山田まりやさん、弟の学費も稼ぎ、必死だった10代…。23歳で倒れてからの治療法とは

15歳で芸能界に入った山田まりやさん。23歳の時に体調を崩し、一度立ち止まることを決意されたそう。原因不明の体調不良は、国の難病指定疾患「クローン病」の疑いもありと診断されるが、驚きの治療法で回復。現在9歳のお子さんの食育法も伺ってきたので、ご紹介します。

「クローン病」ってどんな病気?

1996年、講談社初代「ミスヤングマガジン」でグランプリを受賞した、山田まりやさん。そこからバラエティ・ドラマなど、若い時はとにかくがむしゃらに働いていたそう。ところが、10代の後半から原因不明の体調不良に襲われてしまったのだとか……。

病気になった経緯を教えてください。

山田まりやさん:私の父はお酒を飲んで暴れるタイプの人だったので子どもの頃、落ち着いて食事をしたことがなかったんですよね。10歳下の弟が産まれて、守るものができたときから自分は強くなって、私が母と弟を養うからと母を説得し離婚させました。生活費だけではなく、弟の学費も支払わなければならなかったので、若い時の私は働かなきゃって必死でした。

すると、10代後半から、下痢、便秘、嘔吐などを繰り返すようになり、23歳の時には舞台の千秋楽で倒れてしまい、病院へ搬送されたのです。その後、医師からは「クローン病の可能性がある」と診断されました。

「クローン病」の症状とは?

山田まりやさん:クローン病は、口から肛門まで全部の消化管に炎症が起こる病気と言われています。

症状は人にも寄るのですが、私は原因不明の発熱、下痢、嘔吐、倦怠感、イライラなどがありました。病名も分からない頃はサボっていると社会的に勘違いされたり、本人の気の持ちようだ!とか、心の病気だとか言われてしまいました。

今でも辛い思いをしている人はたくさんいると思います。

原因は、食べ過ぎ!?

山田まりやさん:「クローン病」の治療は、薬物療法や栄養療法、重症な人は手術が必要とも言われています。とにかく原因がわからないので、ストレスの影響もあるかもしれないということで気分転換に初めて自分で旅券を手配して友達と旅行に行ったのですが、そこでも体調を崩してしまいました。旅行先から直行で一緒にいた友達が紹介してくれた鍼灸師の先生のところで診てもらうことにしました。

すると、私の顔を見て「食べ過ぎだね」って一言(笑)。

「私そんなに食べないですよ!」って言ったら、「消化吸収が追いついてない」って言われて半信半疑でしたが、鍼灸師の先生の指導の下、針治療とともに食生活も見直すことにしました。

驚きの治療方法で回復へ


ー鍼灸師の先生の食事指導はどんな方法だったのでしょうか。食生活の見直し方法を教えてください。

まずは、3日間の絶食

山田まりやさん:鍼灸師の先生からは、3日間の絶食をするように言われました。胃酸過多にならない様に鍼を刺すということで、水分だけ摂取しながら鍼灸院に3日間通うと溜まっていた宿便が出たのです。そうしたら、空を飛べるくらいの爽快感! そこから体調がどんどん改善していきました。

炭水化物は、1年絶つ

山田まりやさん:当時は仕事が忙しくて、自分で食事の準備をする時間がなくて……。

仕事現場でお弁当を食べることがほとんどだったので、基本的におかずだけ食べていました。飲み物は、コーヒーや紅茶のカフェインなど刺激物を摂取しないように気を付けていましたね。あとは、冷たいものも控えて常温の水をちびちびと飲むようにしていました。

食事制限で辛さを感じなかった理由

山田まりやさん:最初は食べるものなくなっちゃうじゃんって思ってたのですが、いままでの食事で体調を崩したわけですから、ここで一旦立ち止まって、体をリセットしてみたい!という実験みたいな感覚でした。食事制限で、実際に体がどんどん軽くなっていったので、辛いと思ったことはなかったんです。

西洋医学、東洋医学でいろいろ試しても体調が改善する気配がなかったのですが、鍼灸師の先生に出会ったことで、クローン病と確定診断される前に完治することができました

お子さんの「食育」で大切にしていることは

この経験から、食事に対する意識がガラリと変わったという、山田まりやさん。2012年に出産をしてからは、「食育」についても、こだわるようになったと語ります。

ー「食育」でもっとも気を付けていることは?

山田まりやさん:子どもの習慣って結局は親が作るものなんですよね。

大人になっても、幼少期の記憶が鮮明に残っているように、幼少期の食習慣は成長過程、人格形成においても重要だと考えます。

スーパーで魚が切られて売られたりしていると、本当の姿を知らない子もたくさんいます。

そこで、目で見て、においを感じて、実際に触れて、五感をフルに使って食に触れて欲しいと思うようになりました。


山田まりやさん:先日、息子が田植えを体験したのですが、ものすごいはしゃぎようで(笑)。「こんな楽しいなら毎年きたい!」って言うほど楽しんでいました。

私の考える食育は、食事の内容だけではなく、自分の手で命を吹き込んだものが田んぼで育ち、それを稲刈りし、いただくように、食べ物を作る経験も大切なことと思うのです。

自分の身体と向き合うことが大切

山田まりやさんは、子どもが産まれたことで、自分と同じ体調不良の苦しみを味わってほしくない!という思いから食や食育についての講演にも力を入れて活動するようになったそう。

今回のインタビューで、山田まりやさんの出産方法は「パーティー出産」だったとお聞きしました。おそらく多くの方が「パーティー出産って、なに?」と、聞き返してしまいますよね。その様子やユニークに感じるけれど理にかなっている子育て法まで、いろいろ伺いましたので、こちらの記事もぜひ合わせて、お読みください。

また、山田まりやさんは、おばあちゃんの知恵袋的な昔ながらの子育てを大事にされていたり、多数の食にまつわる資格を取得されています。こちらの記事もご覧ください!

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取材・文/やまさきけいこ 撮影/五十嵐美弥(小学館)

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