手作り楽器①発泡トレーのカラフルギター
ギター作りの魅力のひとつは、好きな色を組み合わせたデザインにできることです。カラフルなものが好きな子どもは多いため、楽しみながら作ることができるでしょう。材料も身の回りにあるものばかりで、子どもでも簡単に作れます。
■材料
発泡トレー 同じサイズを2枚
紙コップ
段ボール
割りばし
輪ゴム5本
はさみ
カッター
ガムテープ
ビニールテープ
マーカー
■作り方
①発泡トレーに紙コップなどの丸いものをのせて、ペンでなぞって円を描く
②カッターナイフで切り抜く
③もう1枚の発泡トレーと合わせてセロハンテープで止める
④ビニールテープなどで合わせ目をぐるりと1周貼る
⑤油性マジックやカラーテープで好きにデザインする
⑥割りばしを割って真ん中にハサミで筋をつける。筋のところで折る
⑦割りばしを穴の両脇にのせて、セロハンテープで貼って止める
⑧輪ゴムを5本くらいはめて弦をつくる。輪ゴムは同じくらいの間隔にそろえる
⑨輪ゴムの引っ張り具合で音を調節する
⑩トレイの横と裏からセロハンテープで輪ゴムを止める
⑪段ボール(8 × 20センチくらい)を、裏からガムテープなどで貼る。段ボールをカラフルにデザインする
⑫荷造りテープをセロハンテープで貼り付けて完成
教えてくれたのは…
どこでもアート【公式チャンネル】 さん
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手作り楽器②牛乳パックを使ったギター
牛乳パックを使うことで、本物サイズのギターを作ることもできます。
■材料
牛乳パック2本
段ボール
色画用紙
太い輪ゴム
はさみ
透明テープ
ビニールテープ
両面テープ
ホチキス
※大きなサイズのため、弦はよく伸ばしても切れない太い輪ゴムを推奨します。
■作り方
①デザインと全体イメージを描き起こしておく
②牛乳パックの上の部分を切り取り、切り取った部分同士を突き合わせたところにテープを巻いて固定する
③段ボールで、ギターのボディとネックの上部のパーツを作る。できたパーツは②の牛乳パックにテープで留める。牛乳パックがギターのネック部分とボディの中央部分の役割を果たす
④牛乳パックのボディの部分に丸い穴を開ける
⑤ギターを裏返しにした状態で、牛乳パックのボディの部分と段ボールのボディの部分を補強するため、残りの段ボールを使ってテープで固定する
⑥ギターの表面に画用紙を両面テープで貼る。この際、画用紙がピッタリと張り付くように丁寧に貼る
⑦ボディの穴が見えるようにするため、該当カ所の画用紙に切り込みを入れて、内側に折り込んでセロハンテープで留める
⑧太い輪ゴムを切ってひも状にし、両端を玉結びにして、ギターの弦になる部分にホチキスで留める。※ホチキスは怪我防止のためテープでカバーする
⑨玉結びの部分が見えないようにビニールテープでカバーをすれば完成
ホチキスを使うため、芯で怪我をしないようにしっかりテープでカバーしましょう。また輪ゴムが切れて怪我することがないように、新しい太めの輪ゴムを使用してください。定期的な輪ゴムの交換をおすすめします。
手作り楽器③木琴
■材料
木の箱(100円ショップなどで売っている)
すきまテープ
木ネジ4本(直径3mm、長さ25mm)
ゴム紐
木球
音板(幅6cm、長さ20cm、厚み5mm。今回はウェンジュを使用。ノコギリで切って音の高さを調整しておく)
下に敷く板(2dm× 20dm、厚み5mm)
■作り方
①木ネジを下に敷く板にとめる。端から1cmのところにネジを締めていく
②木ネジを4カ所とめたら、箱の上にハの字になるように接着剤でつける。そのあとすきまテープを貼り付ける
③ゴムひもの先端を、解けないように2回結ぶ。2本結べたらネジとネジの間に引っ掛ける、この時結び目は端にあるといい
