松屋銀座にて、大人気絵本「パンどろぼう」の原画展を開催中!驚きの100点以上の絵本全ページの原画が大集合&フォトスポットも

現在、松屋銀座 8階イベントスクエアにて、大人気絵本シリーズの「パンどろぼう」の原画展を開催中!なんと、「パンどろぼう」から「パンどろぼうとほっかほっカー」まで全シリーズ全ページの原画を展示しています。この記事では、展示の見どころや、オープニングセレモニーでの作者の柴田ケイコ先生のインタビューをご紹介します!

子どもたちに大人気の「パンどろぼう」の世界に浸れる展覧会

「パンどろぼう展」のフォトスポットの一つ。

子どもたちに大人気のあの「パンどろぼう」の原画展が、松屋銀座で開催中!

「パンどろぼう」、「パンどろぼうvsにせパンどろぼう」、「パンどろぼうとなぞのフランスパン」、「パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち」、「パンどろぼうとほっかほっカー」の原画作品をはじめ、キャラクターデザインやラフスケッチを展示。

また、SNS映えバッチリな、パンどろぼうの世界観が体感できるフォトスポットも。
そんな親子で楽しめる「パンどろぼう展」に行ってきましたので、見どころをご紹介します!

見どころ①全ての絵本の原画を展示

「パンどろぼう」の表紙の原画。作者の柴田ケイコ先生自身も丁寧に構図を考えた思い入れのある一枚とのこと。

累計350万冊を超える人気絵本シリーズの「パンどろぼう」から「パンどろぼうとほっかほっカー」の、全ページの原画が展示されています。その点数はなんと100点以上!

展示の第一章では、パンがパンを抱えて走っているシーンが印象的な、シリーズ一冊目の「パンどろぼう」の表紙の原画も見ることができます。

有名なあのシーンの原画も!

「パンどろぼう」の原画の一つの衝撃的な「まずい」の一枚。(右)

イチオシなのが、「パンどろぼう」のなんといえない、シュールな表情の「まずい」の一枚。

「パンどろぼう」が盗んだパンは美味しいに決まっていると思わせるストリーの流れから、いきなりの「まずい」という展開に衝撃を受けたファンの方も多いのでは?

見どころ②ラフスケッチや先生のコメントが楽しめる

「パンどろぼう vs にせパンどろぼう」の原画とフォトスポット。

原画からは筆使いなど柴田先生の繊細なタッチを間近で楽しむことができますが、一緒にラフスケッチや先生のコメントも展示されています。

ラフスケッチと完成した作品を比べてみると異なる部分があったり、コメントから試錯誤している制作過程の様子が分かり、印刷した本とはまた違う、柴田先生の思いや世界観がより深く伝わってきます。

原画でストーリーを楽しめる!

パネルには原作のストーリーも書かれているので、絵本で読んだ世界観を原画を見ながら楽しむことができます。

コメントやストーリーを読みながら、じっくりまわると1時間ほどかかりますが、「パンどろぼう」の世界観に没入でき、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

見どころ③楽しいフォトスポットがたくさん

実際に乗車して、記念撮影ができる「ほっかほっカー」。中はふかふかのシートでハンドルも付いています。

「もりのパンや」の再現や、実際に乗車できる「ほっかほっカー」、「絵本の中の印象的なシーンに入り込める巨大プリント」など、フォトスポットがたくさん。

「もりのパンや」の再現。「ぱんだパン」など可愛い動物のパンが並びます。

まるで本当のパン屋さんにいるような再現度の「もりのパンや」のフォトスポット。可愛い動物のパンが並んでいて、写真を撮るのも楽しいです。

見どころ④楽しいスタンプラリー

第一章から五章まで全ての展示をまわると完成する「パンどろぼう」のスタンプ。

専用の台紙に各章に置いてある全てのスタンプを全て押すと完成するスタンプラリーもあります。

絵柄を重ねて「パンどろぼう」の形になるので、ずれないように押すのに、ちょっとコツが入りますが、お子さんとスタンプを探しながらまわるのも楽しいです。

オープニングセレモニーでは作者の柴田先生が登場!

