子どもの外遊びのメリット
まずは子どもの外遊びのメリットからご紹介します。
心も体もリフレッシュ
自然の光や風、モノに実際に触れ感じることが幼少期には大切です。五感が鍛えられ、心も体も開放的になれる外での遊びは、家の中では感じることができない刺激がたくさんあります。日中外でいっぱい遊んだ夜は子どもの寝つきがよくなるというママの話もよく耳にします。外遊びをすることで、生活リズムにメリハリをつけることができるようですね。
社会性を育みコミュニケーションを深める
公園などでの外遊びをとおして、同世代または、年齢が違った色々なお友達と出会うことができます。そこでの子ども同士の交流は、大変貴重なもの。親子や兄弟間とは違う関係性のなかで、おもちゃの貸し借りや遊具の順番、ルールのある集団遊びを経験することで社会性を身につけられる場でもあります。また、ママやパパも子どもと一緒に身体を動かして遊ぶことでスキンシップも増え、親子間でのコミュニケーションを深めることができます。
道具を使わずにできる 外遊びの種類・ゲーム4選
では実際に、今どきの子どもたちは外でどんな遊びをしているのでしょう?意外にも、ママやパパが小さい頃に遊んでたゲーム遊びが今でも子どもたちに人気なようです。
鬼ごっこ(たかおに・こおりおに)
誰もが小さい頃に遊んだことがある鬼ごっこは、男女問わず大人数でも遊ぶことができるてっぱんの外遊び。鬼から逃げ回るだけのわかりやすいルールで、公園で出会った知らない子どもたちがいつの間にか一緒に遊んで、自然と仲良くなっていることもよくあります。
どろけい(ケイドロ)
ドロケイまたは、ケイドロとも呼ばれ長年親しまれている外遊び。警察と泥棒の2チームに分かれ、泥棒が警察に捕まると一定の場所(牢屋)に確保され、泥棒の仲間がタッチして助けに来てくれるまで逃げられないというルール。泥棒が全員捕まったらゲームオーバー。警察役と泥棒役が交代してまたゲームがスタートします。警察から逃れるために仲間と協力し合いながらエンドレスに走り回りまわる子どもたちは昔も今も変わらぬままですね。
だるまさんがころんだ
鬼の背後から少し離れたところで、鬼以外の子どもたちが「はじめの一歩!」と言い、一歩前に出てゲームがスタート。鬼が前方に向いたまま「だるまさんがころんだ! 」と叫んでいる間にほかの子どもたちが鬼に近づいていきます。鬼が振り向いたときに動いてしまうと鬼に捕まってしまい、誰かが助けに来てくれのを待ちます。大きい声をみんなで出しながら協力して鬼から逃げ切られるかハラハラドキドキのゲームです。
宝探しゲーム
地図を作成して謎解きをクリアしながら宝にたどりつくゲーム。お誕生日パーティのイベントとしてもドキドキわくわく盛り上がります。小さなお子さんが対象の場合は、庭や公園に事前に隠しておいた宝を、「よーい、どん!」で一斉に見つけるというシンプルな宝探しゲームでも十分楽しめるのでおすすめです。
子どもに人気の外遊び道具&おもちゃ16選
昔ながらのものから最新の遊び道具まで、ママやパパがおすすめする外遊びで使えるおもちゃをご紹介。それぞれの子どもの年齢や時期によって興味を持つ遊びが異なり、さすが現代っこ!と思われるような外遊びも口コミからわかりました。
シャボン玉
よちよち歩きの幼児期からも楽しく遊べるシャボン玉。鉄砲の形をしたバブルガンは、シャボン玉を吹く力加減がまだ難しい小さなお子さんでも簡単にシャボン玉が作れるのでおすすめです。
水鉄砲
夏になるとジャブジャブ公園には水鉄砲を使って水遊びをする子どもたちでいっぱい!100均やスリーコインズでもいろんな種類の水鉄砲が発売されており、リュック型の水鉄砲は毎年売り切れがでるほどの人気商品。音が出たり光ったりする水鉄砲は子どもがとても興味をもって遊ぶというママの口コミもありました。
ホッピング
小さい頃、ホッピングでぴょんぴょん跳ねて遊んだことがあるママやパパも多いはず!バランス感覚が鍛えられることで再注目されているようですね。懐かしさを感じながら再チャレンジして親子で一緒に楽しんでみてください。
キックボード
スケートボードより比較的簡単にスイスイ乗りこなすことができるキックボード。大人も使える2輪タイプのものだけでなく、小さい子ども向けに作られた、3輪のキックボードもあります。石や段差があるところではバランスを崩しやすいこともあり、くれぐれもヘルメットの着用を忘れずにしましょう!
