【大阪・関西万博】リサーチ不足で大失敗!? 本当に並ばない? 必需品は? 子連れに助かるスポットや親子三代でゆっくりできる絶景ラウンジレストランも紹介!

大盛況の大阪・関西万博。連日、人気パビリオンは長蛇の列。でも! コツを掴めば、予約ゼロでも楽しめます! 万博マニアライターのオススメや予約すべきパビリオンをご紹介。噂の「石のネックレス」の休憩所ってどんなところ? その他、親子三世代でもゆっくり食事ができる絶景レストランや子連れに助かるポイントをまとめました。夏休みに万博旅行を計画しているファミリー必見です!

本当に「並ばない」万博?

残念ながら、並びます。予約制で並ばない万博のはずでしたが、現在、ほとんどの海外パビリオンが予約不要で人気パビリオンは数時間待ちの長蛇の列。

でも、予約が取れなくても入れる可能性があるので、悪いことばかりではありません。

連日、行列の大人気のスイスパビリオン。

朝イチ&すぐに入れる場合も?!

朝イチや夕方以降は比較的空いていることもあります。当日予約にチャレンジしつつ、朝イチで当日入館可能なパビリオンに直行するのがオススメ。また、長蛇の列でも、収容人数の多いパビリオンだとすぐに入れることも。

ゲート選びも大事!

朝イチを狙う場合は、比較的空いている西ゲートからの入場がおすすめですが、狙っているパビリオンに近いほうが早く並べる可能性もあります。

予約をするならどのパビリオンがいい? 予約のコツ!

大阪ヘルスケアパビリオンの外観。

ほとんどの海外パビリオンは当日入館できるので、完全予約制の国内パビリオンを優先して予約するのがベター。子連れファミリーには以下のパビリオンがおすすめです。

□日本館、大阪ヘルスケア(体験予約)、ガスパビリオン、いのちの未来、電力館、NTT、ノモの国など
□イタリア館など

  • ・日本館は時間限定で当日入館あり。
  • ・ガスパビリオンは、キャンセル待ちで当日入館あり。
  • ・null2は、整理券配布あり。
  • ・住友館は東ゲートからいちばん乗りで並べば入れる可能性あり。
  • ・イタリア館は公式アプリからも予約可能で、2回予約のチャンスあり。

上記は、あくまでも個人的な体験なので、日により変わる可能性もあります。また、パビリオン以外にも大屋根リングを歩くだけでも楽しいですし、夜のショーも見応えがあります。ナショナルデーなどのイベントやさまざまなワークショップも充実しているので、行くだけでも楽しめるのが万博です。

万が一予約が取れなくてもがっかりせず、当日楽しめるパビリオンやイベントを見つけて、気持ちを切り替えて楽しみましょう!

親子三代旅ならゆったり「ラウンジ&ダイニング」がオススメ

大阪湾が一望でき、大屋根リングも眺めながら食事を楽しむことのできる「ラウンジ&ダイニング」。

食事も楽しみなのが万博。ただし、食事処も混雑する傾向があります。食べ歩きも楽しいですが、これからの猛暑の季節は、外での飲食は、年配者と子連れの親子三世代には難しくなるかもしれません。まして、三世代だと人数も5、6人以上と大所帯で席を確保するのも大変です。

そんなときは、涼しい店内で美しい大阪湾を眺めながら食事のできる「ラウンジ&ダイニング」がオススメ。高さ9mの店内はとても開放的。国際交流の拠点となるEXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」の2階にあります。

世界各国の料理が楽しめるビュッフェ!

世界各国の料理が楽しめる「ラウンジ&ダイニング」のブッフェ。
世界各国の料理が楽しめる「ラウンジ&ダイニング」ビュッフェ。

「ラウンジ&ダイニング」では、万博らしく世界各国のビュッフェが楽しめます。特に、タイカレーなど数種類あるカレーが絶品! 専門店顔負けのおいしさです。そのほか、その場で切り分けてくれるローストビーフやフライドポテトやチキンナゲットなど、お子さんにも食べやすいメニューも揃っています。

地球環境にやさしい食材

食材には、国産ジビエや、何らかの理由で市場に出回らない未利用魚を活用したメニューのほか、大豆ミート「NIKUVEGE(ニクベジ)」など、サステナビリティに配慮した食材を一部採用し、おいしさだけでなく、地球環境や社会的課題にも配慮したメニューもあります。

コカ・コーラのデザインが楽しいインテリア

コカ・コーラのボトルが並ぶインテリアが楽しい「ラウンジ&ダイニング」。
コカ・コーラ飲料のボトルが並ぶインテリアが楽しい「ラウンジ&ダイニング」。

「ラウンジ&ダイニング」は、ロイヤルホールディングス株式会社とコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社が共同で出店するダイニングなので、コーラ飲料のボトルのデザインを探すのも楽しいですよ。

混雑状況は?

