【3歳~高学年まで網羅】算数好きになるおもちゃが知りたい!“シンクシンク”開発者・川島慶さんが推すパズル、ボードゲームを紹介

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「算数が得意になってほしい」そう考える保護者の方も多いですよね。幼い頃から、無理なく算数力をつけるなら、楽しく取り組むことが何より大切だと言います。今回は、算数が好きになるおすすめのおもちゃを、大人気の知育アプリ「シンクシンク」の開発者である川島慶さんに教えてもらいました。

算数は何歳から始めたらいい?

ワンダーファイ代表・川島慶さん

今回お話を伺ったワンダーファイ代表の川島 慶さんは、Googleの全世界対象のアプリアワード「Google Play Awards」で受賞を果たし、世界150ヶ国250万ユーザーを持つ、知育アプリ「シンクシンク」の開発者です。算数オリンピックの問題作成にも携わってきた川島さんに、子どもを算数好きに育てるおもちゃの始めどきや選び方について伺いました。

ー算数的思考を育てる意識はいつ頃から持つのがよいですか?

川島さん   年中さんくらいの4、5歳くらいからでしょうか。算数の勉強を強制するという形ではなく、少し数を意識してみるくらいでいいと思います。

ー数字を覚える、数を数える、これらは何歳くらいまでにできた方がいいですか?

川島さん 数を数えるというのは、算数的な思考の最初の土台となるところ。もちろん、とても大切なことですが、いつからという明確な答えはありません。子どもが数に興味を持ち始めたらいつやってもいい。例えば、電車好きな子が何両編成なのか興味を持って数えてみたくなったら、それがその子の数字を覚えるタイミング。他にも、自分の好きなお菓子を買うのに何枚の10円玉が必要なのかなど、お金通して数を学ぶと、桁の概念や倍数なども自然に身につくと思います。

低学年におすすめのおもちゃ

電車のおもちゃのプラレール。特別な算数のおもちゃでなくても、家庭にある一般的なおもちゃでも算数的な認知能力を高めることができるそう。

ー算数が好きになる幼児〜低学年向けのおもちゃは、どんなものがおすすめですか?

川島さん   小さなお子さんにおすすめなのは、プラレールやブロック、積み木、パズルこれらは空間や図形の認識を育てるのにとても良いおもちゃだと思います。
パズルなら「カタミノ」「ウボンゴ」がいいですね。「カタミノ」は平面で並べて完結できるシンプルなパズルゲームで、低年齢のお子さんでも遊びやすい。「ウボンゴ」は少し複雑にはなりますが、対戦できるのでよりゲーム性があって家族で楽しめます。似たコンセプトのものに「タングラム」というオーソドックスな平面パズルもあります。ただ、遊び方のアレンジや難易度の調整のしやすさから、幅広い年齢層で遊ぶなら「カタミノ」や「ウボンゴ」がおすすめです。

3歳から遊べる「カタミノ」

五つの正方形でできた「ペンタミノ」という空間を埋めるパズルです。ペンタミノの数は12個。さらに、小さなお子さんでも遊べるように、隙間を自在に埋められる1マス分のブロックを附属させ、合計19個のカラフルな木製ピースを使います。仕切りを動かして難易度を調整できるので、対象年齢は3歳から大人までと幅広く、家族で楽しむことができます。

カタミノ(KATAMINO)公式HPはこちら>>

少し大きくなったら「ウボンゴ」

スワヒリ語で「脳」という意味を持つゲームで、パズルゲームとボードゲームが合わさったパズルボードゲーム。パズルボードに指示されたピースを取り、ボードに書かれている枠にピースがピッタリおさまるように配置するゲームです。砂時計が落ちる前にできた人は「ウボンゴ!」と言って、袋から宝石を取ります。最も価値ある宝石を集めた人が勝者です。海外では小中学校でも脳トレの教材としても導入されています。

高学年におすすめのおもちゃ

おすすめのボードゲームの一つのUNOとブロックスとコラボの「ブロックス シャッフル」。

ー中〜高学年向けの算数おもちゃのおすすめを教えてください。

川島さん   わざわざ、算数的なおもちゃを探さなくても、家にあるトランプやUNOなどシンプルなカードゲームも十分に算数的な思考を養うことができると思います。特に七並べや大貧民(大富豪)など、上がり方に駆け引きが必要なゲームがオススメです。ある程度の年齢になったら、囲碁や将棋、チェス、ダイヤモンドゲームなどの昔からあるゲームにも挑戦しても良いと思います。

ーボードゲームはどうでしょう?

