お子さんを算数嫌いにさせないためにも、幼児期から算数の勉強をはじめませんか。この記事では、幼児に算数を勉強させる効果やメリット、幼児への算数の教え方を解説します。また、幼児が通える算数教室、算数が好きになるプリント、問題集・ドリル、おもちゃ、ゲーム・アプリのおすすめもピックアップしましたので、参考にしてみてくださいね。
目次
幼児期に算数を勉強させる効果やメリット
幼児が算数を勉強する効果やメリットはさまざま。これらは、小学校に入学した後も役立ちます。
算数への抵抗がなくなる
算数はつまずくと、途端に嫌いになったり、苦手になる学問です。しかしながら、幼児期からしっかり基礎を学んでおけば、そうした場面に直面しても,なんなく乗り越えることができます。
小学校に入ったときの算数学習に有利
幼児期に算数を勉強しておくと、小学校に入ったときの算数学習が楽に理解できます。足し算、引き算はもちろん、掛け算、割り算の計算もスムーズにできるようになるのがメリットです。
学習習慣が身につく
算数を勉強するときには、プリントやドリルがよく使われます。計算などを反復して学習することで、小学校に上がる前までに、学習習慣を身につけることができます。学習するときは、同じ時間、同じ場所、10分だけなど学習時間を決めて取り組むようにするのがおすすめです。
幼児への算数の教え方
幼児に算数を教えるにはどのようにしたらよいのでしょうか。教え方の3つのポイントを解説します。
【1】数字を理解させる
最初にやるべきことは、子供に数字を理解させることです。まずは、1から10の数字と、その形を教えていきましょう。教えるときは、同じ形のものと、数字が書かれたものを用意して、指をさしながら教えると子供に理解させやすくなります。
また、数字に順番があることも教えるようにします。「1の次は2、2の次は3…」というように教えると、1つずつ数が大きくなることを自然と学びます。
さらに、数字を書く練習もすると、数字の形を覚えることにつながります。
【2】数を数える
数字が理解できたら、数を数える練習をしましょう。そして、モノがいくつあるかがわかるようにしていきます。このときも、同じ形状のおはじきやみかん、キャンディーなどのモノを使うと理解が進みます。
【3】数のかたまりを教える
数が数えられるようになったら、数のかたまりを教えていきます。数のかたまりが、いくつといくつでできているかを考えるようにしていくのです。たとえば、色が異なる同じ形のモノを用意し、「黄色のおはじきが1個と赤のおはじきが3個、全部で4個」などと教えます。これを教えることで、足し算、引き算の基礎ができていきます。
幼児が通える算数教室のおすすめ
幼児が通える算数教室には、幼児教室で算数が学べるところや、算数に特化しているところまでさまざまあります。おすすめの算数教室をピックアップしてみたので、検討している方は参考にしてみてくださいね。
「KUMON」
KUMONは、何歳からでもはじめられるのが魅力です。算数では、カードや教具をつかって、文字や数の興味を広げるので読み書きができなくても問題なし! 教材は小さなステップで少しずつ先へ先へと進みます。1~10まで、~20までと、数唱や数える力をまず伸ばしてから「たす1」へ。ステップアップしながら算数が学べます。
「学研教室」
卓球の張本智和選手も在籍していた学研教室。本当に必要な「自分で学ぶ力」を身につけられるのが、学研教室の特長です。0歳から入会できますが、算数を学べるのは年少から。年少コースでは、「もじ・かず・ちえ」の系統的な教材で、算数や国語に必要な力と「考える力」をバランスよく伸ばします。
「ドラキッズ」
楽しく学べる小学館の幼児教室「ドラキッズ」。「ことば・もじ、かず・かたち、自然への興味、自分でやりぬく力、社会と関わる力」の5つのカテゴリーを横断したテーマ活動型の授業を通して、「できたらいいな♪ 」が「できた! 」に変わっていきます。満1歳から教室に通うことが可能です。
「学習教室ガウディア」
ガウディアは、中学受験の「日能研関東」と、高校・大学受験の「河合塾グループ」が力を合わせて作った学習教室です。年少から通うことができ、国語と算数を学びます。年少コースでは、小1算数につながる数と図形学習を学んでいきます。
「幼児さんすうスクールSPICA」
幼児さんすうスクール「SPICA®」は、子供たちが「楽しく考える」ことを大事にしているスクールです。幼少時には、「事物学習」が必要と考え、積み木・パズル・折り紙・おはじき・トランプなど、身の回りのもので「数の概念」の習得に努めています。また、普段の生活の中から算数言葉を取り入れ、指導してくれるのも特徴です。年少から入会できます。
幼児におすすめの算数プリント
日々の算数の学習には、プリントWEBサイトが便利です。ぜひ、活用してみてください。
「ちびむすドリル」
