待ち時間なし!外国人ばかりでまるで海外! キッザニアの仕事をまるごと英語で体験できるプログラムに親子で行ってみた!

キッザニアに待ち時間なしで、連続で5つも仕事体験のできるプログラムがあるのをご存じですか? しかも、イングリッシュスピーカーの専属スタッフが付き、楽しみながら英語漬けの体験ができるという充実ぶり。アクティビティ中はもちろん、移動や休憩中も英語。室内で快適、夏休みの混雑時も待ち時間なし。小学生以上は保護者の同伴なしでもOK。そんな、超穴場プログラムを日英バイリンガルのライター家族が体験レポートします!

海外気分が味わえる、すべて英語のプログラム

全て英語で行うプログラム「English Activities Program」を担当するグローバルスタッフのみなさん。

そろそろ、海外旅行に行きたいけれど、まだ子連れで海外に行くのは少し不安なうえ、円安で予算的にも難しい…。でも、海外で本物の英語に子どもを触れさせてあげたい。

そんな悩ましい保護者の方へ。国内にいながら、まるで海外旅行気分が味わえる、全て英語のプログラムが「キッザニア」にあるのをご存じですか。

全て英語のEnglish Activities Programとは?

キッザニアのEnglish Activities Programは、全て英語で行う「E@K Activity」を待ち時間なしで、連続体験できる特別プログラム。英語が堪能な専属スタッフと一緒に、5つの仕事を体験します。

仕事体験の後は自由時間となり、好きなアクティビティも楽しむことができます。English Activities Programの参加にはWeb予約が必要で、来場の7日前まで先着順の受付です。

仕事が5つも体験できる

時期によって異なりますが、2024年6月現在、体験できるアクティビティは「ハンバーガーショップ」「ぽん酢工房」「歯科医院」「消防署」「街時計」です。

今回は、その中の「消防署」と「ハンバーガーショップ」をご紹介します!

【体験レポ】①集合から準備、出発まで

体験するアクティビティのチェックリスト。

まずは、English Activities Programの集合場所に集まります。第1部は8:45まで、第2部は15:45までに入場受付を済ませます。イントロダクションとして、アクティビティのスケジュール表を受け取り、体験する順番などの説明を受けます。

英語が飛び交うEnglish Activities Program

「お誕生日はいつですか?」「今日はどんな仕事をするか知っていますか?」「アレルギーはありませんか?」などグローバルスタッフが英語でたくさん話しかけてくれます。

英語が得意なお子さんは会話が弾みリラックス。英語が話せないお子さんには、答えやすく簡単な二択の質問にしてくれるなどのサポートがあるので、英語力に関しては心配することはありません。

オリジナルバッグの特典つき

English Activities Programに参加するともらえるオリジナルバッグ。

English Activities Programに参加するとオリジナルのバッグがもらえます。また、グローバルスタッフとチームの友達とグループフォトも撮影。プログラム終了後、オリジナルフレームに入った写真を受け取ることができます。

バッグにスケジュール表を入れて、準備ができたら出発です!

小学生以上は子どもだけでもOK

グローバルスタッフとチームで移動。移動中も英語で話す機会がたくさん!

グローバルスタッフが1チームに1人つき、チームで各アクティビティを体験します。保護者は一緒に見学も可能ですし、小学生以上であれば、お迎えの時間まで、子どもだけで過ごすことも可能です。※グループ内のお子さまが全員小学1年生以上の場合、保護者の方は入場して、キッザニア内の集合場所でお子さんを預け、保護者全員の一時退場が可能です。13〜15歳の場合は、保護者の入場も不要。

5つのアクティビティ体験が保証されており、子どもの予約に気をもむ必要もないので、スタッフに任せて、保護者はその間にショッピングなどをしたり、時間を有効的に使えるのも嬉しいですね!。

【体験レポ】②「消防署」の仕事をオールイングリッシュで体験

訓練中に火事の通報を受け、消防車で現場に向かいます。

まずは、「消防署」で消防士の仕事の体験です。火事を消し止めたり、災害時の救助活動のため普段から素早く動けるように訓練をし、火事が起こったら、現場に急行し、消火活動を行います。