川島さん   小学校三年生くらいから「人生ゲーム」「モノポリー」などのボードゲームもいいですね。将棋やチェスなども算数的思考を養うのにはいいのですが、親子で対戦すると技量の差で難しいところがありますよね。ボードゲームは運の要素があるので、年齢差のハンデがあっても家族で楽しめるのがいいところです。
それから、「アルゴ」は小学生の高学年に特におすすめのボードゲームです。数の要素だけでなく、推理力や論理的思考力も養われます。
「ブロックス」というテトリスのようなコマを埋めていくゲームも面白いですよ。あとは、「桃太郎電鉄」も算数的なこと以外に、日本の地名や都市など地理的なものまで学べる良いゲームだと思います。

推理力も養われる高学年におすすめの「アルゴ」

算数オリンピック委員会が開発したカードゲーム「アルゴ」。

「アルゴ」は、算数オリンピック委員会が開発したもので、相手のカードの数字を当てる推理カードゲーム。ルールは簡単、子どもから大人まで誰でもすぐにプレーできます。集中力・記憶力・分析力が身につき、論理的思考能力が向上にも役立ちます。大人の脳のトレーニングにも。

ブロックス

ボードのマスに各色21個の形の異なるピースを交互に置いていく陣取りゲーム。最後に一番多くピースを置いた人が勝者となります。2~4人で遊べ、プレイ時間は15~20分程度と、短時間でも遊ぶことができます。対象年齢は7歳以上。UNOとブロックスがコラボした「ブロックス シャッフル」というゲームも人気。

ボードゲーム「桃太郎電鉄」

1987年にファミコンソフトとして発売したロングセラーのゲームソフト「桃太郎電鉄」のボードゲームで、2~6人で対戦できます。日本地図のボードを広げ、機関車の形をしたコマを置いて目的地を目指します。お手軽プレイから普通の桃鉄などルールに加え、遊べる「年月設定」を1~10年と変えることで、プレイ時間を約30分~10時間以上など自由に設定できます。数学的な要素だけではなく、ゲームで日本中を周るので地図や地理の勉強にもなり、一石二鳥なゲームです。

必ずしも算数好きになる必要はない

ーおもちゃで釣ってでも算数を好きになって欲しいと思ってしまうのですが……。

川島さん そもそも、算数的思考というのは、子どもに身につけさせなきゃいけない能力ではなく、すでにそれぞれのお子さんが身に付けているものと考えています。なので、おもちゃなどは、元々持っている能力を引き出す縁作りなのかなと思っています。

ーなるほど。おもちゃはあくまできっかけ作りで、うまく引き出すことが大事なのですね。

川島さん  そうですね。でも、どの学問を好きになるかは、友達作りと同じで、その子が必ず算数と相性が良いとは限りません。算数をやらせる環境を用意したから、必ず好きになって得意になるとは限らないと親御さんは認識しておく必要があります。そういったことを前提で、あまり過剰に期待せず、遊びを通して、算数的思考が育つといいかなと思います。

川島さんのお話を聞いて

算数的思考を育てるトランプやUNO、パズルやブロックなどの家庭に一つはある馴染みのおもちゃ。

親としては、どうにかして子どもを算数好きにしたいと焦ってしまいますが、川島さんのお話からも、強制は良くないし、算数好きにならなくても他の分野の活動と相性が良ければそれで良いということがわかり、筆者は安心感を覚えました。
まずは、家にあるトランプやUNO、パズルなど、身近なゲームから見直すのも良いかもしれませんね。今回ご紹介したおもちゃやゲームは、大人もやってみたいと思う楽しそうなものばかり。ぜひ、クリスマスやお誕生日のプレゼント選びの参考にもしてくださいね。

川島さんおすすめの「算数好きになるデジタル系おもちゃ」の記事はこちら

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お話を伺ったのは

川島 慶|ワンダーファイ代表
東京大学大学院工学系研究科修了。算数・数学好きが昂じて学生時代よりベストセラー問題集「なぞぺ〜」の問題制作に携わる。2007年より花まる学習会で4歳から大学生までを教える傍ら、公立小学校や国内外児童養護施設の学習支援を多数手掛ける。2014年株式会社花まるラボ創業(現:ワンダーファイ)。 開発した思考力育成アプリ「シンクシンク」は世界150ヶ国250万ユーザー、「Google Play Awards」など受賞多数。2020年にSTEAM領域の通信教育「ワンダーボックス」を発表。算数オリンピックの問題制作に携わり、2017年より三重県数学的思考力育成アドバイザー。

取材・文/Rina Ota

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