鮮魚売場の「MSC・ASCラベル」に注目!
月刊誌『小学一年生』のモデル・桜華ちゃんとママが、大手スーパー「イオン」でSDGsに関する商品をチェックしてきました!
まず桜華ちゃんが見つけたのはサーモンなどのパックに貼ってある「MSC認証」「ASC認証」のラベル。これらは環境に配慮した、サステナブル(持続可能)な水産物の証しで、商品を買うことが、資源と環境の保全に取り組んでいる漁業者や養殖業者の応援へとつながっています。
どちらもヨーロッパ発のラベルで、イオンのお店では2006年に11品目から販売をスタートしました。「導入から16年目を迎え、MSC認証は29魚種52品目、ASC認証は12魚種24品目。ラベルつき商品は計76品目に増えています(※1)」(イオンリテール広報部)
※1 魚種の中でも、消費量が増えているサーモンは特に重視しているそうです。「日本国内でも鮭の養殖が広がっています。今後も世界中の情報を入手して、新たなMSC・ASC 認証魚種の導入を積極的に考えていきます」(広報部)
「旬の海産物でエコラベルつき商品があると嬉しい」など、2種類のラベルに興味を持つお客さんの意見は好意的。新たにMSC・ASC 認証を取得する国内の生産者も増えてきているそうです。
※特別な許可を得てマスクを外して撮影しております。ご来店の際は感染防止策にご配慮ください。
※紹介した商品、サービスは一部取り扱いのない店舗もございます。あらかじめご了承ください。
MSC「海のエコラベル」ASC ラベルとは?
適切に管理された漁業や養殖業で生産された水産物につけられるエコラベル。水産物の消費量と生産量が増え続けている今、漁業の方法などを管理していくことが大切です。これらのラベルは、水産資源や環境を守るために持続可能な漁業・養殖業で生産された水産物の証しです。
MSC「海のエコラベル」
「過剰な漁獲を行わず資源を枯渇させない」など、水産資源や環境に配慮した、持続可能な漁業で獲られた天然水産物に表示できる。
ASC ラベル
持続可能な養殖で生産された水産物に与えられる水産物の証し。「自然環境や貴重な野生生物に深刻な影響を与えていないか」などの審査を経た養殖水産物に表示できる。
イオンのMSC・ASC 認証魚の取り組みについて
以下のアイコンをクリックすると、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の認証魚についての取り組みを見ることができます。
植物由来の商品も人気。プライベートブランド「トップバリュ」には、大豆から作った商品も
大豆を主原料にしたハンバーグ、パスタソースはその一例。健康や環境に配慮しつつ、植物由来の食品を積極的に取り入れることができます。
再利用可能な容器を返却するLOOP(ループ)でリユース!
「これが洗剤!?」と思うほど、おしゃれな容器に入った洗剤や消臭剤などが並ぶ売場で見つけたのはLOOP(ループ)の容器返却ボックスです。桜華ちゃんも空き容器を返却しました!
LOOPとはアメリカ発のサービスで、繰り返し使える再利用可能な容器を返却することで、返金が受けられるという仕組みです。
日本国内の日用品・食品メーカー各社と協力し、洗剤やシャンプー、食品などの容器やパッケージをガラスやステンレスなど耐久性の高い素材に変えて、商品を提供しています。購入時に容器代を含めた価格を支払います。
「イオンでは1991年より買物袋持参運動など、持続可能な社会を目指す活動に取り組んできました。世界的に注目されているLOOPの取り組みに参加することで〝使い捨て〟から〝繰り返し使う〟(リユース)へ関心が高まるきっかけになればと思います」(広報部)
利用者は環境やSDGsについて関心の高い若い層が比較的多いそうです。
「関東のイオンのみで実施中ですが、ほかの地域でも展開してほしいという要望をいただいています」(広報部)。
①LOOPアプリで二次元バーコードをスキャン
LOOP商品の容器に、容器返却ボックスで発行する二次元バーコードシールを貼り、スマホで読み取ります。容器は洗ったりせず、そのままでOK。
②イオンのお店の容器返却ボックスに容器を返却
後日、LOOPアプリを通して容器代が返却されます。
Loopの取り扱い店舗は
おなじみのブランドが、再利用可能なしゃれた容器入りに。リユースに対して前向きになれる、洗練されたデザインのパッケージ。〝パケ買い〟するお客さんやリピーターも多いとのこと。
『小学一年生』2022年5・6月号 別冊『HugKum』 撮影/松原敬子 モデル/武石桜華 構成/村重真紀
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載しています。
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再構成/HugKum編集部