アクティビティは、グローバルスタッフが担当し、全て英語で行われます。

火事の現場に到着後、放水し、消火活動を始めます。

訓練中に火事の通報が入り、すぐに消防車に乗って火災現場に行き、みんなで力を合わせて放水して消火活動を行います。鎮火した後は、消防署に戻り、火災時の対応なども学びます。

【体験レポ】③「ハンバーガーショップ」の仕事をオールイングリッシュで体験

「ハンバーガーショップ」でのハンバーガー作り体験。作業工程の説明も含め、全て英語。

次は「ハンバーガーショップ」でハンバーガー作りを体験しました。バンズやパティ、レタスなど実際の食材を使って「テリヤキバーガー」を作ります。

作業に入る前の手洗いや、レタスのシャキッとした歯ごたえを出すための工夫など、食育にもつながる食べ物や食べることの大切さを学びます。

休憩時間にも英会話タイム

食事休憩で、チームの皆と英会話を楽しむことができるのもEnglish Activities Programならではの醍醐味。

自分で作ったハンバーガーは、プログラム内の休憩時間に試食することができます。この休憩時間が一番、グローバルスタッフと英語で話すチャンス! また、一緒に参加した英語を話すお友達と仲良くなる機会になるかもしれません。

休憩場所はプログラムごとに変わるとのことですが、この日は特設のテーブルで、英会話を楽しみながら、ゆっくり過ごすことができました。

【体験レポ】④英語初心者でも、大丈夫だった?

プログラムには3歳から参加可。この日はチームの半数程が未就学児のお子さんでした。

英語がネイティブレベルの子はもちろん、英語の初心者やまだ英語を習っていないお子さんもスタッフがサポートしてくれるので、楽しく参加できます。英語をあまり話さない筆者の5歳の息子も問題なく楽しめました。

びっくりするくらい英語漬け!

想像以上に英語漬けのプログラムです。今回、参加したチームは筆者の子ども達以外は全員、海外からのお子さんでした。参加するだけで、まるで海外に来た気分になります。

普段から英語を頑張っているお子さんのブラッシュアップの場にもピッタリ。また、海外留学などを考えている方にも、外国に行く前に気軽に、英語漬けの疑似体験ができる素晴らしい機会だと思います。

英語漬けはいいけれど…参加する前の注意点!

ただ、バイリンガル一家の筆者でさえ本格的だと感じたので、いきなり全て英語になると緊張してまうお子さんもいるかと思いますし、嫌々だと楽しみも半減してしまうかも…。

筆者の娘も普段、アメリカ人のパパとは英語で話してはいるのですが、突然、参加者が全員英語のネイティブという環境に、はじめは少し戸惑っていました。(スタッフのサポートですぐに慣れて、アクティビティを楽しめました。)

英語での環境に慣れていない場合は、保護者が強制するのではなく、本人に興味があれば参加するという形が望ましいでしょう。

【英語体験・耳より情報①】水曜日は、アクティビティの半分が英語で行われます

英語で体験できるアクティビティを知らせるボード。

English Activities Program」の体験後も英語を楽しみたい方は、水曜日の「English Wednesday!」がオススメ。毎週水曜日は、約半数のアクティビティが英語で行われます。水曜日に「English Activities Programを予約すれば、プログラムの終了後のアクティビティでもバッチリ英語漬けの体験ができますよ。

水曜日は海外からの方も多く、雰囲気もまるで外国のようで、英語を使ってみたい気分も上がります。どのアクティビティが英語で行われるかは、現地のボードを参考にしてくださいね。

【英語体験・耳より情報②】いつでも英語で体験できるパビリオンもあります

水曜日や特別なプログラム以外でも、いつでも英語を交えた体験ができるのが「CMスタジオ」と「総合商社」の二つ。いきなり「English Activities Program」に参加するのが不安な方は、この二つのパビリオンをまず体験してみるのもオススメです。

