こんにちは!ロンドンでふたりの息子の子育てをしているYukoです。このコラムではイギリスの教育や子育てしながら、日本との違いを感じる部分をレポートしていきますね。
コスプレでお誕生日会やイベント、これがスタンダード
今回は、コスプレです!ポケモン、スーパーマン、バットマンにペッパピッグ、お医者さんごっこ、消防士に忍者。避けては通れぬコスプレ道。キャラクターやコスプレにハマったことが無かった私。でもキャラクタープリントどころか国を挙げて(?!)コスプレを推進しているこの国にあって、それはまさに避けては通れない道なのでした。
始まりは、息子が一歳の時に呼ばれたお誕生会。招待状には「テーマ&ドレスコード:動物」の文字。日々の子供との生活でてんやわんやなのに、「テーマ」って?「ドレスコード」って?と、イギリス子育てバージンの余裕のない私には、もう負担でしかない新しいタスクが。
つまりは、動物テーマのお誕生会なので、みんな動物に因んだ格好で参加して下さい。というお知らせなのですが、そう言われても、コスチュームを作るのかオーダーするのか…
これがその時の、子供も親もぐったりの初コスプレバースデーパーティ後の写真です。家に着くやいなや、やっとの事で子供をソファーに降ろして、後はバタンキューでした。
そこから怒涛のテーマ&ドレスコード付きお誕生会は続き、色々とコツをつかんで楽しめるようになった所で、保育園からもイベントのお知らせと共に「コスチュームでどうぞ」という一文が入るように。強制ではないもののほぼ全員が張り切ってコスプレを着こなして登園します。
先生や親も非日常を楽しむ!コスプレの開放感
そもそもハロウィンの他にも「パジャマ登校日」「変な髪型登校日」「好きな本のキャラクター登校日」「クリスマスジャンパー登校日」など学校にもよりますが、任意でコスチュームを着て登校する機会の多いこと多いこと。先生たちも一緒になって楽しんでくれます。
子供だけでなく、大人のパーティーでも80’sパーティーや、STUDIO54パーティーなどテーマがあるものもあり、これにどっぷりハマってみると物凄く…楽しいのです!まさに新境地。
子育てに仕事にと慌しい日常から、周りも含めて非日常に足を踏入れる時間。ちょっと違う自分になった解放感。試している価値絶対にアリです。
コスプレは、ごっこ遊びの世界に入り込むきっかけになる
という様々な体験を元に思うのは「そりゃ子供たちがハマるはず!」そして自由にその世界に入り込み、思う存分想像して、楽しんで欲しいと言う事です。格好から入り込むと、ごっこ遊びにも真剣味とノリが増して来ます。そしてもっとやってみたいと言う好奇心の扉がパカーンと開くのです。チャイルドマインダーや保育園、幼稚園に欠かさずごっこ遊びの様々なコスチュームが置いてあるのも納得です。子供達の驚くほど自由で豊かなその発想、想像、コミュニケーション力に感動させられっぱなしです。
やがてセットのコスチュームを着飽きてくると、どんどんオリジナルのコーディネートが効いて来て、この位からがもう親のツボにも入って極めた感が出て来ます。
この時、長男は5、6歳で、後は専らサッカーのユニフォーム一本にシフトして行きました。周りのお友達も含めてそのぐらいがピークだったような気がします。対象は変われど、これからも子供たちが興味を示した旬な物を一緒に楽しめていけたらいいなと思っています。
氏家祐子
プロフィール/ロンドン在住15年、7歳と4歳の男の子の母。ファッション、ビューティーイメージをメインに 、イギリス、アメリカ、日本などワールドワイドに雑誌、 広告のレタッチを手掛ける会社love retouch ltd. 代表。
web: www.easypeasymama.co.uk Instagram: www.instagram.com/yuko_easypeasymama/