「カラフルなインクルーシブ展」は親子のお出かけスポットにおすすめ
「カラフルなインクルーシブ展」は、池袋と原宿で開催!池袋では、親子のお出かけスポットとしても人気のサンシャインシティ内で開催されます。5人のアーティストのカラフルな作品が勢ぞろい。様々な作品に触れて、お子さんの感性を磨けるチャンスです。アーティストの作品を観ることは自由研究のヒントにもなりますよ。
今回作品を観ることができる、アーティスト
パラアーティストグループ「COLORS」
障がい者雇用を推進する企業と、障がいのある方の架け橋となっている株式会社エスプールプラスが活動支援を行っている障がいのあるアーティストグループ。今回の展示には田村健さん・橋詰さとしさん・林谷隆志さん・山田浦さんの4名のアーティストが参加されています。(HPはこちら)
この展示会で使用しているヤマトの画材「グラスデコ」「カラリックスシルキーツイスター」はアーティスト4人の方々が初めて使う画材。書き心地に驚いたり、例えば、デジタル作品を作成されている方がアナログである画材を使用して素材を作り、再度デジタルに取り込んで並べて作品を完成させるなど、型にはまらないさまざまな作品が生まれたそうです。
拓実-Takumi-さん
身体障がいと知的障がいの重複障がいを持っています。幼少期から絵を描くことが好きで、絵画展で複数の作品が受賞をされています。
2022 第5回全国公募日美展 国際文化カレッジ賞受賞
2022「2022パラアートTOKYO」第9回国際交流展パラアート賞受賞
2023「2023パラアートTOKYO」第10回国際交流展入選
ヤマトで以前「カラリックスシルキーツイスター」を動物のイラストの塗り絵付きで限定発売していたことがあり、その商品を手にしてからカラリックスを愛用していらっしゃるそうです。ちなみにこの塗り絵が動物をモチーフにしたイラスト作品を創作するきっかけにもなったとも伺いました。
たくさんの色を使った、見ているだけで元気が出る作品が会場で見られます。
糊のヤマトとアート商材
「ヤマト糊」や「アラビックヤマト」の会社として多くの方が想像するヤマトが、画材を取り扱っていたことをご存知でしたか?
ヤマトでは一代一創業として、1つ新しい事業の柱を立てることが受け継がれています。現在の長谷川社長は海外での生活が長く、生活にアートが身近にあった環境を体感していたこともあって、2001年よりアート商材という柱が立てられました。クリアカラー絵の具「グラスデコ」や滑らかな書き味の水性クレヨン「カラリックスシルキーツイスター」といった「アートシリーズ」を育ててきました。
グラスデコ
ステンドグラスのような貼ってはがせるシールが作れるクリアカラー絵の具です。
黒など「ふちどり専用」を使用して枠を作り、好みの色の絵の具をその内側に流し込んで作品を作ります。
また、こちらの記事のように型に絵の具をオーナメントに流し込むものもあります。
カラリックスシルキーツイスター
なめらかな描き味の水性クレヨンです。
本体をひねって先端を出して使う「繰り出し式」になっていて、柔らかいクレヨンですが手が汚れづらいです。
シルキーという名前の通り、柔らかく滑らかに書くことができます。今回、この画材を初めて使ったCOLORSのメンバーの方からは「『アラビックヤマト』が液体のりの代名詞と捉えられるように『カラリックスシルキーツイスター』もクレヨンの代名詞になるようなポテンシャルがあるのでは?」との感想もあったそう。
水性クレヨンなので水をつけた筆で伸ばすとこのように絵の具のような表現ができます。
インクルーシブとは?
英語で「包括的な」「すべてを包み込む」という意味を持っている形容詞です。
国籍や肌の色、年齢、性別、障害の有無などによらず、お互いを認め合い、共生することができるという意味合いで使われることが多いようです。SDGsの目標にも出てきます。
「カラフルなインクルーシブ展」会期・開催場所
作品は時期をずらして池袋と原宿の2カ所で見られます。原宿の会場では一部のみの展示になるため、池袋でご覧になると多くの作品に出会うことができます。
池袋
会期
2024年7月24日(水曜日)から8月2日(金曜日)
9:00〜18:00
場所
池袋サンシャインシティソラリウム
有料エリアと無料エリアがありますが、作品は無料エリアの壁面に展示され、どなたでもご覧いただけます。
20点以上を展示予定。
原宿
会期
2024年9月1日(日曜日)から9月30日(月曜日)
11: 00〜20:00(1日は16:00オープン・30日は18:00クローズ)
場所
ラフォーレ原宿B0.5階「愛と狂気のマーケット」
※池袋で展示したものから厳選した作品を出品
ぜひおでかけの候補にいれてみてください!
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文・構成/ふじいなおみ