマジックテープを必要な長さにカット。
手順2:ボックス本体への貼り付け
カラーボックスの上部とカーテンに、それそれマジックテープを貼り付けます。
手順3:カーテンをボックスに貼り付ける
カーテンをピンと伸ばして、カラーボックスに貼り付け固定します。
カーテンレール
カラーボックス内部にカーテンを取り付けるます。材料はどれも100均で購入できます。おしゃれなカフェ風カーテンもたくさん種類があるので、ぜひチェックしてください。
手順1:カーテンレール、突っ張り棒の取り付け
カラーボックス内部の幅に合った、カーテンレールや突っ張り棒を取り付けます。
手順2:クリップでカーテンを取り付け
取り付けたレールまたは棒に、カーテンクリップやリングなどを使って、布または目隠しをぶら下げます。
プッシュピン
カラーボックスにプッシュピンを直接刺します。お手軽ですが、はさむ布の重さに制限があったり、ピンが落ちてしまう危険性があったりするので、使用する場合には注意が必要です。
カラーボックスを重ねる・2段にするときの注意点
横置きなら2段に重ねるアレンジも可能なので、オリジナルの家具作りのバリエーションが広がります。ただし、注意したいのが転倒対策。
大人にはたいしたことのない高さであっても、子どもの身長だと頭や顔に相当する部分に上から物が落ちることがあります。また、カラーボックス自体の転倒の危険性も。ここでは積み重ねる場合の連結の方法と、連結後の転倒防止対策についてみていきましょう。
両面テープで連結
両面テープで貼りたい面を固定させます。事前準備も不要なので手軽な方法のひとつです。ポイントは2つ。
- ・超強力で粘着力があるか。
- ・プラスチックや木製など、使っているカラーボックスの材質に対応しているテープかどうか。
一度固定するとはがすのは難しいと思われがちですが、最近では、あとからはがせるタイプの商品も出ています。事前に確認してください。
補強金具で連結
I字金具やT字金具などのジョイント金具を使って、カラーボックス同志を連結して固定する方法です。金具は100均でも購入できます。DIY経験者でなくとも、ドライバー1本で連結が可能です。
まずは、2つのカラーボックスを並べ、固定したい金具の位置を決めます。そして、金具を固定してビスを締めやすくするため、金具をマスキングテープで仮留め。ここから、ビスを締めていきます。
ビスを打つ順番は真ん中に近い部分からスタート。このとき、ビスを最後まで締め上げず、全部の箇所の位置を微調整しながら徐々に締め上げていくと失敗が少ないです。ビスの位置が3個以上ある場合には2番目は端に近い部分から締め、最後に間を埋めるように締めるといいでしょう。
L字金具で壁とカラーボックスを固定
壁とカラーボックスをL字金具で数カ所固定させることにより、転倒を防止します。ただし、壁面がコンクリートのように固い材質であったり、賃貸住宅だったりすると、壁に金具を取り付けるのが難しいケースもあります。
家具転倒防止板
どうしても壁に穴を開けられない場合におすすめなのが「家具転倒防止板」です。「ふんばるくん」などの家具転倒防止板をボックスの手前に挟み込むことで、転倒防止効果を得られます。
突っ張り棒
見た目の問題もありますが、天井から突っ張り棒で固定できます。重いものがすでに収納されてボックスを動かせない場合には、有効な方法です。
家具の固定は地震対策の基本です。状況に応じてしっかりと安全対策をとりましょう。東京消防庁のサイトに詳しい家具の固定方法についての記事があるので、一度参考にしてみることをおすすめします。
カラボ横置きでインテリアの可能性は無限大に
アイディアと工夫次第ですてきなインテリアアイテムに生まれ変わる、横置きカラーボックス。ご紹介した活用実例以外にも、ご家族やお部屋の状況などそれぞれの暮らしに合った利用方法はたくさんあります。
自由な発想で可能性を広げる横置きカラーボックスを、ぜひこの機会に取り入れてみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部