インラインスケート
インラインスケートは、アイススケートのシューズの刃の部分がローラーに変化したようなシューズを履いて滑る遊び。一列に並んだローラーでの走行はバランス感覚が必要とされます。大人用も販売されており、子どもと一緒に挑戦してみるのも楽しいですね。
ストライダー
バランス感覚が鍛えられることから人気に火が付いたアメリカ生まれのストライダー。世界中のキッズが愛用し、日本でも公園や広場などでも頻繁に見かけるようになりました。ストライダーをやっていたら、自転車にすぐに乗れるようになったというママの口コミも多数。ブレーキが付いていないので、ヘルメットの装着とスピードの出しすぎには注意しましょう。
ラジコン
大人も一緒になって楽しめるラジコン。自分でコントロールして乗り物を動かすわくわく感は、子どもも大人も同じようです。知らず知らずのうちにラジコンカーと一緒に走っていい運動にもなりそうです。
ラグビーボール
普通の丸いボールと違って楕円の形をしたラグビーボールは、投げ方にも特徴があり、パスをして遊ぶだけでも普段のキャッチボールと違った楽しさがあじわえます。ボールの投げ方のコツをつかんで遠くまで飛ばせられるようになれるかな?
バドミントン
テニスよりラケットも軽く、子どもでも簡単に挑戦できる外遊びの定番バトミントン。一般的なラケットの長さより短いジュニアサイズなどの子ども用ラケットもあり、小さなお子さんでも気軽に遊べそうです。
カンジャム
アメリカの一部の学校では体育の授業でも取り入れられているフリスビーを使った競技。2人1組でゴールの缶に向けて点数を競い合うゲームで、息の合ったチームプレーが必要とされています。従来のフリスビーをゲーム感覚で楽しめることから、世界中で世代を問わず人気となっており、親子でも一緒に楽しめるゲームです。
スコップ
お砂場で山や川を作ったり、掘ってトンネルを作ったり、お城を作ったり…。お砂場でスコップを使った遊びは子どものクリエイティブな発想が発揮できる絶好の場でもありますね。
スケートボード
東京2020オリンピックでの新競技としても注目されたスケートボード。恐怖心に打ち勝ち、乗れるようになった時の達成感は最高です。怪我が多いスポーツでもあるので、見ているママやパパの方がハラハラドキドキすることが多いかもしれませんね。
リップスティック
身体をひねって前進するリップスティックは、遊びながらバランス感覚が身につくキャスターボード。身体をひねり前進や加速、カーブなどの動作で体幹トレーニングにも。バランス感覚を養うことができます。大人も乗れるので、公園で親子で楽しめます。
竹馬
昭和時代の懐かしの遊びのひとつでもある竹馬。時代を超えた今でも児童館や幼稚園などで子どもたちが挑戦する姿を時々見かけることがあります。竹馬を使ってかけっこしたり、障害物競走をしてみたり、いろんな遊び方をとおしてバランス感覚が鍛えられそうです。
フリスビー
うまくフリスビーをコントロールできるようにコツをつかめばもっと楽しくなる!お天気のいい週末に、大きな公園にピクニックに出かけて、開放感たっぷりのフリスビーキャッチをする家族団らんのひと時は最高に素敵です。
スーパーワブルボール
破れにくい特殊な素材でできているスーパーワブルボール。最大直径75㎝まで膨らみ、バウンドさせたり高く上にあげたりして体全体を使って遊べる新感覚のボール遊び。大人を交えたちょっとしたイベントでも大盛り上がりしそうです。空気を抜いて繰り返し遊べるので、持ち運びにも便利!
大人数・みんなで遊べる外遊びの種類3選
子どもは外で遊ぶのが大好き!大勢だからこそできる外遊びゲームでめいいっぱい体を動かして、みんなで盛り上がりましょう。
ドッジボール
2つのチームに分かれ、各チームが内野と外野に分かれ試合がスタート。ボールを投げ合い、内野選手の身体(頭と顔以外)にボールが当たると、その内野選手は外野に出なければなりません。内野に選手が0人になった地点で試合終了、もしくは制限時間を決めその地点で内野選手の残りの人数が多いチームが勝ちとなります。チームが一体になり、熱く盛り上がるゲームです。
ドッチビー
ルールはドッジボールと同じで、ボールの代わりにフリスビーが使用されるドッチビー。フリスビーは、当たっても痛くない柔らかい素材でできており、投げやすいという点もあり、お子さんでも簡単に挑戦できるそうです。
サッカー
相手チームのゴールに向かってシュート!サッカーフィールドがなくても、パスやリフティングをするだけでも体を動かして楽しめます。
野球、キャッチボール
サッカー選手に続いて、小学生の男の子が将来なりたい職業ランキングでよく上位にランクインする野球選手。地域や学校ごとにも野球クラブがあり、週末も夢中に練習に励む小中学生の姿は輝いてみえます。体力がつくだけでなく、仲間とのコミュニケーションやチームプレーを通して学べることもたくさんありそうですね。
元気に外遊びに出かけよう!
外遊びは、体を動かすだけでなく心身ともに開放的になれる大切な時間です。幼少期はお砂場やシャボン玉遊びから始め、少しずつ外遊びに慣れていくのもひとつの手ですよね。外遊びをとおしてお友達との交流、そして親子間でのコミュニケーションを深めていきましょう。
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文・構成/HugKum編集部