トークショーで質問に答える「パンどろぼう」シリーズ作者の柴田ケイコ先生。

初日のオープニングセレモニーでは、作者の柴田ケイコ先生が高知県から駆けつけてくれました!「パンどろぼう」シリーズの制作についてなどを聞くことができました。

入り口のボードにサインを書く柴田先生。

ストーリーはどんな時に思いつく?

作品のストーリーは仕事中よりも料理をしている時や運転中、たわいもない会話など、日常からふとした時に思いつくそうです。忘れないように、思いついた時に、携帯に記録しているそうです。

制作時間は?

ほっこりとした優しい作風は、オイルパステルや絵の具、色鉛筆を使っているとのこと。また、1作品の制作時間は6ヶ月以上かかり、中でもストーリーを決めるまでが一番時間がかかるそうです。

衝撃の「まずい」表情についてのエピソード

1作目で印象的な「まずい」表情。中途半端な表情にならないように、思いっきり「まずい」表情を描いたそうです。

ネガティブな表現なので出版社の方に反対されるかと思ったそうですが、自由に描かせてもらうことで面白い作品になったと話していました。

作品のポイントは?

訪れた人にはどんなところを見てほしいかという質問には、「パンどろぼう」のドジな部分や表情、背景の色合いなどにも拘りがあるので、じっくり見てもらいたいとのことでした。

完璧でないからこそ愛される「パンどろぼう」

柴田先生は、「パンどろぼう」が完璧でないからこそ、多くの人が共感し、愛される点ではないかとも話してくれました。

共感できる部分を探して、作品を楽しんでもらいたいと来場者にメッセージを残してくれました。

SNS映えバッチリなメニューのカフェも!

一皿でお腹いっぱいになる「おいしいパンプレート」。©︎keiko Shibata/KADOKAWA

期間中、松屋銀座8階レストランシティ「MGカフェ」にて、「パンどろぼう」のコラボメニューも楽しめます。「おいしいパンプレート」は「パンどろぼう」にパンがちょっとかじられているのがクスッと可愛い一品です。

5種の絵柄のどれが来るかお楽しみの「ランダムラテ」と「「パンのおともにいちごミルク」(右)©︎keiko Shibata/KADOKAWA

「ランダムラテ」のカフェラテは、5種の絵柄のどれが来るかお楽しみ。

パンに合う牛乳をイメージしたドリンクの「パンのおともにいちごミルク」もレトロで可愛いです。

ぜひ、「パンどろぼう展」を楽しんだ後に、立ち寄ってみてくださいね。

期間:8月16日(金)~9月4日(水)
営業時間: 各日午前11時-午後10時(ラストオーダー 午後9時)
※日曜日もしくは連休最終日は午後9時30分閉店(ラストオーダー 午後8時30分)
場所:8階MGカフェ(※席の利用は注文が揃い次第30分以内)

9/1(日)には「おおきなパンどろぼう」に会えるかも?

8月16日のメディア向けの発表会に登場した「大きなパンどろぼう」。右は作者の柴田ケイコさん。

9月1日には、「おおきなパンどろぼう」がやってきます。「にせパンどろぼう」も初登場の予定。撮影会の抽選は終了していますが、「おおきなパンどろぼう」と「にせパンどろぼう」には会うことができますよ。

時間:9月1日(日)・・・1回目 12:00/2回目 14:00/3回目 16:00
場所:MGテラス(参加無料 各回上限30組*撮影会の整理券の抽選は終了)

パンどろぼう展 開催概要

会期:2024年8月16日(金)~2024年9月4日(水)
時間:午前11時-午後8時(入場は閉場の30分前まで。最終日は午後5時閉場。)
会場:松屋銀座 8階イベントスクエア

  • 料金:前売券:一般1,100円、高校生900円、中学生700円、小学生以下400円
       当日券:一般1,300円、高校生1,100円、中学生900円、小学生以下500円
  •    ※全て税込・未就学児は無料

夏休み後半、親子でのお出かけにおすすめ!

会場では、実際に乗れる「ほっかほっカー」のフォトスポットなど、体験しながら「パンどろぼう」の世界に没入できました。

夏休み後半、親子でのお出かけにおすすめです!

パンどろぼう展について詳しくはこちら≫

取材・文/Rina Ota

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