かき氷シロップの作り方|みぞれ味、ジャムで作るイチゴ味、コーラ味など自家製で!

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暑い夏には、かき氷がおいしく感じられますね。皆さんはどんな味のシロップがお好みでしょうか。色とりどりのシロップについて、詳しくご紹介すると共に、おうちで作れる自家製シロップのレシピもたくさん。今年の夏は、かき氷を満喫しましょう。

全部同じ味⁉  噂のかき氷シロップ

いちご、レモン、メロン味などのかき氷はよく見かけますが、シロップはすべて同じ味なのでは、とSNS上で話題に挙がったことがありました。本当のところは、どうなんでしょうか。

市販のかき氷シロップの原材料

市販のシロップの原材料欄を見ると、「果糖ぶどう糖液糖」を筆頭に「酸味料・調味料・香料・着色料」、そしてトロミをつけるための「増粘剤(増粘多糖類)」が記載されています。

主成分である「果糖ぶどう糖液糖」とは、簡単にいうと砂糖水のこと。人工の甘味料として、多くの食品に使われているものです。つまりかき氷のシロップとは、色付けされた砂糖水で、かき氷の他にもヨーグルトのシロップや、チューハイの味付けなどにもよく使われるそうです。

また、「調味料」として「有機酸等」との記載がありますが、これは抗菌性・防腐を期待して添加されたもので、酸味が強い食品添加物だそうです。

同じ味の理由は

原材料を見ればわかるとおり甘味と酸味が主な成分ですから、味は同じです。違うのは香りと色。見た目が赤ならいちご味、黄色ならレモン味、緑色はメロン味というように、イメージに沿った香りで差をつけているだけなのです。

ちなみにブルーハワイとは、爽やかな青い色を楽しむシロップで、ソーダやラムネをイメージしてつけられた名前だそうです。もちろん、こちらも同じ味です。

本物の味がするシロップも

甘みと酸味だけでなく、果汁が含まれたシロップならば、素材ごとの味が感じられます。

また、抹茶味は抹茶粉末が混ぜ込まれていますから、商品によって量の多少はありますが、しっかりと苦味がある抹茶味が堪能できます。特に日本各地のお茶どころ、または、お茶メーカーが作るかき氷には香り高い抹茶がふんだんに使われており、行列店としてよく名前を耳にします。

フルーツ感を楽しむ本格シロップ

着色料や香料を使わない、本物のフルーツを使ったシロップも増えていますよ。お取り寄せができるので、ご紹介します。

 天然フルーツのかき氷シロップ 氷屋さんちの削氷(けずりひ)生シロップ7個セット 【冷凍】

マンゴー以外は、生産地である長野県で採れた果物から作られているそうです。一袋が250gですから、かき氷5~6杯分。削った氷に、このシロップをかけるだけで無添加の自家製かき氷が楽しめます。

無添加かき氷シロップ 氷屋さんちの削氷 (けずりひ)生シロップ西尾のお抹茶【冷凍】

上記と同じメーカーから、抹茶シロップも発売されています。練乳やあんこをプラスして楽しみたいですね。

みぞれシロップの作り方

先ほどご紹介したとおり、かき氷シロップの大半は煮詰めた砂糖水です。そこで基本となる、みぞれ味の作り方をご紹介します。

これに、フルーツを加えればお好みのかき氷が完成。さらに、インスタントコーヒーの粉末や生姜汁、はちみつやレモン汁などを加えれば、アレンジも簡単です。

みぞれ

「みぞれ味」とは、白みつのことで、砂糖と水だけで出来上がります。色のついていないシンプルなシロップで、カムシロップとしても使うことができます。

◆材料

水 100ml
砂糖 250g

◆作り方

【1】鍋に材料を入れて火にかけ、しっかりと砂糖を煮溶かします。

沸騰してしばらくすると、濁りがなくなり透明になります。ここまでしっかりと煮溶かせば、冷めても結晶に戻りません。

 

【2】火からおろし、冷ましてください。
【3】冷蔵庫で冷やして、削った氷にかけてお召し上がりください。

ポイント

透明感があって、さっぱりした甘さに仕上げたい時はグラニュー糖を使います。コクと風味があるのは、黒糖。自然な甘さがお好みなら、てんさい糖がおすすめ。お好みの味を探してみてください。

いちごジャムで作る手作りシロップ

ジャムを利用すると、シロップ作りは一段と幅を広げます。実験みたいで楽しいですよ。

ジャムを利用する

電子レンジの調理だけで、果肉感があるシロップが出来上がります。

◆材料

いちごジャム 大さじ2
水 大さじ 2
砂糖 大さじ1

◆作り方

【1】材料を耐熱容器に入れて、よく混ぜ合わせます。
【2】電子レンジ600wで30秒加熱してください。
【3】冷まして、冷蔵庫で冷やしてください。

コーラ味のかき氷、2種

コーラの風味を生み出す様々なスパイスは、かき氷にしても爽やかで、ちょっと大人の味がします。暑い夏に、コーラ味のかき氷で涼んだ思い出は、子どもたちにとって心に残る記憶として残るかもしれません。

市販のコーラで作るかき氷

市販のコーラを使う場合は、シロップにするのではなく凍らせて削ってください。冷たい食べ物は味覚を鈍くさせるため、さらに甘味を足すのがポイント。食べる際は、追いコーラをかけるのも、いいですよ。

◆材料

コーラ 500ml
ポーション 3個

◆作り方

【1】材料を混ぜ合わせ、製氷皿に入れて5~6時間ほど冷凍庫で凍らせてください。
【2】凍った氷でかき氷を作ります。

自家製クラフトコーラで作るシロップ

最近流行りのクラフトコーラは、炭酸水で薄めて飲むものが多く、シロップ状で販売されています。これを原液のまま使うと、かき氷のシロップになります。自宅でも簡単に作ることができるんですよ。

◆材料

水 400㏄
レモン 1個
砂糖 400g

【A】
カルダモン 3g
クローブ 2g

シナモンスティック 1本
バニラビーンズ 1/2本

◆作り方

【1】【A】をすり鉢などに入れて、砕きます。シナモンスティックは半分に折ってください。バニラビーンズは半分に切り、包丁で縦に切り込みを入れ、中の種を削ぐように取り出してください。
【2】レモンの半分を乱切りにします。残りの半分は絞り器で絞ります。絞り終えたレモンの皮も、乱切りにしてください。
【3】レモン果汁以外の、すべての材料を鍋に入れて、火にかけます。
【4】煮立ったら弱火にし、10分ほど煮出してください。
【5】火を止め、粗熱がとれたらレモン果汁を加え、冷蔵庫で1日寝かします。

このまま一晩寝かせます。

 

【6】最後にザルで濾せば完成です。

コーラとして飲む場合は、シロップを大さじ2、炭酸水を80mlの割合で薄めます。

番外編:おすすめの商品

レインボーのシロップをご存じでしょうか。まさに令和の時代を感じるようなかき氷が楽しめます。夏のパーティーに、ピッタリですよ。

共立食品 レインボーかき氷シロップ21g×7まとめ買い(×6)

イチゴ・メロン・ブルー(ラムネ)・パイン・ぶどう・みかん・ピーチ味を、ポーションタイプにしてアソートした商品です。子ども達が集まる日には、こんなサプライズがあると喜びます。

自由研究にもおすすめ

調理の工程だけでなく、理科の知識や配色合わせの要素があり、自由研究にもなりそうなかき氷シロップ。研究しながらお好みのかき氷を見つけてくださいね。アレンジは豊富で楽しいですが、お子さんが食べ過ぎて体を冷やさないように、見守ってあげてください。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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