子ども乗せ電動アシスト自転車は必要? 買いたい理由と選び方を解説

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ベビーカーを卒業すると、子どもの移動に電動アシスト自転車が気になりますよね。普通の自転車と比べて高額なものが多く、本当に必要か悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここでは、電動アシスト自転車が便利なシーンや前乗せと後ろ乗せの違い・選び方・おすすめ商品などをご紹介します。

電動アシスト自転車はこんなシーンに向いている

子どもの成長に伴い保育園・幼稚園・習い事・公園など、移動する場所も多くなってきます。自転車を買いたいけど、電動アシストが必要かどうか分からないという人のために、電動アシスト自転車が向いているシーンをご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

坂がある

1歳の平均体重は9kg前後ですが、3歳で14kg前後・5歳で17kg前後・小学校入学前には20kg前後になります。大きめのお子さんなら、さらに重くなるでしょう。重いお子さんを乗せて坂を上るのは大変です。移動ルートに坂がある人は電動アシストがあると便利ですよ。

参考:厚生労働省ホームページ 乳幼児身体発育調査

距離がある

電動アシスト自転車は平均時速15kmほどで進みます。交通状況や信号などによっても変わりますが、4分で1km移動できる計算です。徒歩の場合、個人差はありますが不動産広告では1分80mで計算されています。1km進むには12.5分かかり、子どもと一緒に歩けばさらに時間がかかるでしょう。

歩くには少し遠いと思う距離には電動アシスト自転車を使ってみてください。大幅な時間の節約に繋がりますよ。

参考:ヤマハ 電動アシスト自転車 PAS/YPJ 通学・通勤比較シミュレーション

荷物が多い

幼児との外出は荷物が多く、子どもの安全を確保しながら歩くのは大変な作業です。電動アシスト自転車はバスケットに荷物を積めるだけでなく、普通の自転車よりパワーがあるので重い荷物も楽に運べます。

幼児が2人いる

幼児2人を自転車に乗せると必然的に重くなります。例えば2歳と5歳の兄妹なら、平均体重は12kgと17kg。合計29kgにもなります。電動アシストの無い自転車では、ぐらつきの原因にもなり危険です。きょうだいがいる人は安全に走行するためにも電動アシスト自転車を検討しましょう。

子ども用シート 前乗せ・後ろ乗せの特徴

電動アシスト自転車の子ども用シートは、体重や年齢によって乗れる基準があります。前乗せにするか後ろ乗せにするかは、購入時のお子さんの年齢や何人乗るかなどによって決めましょう。

前乗せ

前乗せの基準は、体重15kg以下・1~4歳未満・目安身長100cm以下です。目の前にいるので安心感があるのが最大のメリット。小さなころしか乗れないので、乗れる期間が短いのはデメリットといえます。1~2歳から乗る場合におすすめです。

前乗せは専用設計と後付けシートの2タイプがあります。それぞれの特徴をご説明します。

専用設計

専用設計はハンドルの間にシートがあるタイプです。安定感があり、子どもの手足も覆われるので安全性が高いといえます。使わなくなったら、シートを外してバスケットを装着できるモデルも発売されていますよ。

後付けシート

ハンドルの後ろに子ども用のシートを後付けするタイプです。前後に子どもを乗せる場合、バスケットが使えるのはメリットといえるでしょう。一方でシートの位置が高いので、抱き上げて乗せるのが大変というデメリットもあります。専用設計よりシートも狭めです。

後ろ乗せ

後ろ乗せの基準は、体重22kg以下・1歳~小学校就学前まで・目安身長115cm以下です。前乗せの後付けシートが付けられるものと付けられないものがあるので、2人乗せる可能性がある場合は事前にチェックしましょう。

2人乗せ

2人乗せる場合は、前後にそれぞれシートが必要です。前乗せ専用設計タイプに後ろ用シートを付けるか、後ろ乗せタイプに前用シートを付けましょう。1人の場合より危険性が増すため、SG基準ではヘッドガード付きのシートが推奨されていますよ。