子供の教育に役立つ知育学習のオリジナルコンテンツサイト「ちびむすドリル」。教材プリント総数は2万枚以上。1枚1枚ていねいに手作りして公開されています。幼児・就学ごろのお子さん用の算数プリントには、数・数字の練習プリントや時計の読み方などが。分かりやすくて楽しく算数を勉強できます。
「ぷりんときっず」
幼児・小学生の学習プリントが無料ダウンロードできる「ぷりんときっず」。かわいらしく、楽しいデザインかつ印刷代も節約できるように心掛けて制作されています。幼児〜小学1年生に最適な算数プリントがたくさん用意されています。
「キッズ ステップ」
キッズステップのプリントは「子供が5分程度で出来る」がコンセプト! それに加え、プリンターのインク消費量を抑えたデザインになっているのが魅力です。挿し絵・イラストにも色を入れていませんので、お勉強の合い間に「ぬりえ」として楽しめます。幼児向けのプリントには、「すうじ1から10」、「すうじ1から50」、「たしざん」があり、それぞれステップアップして学習できるように工夫されています。
「学習プリント.com」
幼児・小学生・中学生向けの無料学習プリントサイトです。こちらのサイトのモットーは、「探しやすくて、利用者に寄り添うわかりやすい学習プリントの提供」。利用者の声や教育現場の声を聞きながら「こんなプリントがあったら便利で楽しく子どもに教えやすい」と思えるプリント制作に力を入れています。幼児用学習プリントには、数をくらべたり、数えたりを学習できるプリントが用意されています。
「ドリルズ」
ドリルズは、子供のための無料学習プリントサイト。掲載されているプリントは、ユーザーの投稿によるものです。幼児を対象とした算数のプリントには、「すうじのおけいこ」や、「全部でいくつ」、簡単な足し算、引き算などがあります。
幼児が勉強できる算数の問題集・ドリルのおすすめ
幼児が楽しく数や足し算、計算などを学習できるドリルをご紹介します。
「やさしいすうじ (かず・けいさん 2) 」
1から30の数字の読み書きを学習して数唱力と数書力を養うドリルです。まずは、道たどりや点結びをしながら数字を読む練習をします。つぎに、表の空欄を埋めたり、物の数をかぞえたりしながら数字を書きます。 さいごに、1から順に、30までの数字の読み書きをもう一度練習して、しっかり数字を理解していきます。
「はじめてのたしざん」
「百ます計算」でお馴染みの陰山先生が考案した、就学前幼児のための計算ドリルです。中身はオールカラーのかわいい絵がいっぱい。パズルやおもしろ話もあって、計算ドリルというよりもゲームブックのよう。楽しいな、おもしろいなと、子供が夢中になるうち、結果的にたし算が「できる」ようになる魔法のような教材です。どの子もできる「三日坊主式」!
「はじめてのひきざん」
「はじめてのたしざん」のひきざんバージョンのドリルです。こちらもオールカラーで、たのしいイラストがいっぱい掲載されています。図形やパズルで楽しく遊んでいるうちに、結果的に引き算ができるようになるドリルです。サッとできるところもおすすめポイント!
「ドラえもん はじめてのかず・かたち 2・3・4歳」
ドラえもんと一緒に、算数の基礎、数字や形について学べる未就学児向けのワークブックです。ただ数字をなぞるだけでなく、迷路をたどったり、色をぬったり、ページを折ったり、はさみで切ったりといった、お遊び要素がいっぱい詰まっているので、小さなお子さんでも飽きずに楽しめます。
「日本一楽しいすうじドリル はじめてのうんこすうじドリル (うんこドリルシリーズ)」
大人気、幼児用うんこドリルシリーズの、はじめて数にふれる子どもたちのためのドリルです。子どもたちが何より興味を示す「うんこ」と数をうまく合わせたところが斬新! 段階を追った構成で、無理なく学習が進められるのがこちらのドリルのポイント。声に出して読んだり指でなぞったり、付録のおはじきを置いたりと、体感しながら数に親しむことができます。
算数が好きになる!幼児におすすめの算数おもちゃ
ここでは、幼児に最適な算数おもちゃをピックアップして紹介します。これらのおもちゃで遊べば、数や計算がもっと好きになるはずです。
Learning Resources「足し算ゲーム 10探し 算数 カードゲーム」
足し算の練習ができるカードゲーム。このゲームのルールは、交代でカードをめくり、足して10になる組み合わせのカードを発見したら 「10発見!」と叫びます。サメカードを引いたらそれまで獲得した全カード没収。大人から子供まで夢中で遊べて、学べるゲームです。
Hashy 「おふろでさんすうワカール あひる30匹付き おふろの壁に張り付くお勉強シート」
30羽のカラフルなあひると一緒に、お風呂で数が学べます。付属のおべんきょうシートでは、いろ・かずあそびや計算ができるようになっています。湯船にあひるをぷかぷか浮かべて、かずあそびや計算にチャレンジしてみましょう!
