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全国から応募が殺到。スケールアップした第3回目の「シンクシンクカップ」

アプリで鍛えた腕前をリアルの場で試す「思考力」の祭典「シンクシンクカップ」は、今年で第3回目となり、会場規模や内容が大幅にスケールアップ! 全国から参加応募が殺到し、当選の倍率も3〜4倍と大人気のイベントとなりました。
これまでの大会との違いは?
以前の大会では、日頃から楽しんでいる『シンクシンク』のアプリで誰が一番になるかを競う「大会ミッション」のイベントがメインでした。
しかし今回は、大会前に親子で参加する「親子ミッション」、工作や発売前の新作パズルゲームなどを体験できる「ブースミッション」、日本科学未来館とコラボした「なぞときワンダーラリー」など多彩なコンテンツが登場! お子さんだけではなく、保護者も一緒に楽しめるイベントに進化を遂げました。
『シンクシンク』って何?

『シンクシンク』は、ワンダーファイ社が掲げるミッション「世界中の子どもが本来持っている知的なわくわくを引き出す」に基づき作られた知育アプリです。
思考力を育てる上で土台となる5分野(空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理)を、網羅的に楽しみながら学べるアプリとして誕生。2016年より各アプリストアで配信をスタートし、2024年4月時点で累計ユーザー数は300万人を突破。Googleによるアプリアワードの受賞、キッズデザイン賞の受賞など、国内外で高い評価を受けており、言語の壁を超え世界150カ国の子どもたちに愛されています。
クイズ形式のビンゴゲームが楽しい「親子ミッション」

まずは大会前に行われた、親子で参加するクイズ形式のビンゴゲーム「親子ミッション」をのぞいてきました。まず、手渡された紙に好きな数字を書きます。ルーレットで数字を出すのではなく、出されたクイズの答えが数字になるという、『シンクシンク』らしいビンゴゲームです。
保護者と協力しながらウォーミングアップすることで会場内の緊張がほどけて、より大会を楽しめるようになる、という印象でした。
メインイベント・白熱の「大会ミッション」!

メインイベントとなる「大会ミッション」では、年中長から中学生までの総勢約400人が参加。学年ごとに4つの部に分かれ、日頃から楽しんでいる『シンクシンク』のアプリの問題を解く熱戦が繰り広げられました。
今回、取材した3〜4年生の部では、100人以上が参加。当日の出題はルーレットによって決定し、コンテンツが決まると会場全体が大きな歓声に包まれました。
普段は、それぞれ一人で遊ぶことの多い『シンクシンク』のアプリ。ですが、ここでは参加者同士で励まし合ったり、問題を解けて喜んだり、間違えて悔しかったりなど、経験をシェアすることができるのがオフラインイベントの醍醐味であると感じました。
最後の、司会者からの「来年も大会に参加したい人!」という問いかけに、多くの手が挙がっていました。
3〜4年生の部の優勝はやすいゆうまさん(小学3年生)

どの問題も楽しかったです。途中ちょっと間違えてしまった問題もあったけれど、最後に優勝できてうれしいです。去年参加したときは4位で悔しかったので、今年こそは優勝したいと思っていました。正解したり、間違えたりを何回も繰り返しながら、毎日問題に挑戦してきました。やる気に火がついたまま、最後まで頑張ることができてよかったです!(やすいさん)
カンボジアの子どもたちとのグローバルな交流会も

さらに今年は、カンボジア最大規模の教育イベントとして注目を集め、約3,500名が参加した「シンクシンクカップ2024」カンボジア大会(2024年12月開催)から、上位入賞者を含めた13名が来日。
カンボジアの子どもたちとのグローバルな交流、そして競演が実現しました。

交流会では、日本とカンボジアからの参加者がサイコロを使ったゲームに挑戦しました。司会は英語と日本語で進行。言語は異なる子どもたちですが、ゲームを通してすぐに打ち解け、お互いに助け合いながらゲームに参加する様子が見られました。
工作や、発売前の新作パズルゲームが体験できるブースも充実!

会場の外には、工作やパズルゲーム、発売前の新作ゲームが楽しめるブースも設置。こちらは予約不要で、自由に遊べました。さまざまな知育ゲームやアナログのパズルゲームが出展しており、実際に手に取って遊べるので、ゲーム選びの参考にも。
また、日本科学未来館の展示と連動した周遊型の謎解きラリーなどもあり、「大会ミッション」が終わった後も楽しめる充実したイベントでした。
代表の川島慶さん「全国各地にいる仲間同士の縁を結ぶ大会に」

会場では、『シンクシンク』のアプリの開発を行っているワンダーファイ株式会社代表の川島慶さんからもお話が聞けました。
――去年に続く、3回目の「シンシンクカップ」の開催ですが違いはありますか?
川島さん :これまでの「シンクシンクカップ」は問題を解く「大会ミッション」がメインでしたが、今回は、それ以外にも「親子ミッション」や「ブースミッション」など大会以外のコンテンツが充実しています。また、日本科学未来館とコラボすることで、より知的好奇心をくすぐるイベントになっていると思います。
――オフラインイベントの開催にあたっての想いをお聞かせください
川島さん :第一に、イベントを通して、子どもたちのワクワクを引き出したいという想いがあります。そして、毎日、個々で遊んでいる『シンクシンク』も楽しいと思いますが、オフラインイベントを開催することで、全国各地にいる仲間同士の縁を結ぶことに価値があると考えています。ゲームはアプリ上で楽しむことができますが、実際に会うということの大切さも伝えることができればと思っています。
学ぶ楽しさを体感できる「シンクシンク」のイベント
今回の『シンクシンク』のイベントを通して、子どもたちとクイズや問題を一緒に解いていくうちに「考えること」の楽しさを実感しました。また、タブレット上のゲームだけではなく、連動したリアルなイベントがあることで、子どもたち同士の縁がつながり、国際的な交流まで発展している点に、デジタルと体験が融合したイベントの良さを感じました!
次回「機会があれば参加してみたい!」と思った方は、まずは『シンクシンク』のアプリを体験してみてくださいね。
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取材・文/Rina Ota
