食物繊維たっぷり♪おから入りシンプル丸パン
とても好評だった「豆腐パン」。
子供が小さいといろいろな食材を使って栄養価も気にしたいけれど、でも子供を日中追いかけていたら料理をする時間もそれほどかけられないのが日常ですよね。
前回もいろいろな栄養を取れるようにとニンジンジュースで作るお総菜パンをご紹介しました。
今回は、同じ大豆でも「おから」を使ってみました。
おからとは豆腐を作るときの大豆の搾りかすです。おからはとても食物繊維が多いので、積極的に採りたい食材。卯の花にしてもおいしいですね。
おからをパンに入れてシンプルな丸パンにしてみました。
いつもご紹介している切りっぱなしよりも水分が逃げずふんわり焼きあがって、食べやすいと思います。
おからは私自身とても好きなのですが、以前、おからパウダーを使ったパンを食べたことがあり、香りが強くて苦手だったのでそれから手を付けないでいた食材でしたが、今回再チャレンジしてよかったです!
香りが気になるどころか、とてもおいしい。ぱさぱさする印象をお持ちかもしれませんが、全くそんなことはありません。
これもきっと何も言わずに食卓に出せば、誰も「おから」が入っていることに気づかないと思います。
おからはスーパーマーケットの豆腐コーナーに置いてあることが多いです。探してみてください。
■材料
☆大きなボウル
強力粉 100
塩 1
砂糖 5
☆小さなボウル
おから 50
牛乳 50~60 (豆乳でもOK)
インスタントドライイースト 1
■作り方
①計量
それぞれ計量する。小さなボウルのイーストは牛乳とおからを合わせたものの表面にぱらりと入れて1分置く。
②こねる
ボウルの中にイーストの溶けた仕込み水を入れて、ゴムベラでこねる。
ある程度こねたら手でこねてひとまとめにする。保存容器の内側に薄く油を塗って、生地を入れふたを閉めて冷蔵庫に入れる。
③発酵
冷蔵庫の中で8時間ほど置く。1.5倍に膨らめば完了。1日1回以上丸めなおしてガスを抜けば5日間冷蔵庫で保存可能。
④成形
目分量で4等分し、表面の生地が1枚ピンとつながるように生地の端と端を真ん中でつまみ、丸める。
⑤仕上げ発酵
天板に丸めた生地を乗せ、トースターの中で15分常温で置く。
⑥焼き上げ
トースター1200wで10分、1000wで13分程度
ちょうどパンが焼きあがったころ、公園から帰ってきた3人兄弟は、「パン食べていい?もう写真撮るの終わった?」と焼きたてのパンをパクパク食べてくれました。
家族の健康を考えてながら焼く愛情たっぷりパン、食べるほうはもちろん、作るほうも幸せです。ぜひお試しください。
吉永麻衣子/パン作成・写真・文
一般企業に6年間勤務後、結婚を機に退職。日本ヴォーグ社のパン教室の立ち上げや、製パンスクールの講師を経て、2009年子連れOKの自宅パン教室「cooking studio minna」をスタートする。日本全国・世界各国に広がる「おうちパンマスター」認定制度を立ち上げ、代表講師として活動している。著書に『おいしい かわいい ちいさいパン』『前の日5分→朝10分で焼きたて! 簡単もちもちスティックパン』他多数。ブログ「おうちパンのある生活」