④音板をゴム紐につけていく。隣の板と干渉しないようにゴムひもをクロスさせながらはさむと完成
教えてくれたのは…
【公式】ルロットチャンネル さん
「ルロット・オーケストラ」の公式youtubeチャンネルです。
こちらではオーケストラの活動を紹介しています。
「ルロット」とは、フランス語で「屋台」を意味します。
音楽ホールに限らず、さまざまな場所で『舞台を飛び出してお客様と一緒に笑顔で音楽を創り出す』ことを目指す、類稀なるオーケストラ団体です。
手作り楽器④カスタネット
■材料
牛乳パック
ペットボトルのキャップ 2個
輪ゴム 1本
好きな飾り
はさみ
セロハンテープ、のり
■作り方
①牛乳パックにカスタネットの形を描いてハサミで切り取り、合わさるように半分に折る
②用意した好きな飾りを貼りつけたり、好きなデザインを直接描き込んだりしておく
③カスタネットの内側の両端に、ペットボトルのキャップをセロハンテープで固定する。キャップがカスタネットの音を出す部分になる
④折り目に輪ゴムを通して、手に引っ掛ける部分を作れば完成
手作り楽器⑤でんでんだいこ
■材料
6Pチーズ空き箱
お箸1膳
色画用紙
たこ糸
プラスチックビーズ
テープ
えんぴつ
ハサミ
接着剤
マーカー
■作り方
①色画用紙に6Pチーズの空き箱をのせて周囲をなぞり、線に沿ってハサミで切る
②チーズの空き箱に箸の幅と等しい切り込みを入れて、箸を通せる状態にする
③上下の上と決めた箱の内側に箸を置いて固定する
④空き箱の表面を好きなデザインに仕上げる
⑤プラスチックビーズの穴にたこ糸を通して、ビーズの下で大き目の玉結びを作って取れないようにしたものを2つ作る。チーズの箱の両横に上記の2つを挟み込み、箱の周囲をテープで固定する
⑥少し強めに振ってみて、ビーズや糸が外れず、キレイな音が出ることを確認すれば完成
手作り楽器⑥タンバリン
■材料
紙皿
ペットボトルのキャップ6個
お米
ボンド
テープ
はさみ
■作り方
①紙皿を切る。表側に半分に折ってから、線に沿ってはさみで切る
②キャップにお米を半分より少ないくらい入れる。お米の量によって音が変わる
③お米が入っているキャップに、何も入っていないキャップを合わせる。周りをセロハンテープで完全に1周するようにとめる
④紙皿の裏側の飛び出ている部分にボンドを塗って、2枚を貼り合わせる
⑤ペットボトルのキャップの端にボンドを少しつけて、紙皿の真ん中に貼る。挟んだらしばらく手で押さえる。取れやすいのでテープでも補強しておくといい
⑥あとの2つも同じようにつけると完成
教えてくれたのは…
ちゃんねるできたくん さん
【できたくん】は、しまじろうでお馴染みの「こどもちゃれんじぽけっと」初代工作のお兄さん。
『工作』を中心に、歌や人形劇などお家遊びの提案をいーぱいしている教育系YouTube公式チャンネルです。
お子さん、ママパパ、保育士さん達の力になりたい!ママのご飯の支度中に役に立ちたい!そんな気持ちでyoutube配信頑張っています!
楽しく楽器を作ってみよう!
楽器を手作りするのは、子どもの創造性を刺激する貴重な作業となります。個々のオリジナリティを表現する手段としても人気があり、基本的な作り方だけでなく、工夫や応用をすることで発想力も培われます。
楽器を作成するための材料や道具を自分でそろえたり、ものづくりのためのノウハウを学んだりすることもたいへん有意義です。
また特定の楽器を演奏するために必要なスキルや知識を学ぶ必要もあるため、教養と技術面の向上も期待できます。子どもの総合的な能力を高めるために、楽器作りを楽しみながら役立てましょう。
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構成・文/HugKum編集部