Grokebo「ペンギン バランスゲーム」
算数を勉強できるかわいいペンギンのバランススケールです。片方のトレーにペンギンの重りを載せ、もう片方のトレーに釣り合う数字を載せると、答えがあっていれば釣り合います。ペンギンの重りを足したり減らしたり、数字を変えたりすることで、足し算・引き算が学べます。視覚的にも学ぶことができるところが良いですね!
Bluozviss「『100玉そろばん+数字カード』セット」
10段のカラフルなそろばんボード。1つの段に10個そろばん玉がセットされています。全部で100個のそろばん玉を使って、数の数え方を学べるのがポイントです。「+」「-」などの記号を使って計算式を作ることもできます。
Domybest「計算おもちゃ 数学パズル 」
数え棒と積み木を組み合わせて、足し算、引き算、掛け算、割り算が学べるおもちゃです。ふたの部分を裏返すと、ブラックボードになっているので、数字を書く練習もできます。
楽しく算数を勉強しよう!幼児におすすめの算数ゲーム・アプリ
ゲーム感覚で算数が学べるアプリや、あそびながら数字を学習できるアプリなど、幼児にぴったりのアプリをピックアップしてみました。
「SUM! for Family – かわいい数字で算数遊び 」
SUM!(サム)は足し算・引き算の概念を遊びながら理解できるスマホアプリのゲーム。かわいい数字のキャラクターを動かして、合わせたり分けたりしながら、素早く10を作っていきます。子供にも一人一人個性があるように、数の性質をキャラクターの個性として表現。数字に親しみを持ち、足したり引いたりを楽しめます。
ダウンロードはこちら≫App store
「たし算ひき算ーBabyBus 子ども向け算数の達人」
ベビーバス(BabyBus)は、0〜6歳児の幼児を対象にした教育用のスマホゲーム。「たし算ひき算」は、子どもがゲーム感覚で遊びながら20までのたし算・ひき算を簡単にマスターすることができます。一問正解するごとに、一枚のコインを獲得。100枚コインを集めると、アイテムが買えます。
「3さいからのさんすうあそび」
「3さいからのさんすうあそび」は、ゲーム感覚で楽しみながら「算数脳」を身につける知育アプリ。「どっちがおおい?、どっちがおおきい?、おなじのどれ?、なかまさがし、かたちぱずる」の5つのメニュー構成で、「かず」や「かたち」に繰り返し触れて楽しめる内容になっています。
ダウンロードはこちら≫Android
「数字・数え方の勉強ができる幼児向け知育アプリ! かずあそび」
初めて数字に触れる子供向けの教育アプリです。遊びながら数字の読み方・書き方や数え方を学ぶことができます。キャラクター(ぐーびー)による多彩なアニメーションで、楽しく飽きずに続けることができるのが特徴です。
「トドさんすう」
トドさんすうは、未就学児から小学2年生までの水準の算数の勉強ができるアプリです。数の概念から図形に至るまで、小さなお子さまでも楽しく遊びながら算数の核心となる基礎をしっかりと固めていくことができます。いくつかモードがあり、「きょうのぼうけん」モードでは、子どものレベルに合わせた10〜15分程度の毎日の学習ができます。「チャレンジ ラボ」モードは、より難易度が高い学校の過程にも学習をつなげられるように、深く集中して問題を解くことが中心となったモードです。
幼児期から学べば「算数大好き!」なお子さんに
幼児期から算数を勉強することは、数字や足し算など、算数の基礎を学ぶことでもあります。小学校に入ってから勉強しても問題ありませんが、幼児期からやっておけば、算数が大好きになること、間違いありません。アプリやドリル、プリントで家庭で学習することもできます。できるところからはじめてみてはいかがでしょうか。
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文・構成/HugKum編集部