「ラウンジ&ダイニング」のブッフェ台。
「ラウンジ&ダイニング」のビュッフェ台。

「ラウンジ&ダイニング」にはベビーチェアやゆったりとしたソファ席もあります。また、午後や夕方の早い時間帯は比較的空いているので、大人数でも入れる可能性も高いです。夕食後、そのまま水上ショーを楽しむのも楽しいですよ。

リーズナブルなワンウェイビュッフェも期間限定で実施

ビュッフェは、お値段や時間が気になるという方に朗報です! 5月限定で、万博をより楽しみたいという方に、リーズナブルかつ短時間で楽しめる、お代わりなしのワンウェイビュッフェも実施中。

また、通常ビュッフェとワンウェイビュッフェはどちらも6歳以下のお子さんは無料。子連れファミリーには助かりますね。

「ラウンジ&ダイニング」ビュッフェ
  • 場所:ナショナルデーホール「レイガーデン」2F
    通常ビュッフェ:大人8,800円(税込み)・子ども4,400円(税込み)
  • お代わりなし:大人5,500円(税込み)、子ども3,300円(税込み)
  •        5月31日まで、数量限定(1日100食)、制限時間50分 
    ※どちらも子ども7~12歳/※6歳以下は無料
  • 時間:10:00~21:00
    >>>ラウンジ&ダイニングについてはこちらから

休憩所はあるの? 噂の「石のパーゴラ」の休憩所にも行ってみた!

休憩所問題については安心してください! 大屋根リングの下には、日陰でたくさんの椅子がありますし、屋根付きでテーブルのある食事のできる無料休憩所もあります。暑い日には「氷のクールルーム」などもあります。

人混みが苦手な方や特性のあるお子さんには、カームダウン/クールダウンルームも

また、来場時に気持ちが不安になったり、パニックになってしまったりしたときに落ち着けるスペースのある休憩所もあります。壁には緩衝材があり、遮音性が高く、照明の明るさを調整できる機能があります。

西ゲート近くにある、石がネックレス状に吊り下げられた「石のパーゴラ」の休憩所。

「石のパーゴラ」の休憩所ってどんなところ?

石に穴をあけネックレスのように吊り下げたオブジェが特徴的な「石のパーゴラ」休憩所。岩の重量は90~250kg、合計重量は90tにもなるそうです。

気になって行ってきましたが、挑戦的なデザインは面白いとは思います。しかし、もしも…と想像すると落ち着かない感じではありました。休憩所、案内所、トイレ、応急手当所、カームダウン/クールダウンルームがあるので、場所はチェックしておいたほうが良いでしょう。

大失敗! 万博内でお土産が買えない事態に!

夢洲駅のローソンでようやく買えたミャクミャクのぬいぐるみ。
夢洲駅のローソンでようやく買えたミャクミャクのぬいぐるみ。

万博内のお土産物屋さんが想像以上に混雑しており、そのうえ次の予約のため時間がなく、万博内でお土産を買うことができませんでした…。お土産を買う時間を含めて計画するべきだったと、リサーチ不足で痛恨のミスを大後悔。

スタンプ帳は事前購入がオススメ

約80カ国が一度にまわれるコモンズ(共同館)に行く予定だったので、スタンプラリーを楽しみにしていたのですが、スタンプ帳が買えず、非常に残念でした。ネットで事前に買っておくことをオススメします!

万が一買えなかったら夢洲駅のローソンで買える!

なんとか、夢洲駅のローソンでミャクミャクのぬいぐるみとペンは買えました。ちなみに、新大阪駅の新幹線の改札口に近い万博関連の店では、ぬいぐるみ系はほぼ売り切れでした(お菓子のお土産は新幹線の改札内にもありました)。

お得な「ミャクミャクぬいぐるみくじ」は挑戦すべし!