参考:SG基準 自転車用幼児座席

電動アシスト自転車の選び方

子ども乗せ用電動アシスト自転車の選び方をご紹介します。

タイヤ

販売されている子ども乗せができる電動アシスト自転車のタイヤは、ほとんどが20インチと26インチです。

20インチはシート位置が低いため、乗せた後の重量バランスが取りやすく安定感があります。抱っこで乗せるときも高さがないので楽ですよ。26インチは背が高い人も乗りやすいのが特徴的です。タイヤが大きいので、スピードも維持しやすいです。

バッテリー容量・充電時間

多くの電動アシスト自転車を発売しているヤマハ・パナソニック・ブリヂストンの場合、バッテリー容量は15~16Ah、充電時間は3.5~4.5時間と大きな差はありません。強いこだわりがなければ、バッテリー容量や充電時間はさほど気にする必要はなさそうです。

デザイン

デザインやカラーも豊富に発売されています。好みのものを選びましょう。

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電動アシスト自転車 主要メーカーの特徴

電動アシスト自転車の主要メーカーはヤマハ・パナソニック・ブリヂストンの3社です。ここでは各メーカーの特徴を解説していきます。

ヤマハ

シートのヘッドレストが270°頭部を包むような形状になっています。フットレストも前後から足をカバーし、安全性に配慮しています。ハンドルのバッテリーメーターに時計が付いているのが特徴的。子どもの送迎では時間が気になるシーンも多いので、いつでも時間が分かるのは便利ですよ。

パナソニック

ベビー用品を多数展開するコンビとコラボしたモデルが発売されています。チャイルドシートやベビーカーにも使われているエッグショックを搭載。サンシェードもあるので、暑い日も紫外線からお子さんをガードできますよ。

また、鍵をカバンに入れたまま開錠できる電子キーに対応したモデルも出ています。カバンの中から鍵を探す手間が省けるのは嬉しいですね。

ブリヂストン

デザイン性の高さが特徴的です。ビッケシリーズは、ハンドル・サドル・チャイルドシートのクッションなどをカスタマイズできます。また、走りながら自動充電できる両輪駆動タイプも発売されています。充電回数を減らしたい人におすすめです。

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人気の電動アシスト自転車 おすすめ 3選

おすすめの子ども乗せ用電動アシスト自転車をご紹介します。

PAS Kiss mini un – ヤマハ


すっぽりと包み込むような繭型前乗せシートが特徴的な自転車です。肩紐にはフワフワのクッションが付き、お子さんが快適に乗れるよう工夫されています。手すりバーが動き、高く抱き上げなくても乗せられるよう作られています。

ギュット・アニーズ・DX – パナソニック


後ろ乗せの20型タイプです。リアシートの手すりが開閉し、シートベルトの着脱がしやすくできています。後ろにはレインコートやタオルなどを入れられる背面ポケットが付いていますよ。

ビッケ モブ dd – ブリヂストン


走りながら自動充電できる両輪駆動タイプです。お揃いのヘルメットも発売されていますよ。

電動アシスト自転車に欠かせない子ども用ヘルメット おすすめ4選

ここでは自転車に欠かせない子ども用ヘルメットをご紹介します。

サイズの目安は1~2歳が45~47cm・2~3歳は47~51cm・3~6歳は49~54cm程度です。年齢だけでなく実際の頭の大きさを参考に選びましょう。サイズ調整ができるものもあるので、チェックしてみてくださいね。

参考:Kabuto ヘルメットのサイズから選ぶ

PINE パイン – OGK


フルーツのような可愛い形が特徴的なヘルメットです。サイズ調整可能なフィットバンドが付いているのが嬉しいポイント。カラーは6色から選べますよ。
対象年齢は1〜3歳。

bikkeキッズヘルメット – ブリヂストン


ブリヂストンのビッケシリーズとお揃いのヘルメットです。7つのデザインから選べますよ。

カブロヘルメットミニ アンパンマン – ジョイパレット


子どもに大人気のアンパンマンのヘルメットです。内側のパッドは取り外して洗えますよ。
対象年齢は1~5歳。

NINO – bern


安全性とともにファッション性にもこだわったヘルメットです。おしゃれなデザインが豊富です。
対象年齢は2~6歳。

電動アシスト自転車で育児をスムーズに!

電動アシスト自転車は10万円を超えるものが多く、安い買い物ではありません。しかし、子どもの安全やスムーズな移動などを考えると、非常に便利なアイテムです。ぜひ検討してみてくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

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