日本文化を世界に紹介するコマーシャルを作る「CMスタジオ」

合成する為のグリーンスクリーンの前で収録中の子どもたち。保護者は外から収録の様子と合成された動画をテレビで見ることができます。

「CMスタジオ」では、英語のセリフを話しながら、演技や歌、ダンスなどのパフォーマンスをするCMタレントの体験ができます。

今回は、日本文化を世界に紹介するコマーシャルを制作。役ごとに異なる英語のセリフ、衣装や小道具があるので、仕事をするたびに違う英語を覚えることができます。

本番前に英語のセリフを練習する子どもたち。ふりがな付きなので、英語が読めなくても大丈夫。

台本を見ながら、英語のセリフを練習します。完成したCMはDVDで持ち帰ることができるのが嬉しいですね。子ども達の可愛さが詰まっていて、何度も見てしまいます。

海外の顧客とのやり取りを学ぶ「総合商社」

日本の製品を顧客に紹介する「総合商社」の仕事の説明を受けます。

「総合商社」は、海外の顧客とやりとりする仕事を通して、グローバルな視点で世界とつながる面白さを体験できるパビリオンです。

日本の製品を顧客に提案する仕事で、自分の担当する商品をよく理解し、海外の顧客に英語でプレゼンテーションをします。

デニム製品に使う生地やボタンについて学んだ後、実際の生地やボタンをプレゼンテーションシートに貼り付けます。シートは持ち帰りできます。

MADE IN JAPANのデニム製品をつくる工程や質の高さについて学んだ後、皆で発表します。デニムに触れたり、未就学児でも楽しめますが、少し難しい内容なので、しっかり理解したい場合は、小学生以上がオススメという印象でした。

説明も含め、アクティビティ中、全て英語になる日もあり

「E@K Activity」である場合は、入口付近の「インフォメーションボード」に「E」のマークがあります。

「CMスタジオ」と「総合商社」の二つのパビリオンでは、通常でもセリフやプレゼンテーションで英語を使いますが、水曜日やその他の日に、「E@K Activity」になる場合には、説明も含め、全て英語で体験できます。

こちらも「E@K Activity」のボード、もしくは、各アクティビティの入口付近にある「インフォメーションボード」の青い「E」のマークを確認してみてくださいね。

【英語体験Q&A】どんな人にオススメ?

English Activities Programのイントロダクションの時に撮影するグループフォト。プリント写真がもらえるので良い思い出に。

初心者にもオススメ

英語に興味がある方はもちろん、どのアクティビティを体験したらよいのか分からない、キッザニアの初心者こそ体験してほしいプログラムです。

グループでも楽しめる

  • 通常チケットは混雑時に定員がオーバーした場合、体験時間がバラバラになってしまうことも。「English Activities Program」であれば、1チームの子どもの定員は6名なので、きょうだいやお友達同士で、同じ時間にアクティビティを楽しむことができます。(確約ではありませんが、2〜3名前後であれば、同じグループで参加が可能とのこと)。

英語が苦手でも好きになるかも?

キッザニアでは、アクティビティの中での挨拶や簡単な受け答えを英語で行うものから、グローバルスタッフと英語だけで過ごす「English Activities Program」まで、それぞれの英語レベルに合わせて、楽しみながら自然と英語に触れられます。

どれも勉強しているという感じはなく、体験の中で自然に英語に触れるので、英語が苦手なお子さんも英語が好きになるきっかけになるかもしれません。

特に「English Activities Program」は、英語漬けの環境で、見守りの保護者の英語の苦手意識も改善されます。お子さんを預けてゆっくりできるのも特典ですが、付き添うことができれば、海外旅行前の練習になるのは親のほうかも!?

梅雨時や夏休みのお出かけにも最適

梅雨時も室内施設で快適です。これから混雑する夏休みの期間も、「English Activities Program」なら待ち時間なしでアクティビティが楽しめるのでおすすめです。

まだ海外旅行は難しいけれど、国内で海外旅行気分も味わえるキッザニアの英語プログラム。ぜひ、この夏休みに体験してみてくださいね!(記事は2024年6月時点の情報です。)

「English Activities Program」は東京・福岡・甲子園で実施

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文・取材/Rina Ota

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