「ミャクミャクぬいぐるみくじ」の寝そべりミャクミャク。
「ミャクミャクぬいぐるみくじ」の寝そべりミャクミャク。

時間がなくて素通りでしたが、「ミャクミャクぬいぐるみくじ」もオススメです! 一回2200円でハズレなし。通常のぬいぐるみが3000円以上するので、1等の約80cmのぬいぐるみが当たるかもと考えるとかなりお得です(大きすぎても困るかもしれませんが…)。

子連れ万博の必需品はこれ! 持ち物リスト

ゆる〜い手作り感が好評だったミャクミャクの手作りブローチ。
ゆる〜い手作り感が好評だったミャクミャク風の手作りブローチ。

ともかく、事前の準備が大切な万博旅行。チケット・地図は必ず印刷しましょう。写真を撮ったり、アプリをチェックしたりすると、携帯の充電がすぐなくなります。予備のモバイルバッテリーは必須です

持ち物リスト

  • ・地図は印刷、チケットはQRコードをスクショ&紙に印刷
  • ・モバイルバッテリー
    ・防寒具(フード付き)・カッパ・軽めの雨天兼用の折り畳み傘
    ・子どものおやつ、軽食、着替え等
    ・給水所があるので水筒持参
  • ・荷物は一つにまとめて、少なく! スーツケースは持ち込みNG
  • ・事前に購入した公式スタンプ帳(or スタンプ用の手帳)
    ・キャラクターの手作りのアクセサリーがあるとかなり好印象

手作りアクセで楽しさ倍増!

必需品ではないのですが、手作りのミャクミャク風のアクセサリーなどがあると楽しさが倍増です! 子どもと参加した工作教室で夫が作ったミャクミャク風のブローチを胸元に着けて、万博会場に行きました。なんと、これが、どこに行っても大好評! たくさん声をかけてもらって、話が弾み、万博でいちばん楽しい思い出になりました。

万博協会は、万博の楽しさを広めるための個人での公式キャラクターの二次創作をサポートしています。二次創作に関しては、こちらを参考にして、ルールを守りながら楽しんでくださいね。

子連れに助かるポイントまとめ

東ゲート近くのリサイクル素材を使った遊具のあるポーネルランドのプレイグランド。
ボーネルンド提供のリサイクル素材を使った遊具のある、東ゲート近くの「光の広場」。

子連れでの大阪・関西万博に不安を感じている方も多いと思いますが、ファミリー向けのサービスも充実。シニアの方も電動カートの貸し出しや周遊バスなどを上手に利用すれば、広い万博会場も快適にまわれます。

予約なしで利用できる光の広場は、子連れファミリーには大助かり。ただ、子どもたちが楽しすぎて足止めを食ってしまうこともあるので、次のパビリオンの予約がある場合は気をつけてくださいね。


  • ・ベビーカー持ち込みOK&無料貸し出しあり

    • ・ベビーセンター・迷子センター

    • ・ベビーケアルーム(授乳室やおむつ交換所・給水・給湯器、子ども用トイレ)

    • ・電動カートの無料貸し出し(抽選)

    • ・周遊バス

    • ・無料の遊び場(夏場は暑さに注意)

ベビーカーや車椅子のアクセス、食事処や休憩所の位置、チケットの購入方法までをまとめた万博の歩き方がとても便利です。参考にしてくださいね。

>>>万博の歩き方についてはこちらから

おまけ! 大阪・関西万博を記念してUCCの復刻缶が発売中!

UCC上島珈琲株式会社の1970年の大阪万博でヒットした缶コーヒーを再現した復刻版「UCCコーヒーミルク入り」(右)。
UCC上島珈琲株式会社の「UCCコーヒーミルク入り」復刻缶(右)。

最後に、大阪・関西万博がまだの方も、行った方にもオススメなのが、こちらの1970年の大阪万博で大ヒットした「UCCコーヒーミルク入り」復刻缶です。

1969年の発売時はコーヒーは喫茶店で飲むスタイルが主流のため売れなかったのが、翌年の70年の大阪万博で爆発的にヒット。世界初の缶コーヒーは、万博をきっかけに新しいドリンクとして定着。HugKumの両親世代には懐かしいのではないでしょうか?

オンラインショップのほか、全国のコンビニやスーパーでも販売中なので、万博会場付近やご自宅近くのコンビニで見つけたらぜひお試しください。無くなり次第終了なので見つけられたらラッキーです!

大阪・関西万博の気になるあれこれ、いかがでしたか?

以下の記事では、「日本館」「大阪ヘルスケアパビリオン」、話題の民間パビリオンの「立体の「iPS心臓」や「ガンダム」、オススメの海外パビリオンなども紹介しているので、参考にしてくださいね。

「日本館」「大阪ヘルスケアパビリオン」の体験レポートはこちら!

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写真・取材/Rina Ota

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