歯について学ぶことがむし歯予防の近道に! あばれる君、ユージさんと歯について学ぶイベント「健康な歯ってなんだろう? ピカピカ 歯みがきチャレンジ」開催レポート

PR /厚生労働省

2024年11月17日(日)。厚生労働省主催、小学館発行の『小学一年生』『小学8年生』『HugKum』読売新聞社の共催で、歯の健康について学べるオンラインイベント「健康な歯ってなんだろう? ピカピカ 歯みがきチャレンジ」を開催しました。当日は170組を超えるファミリーが参加。家族で歯について楽しく学んでくれました!その様子をレポートいたします。

歯の健康について学ぶオンラインイベントを開催

お子さんの歯が、乳歯から永久歯に生え変わる時期は、子ども自身も歯の大切さを理解して積極的に歯のケアをして欲しいところですが、保護者から正しい歯の情報を伝えるのは意外と難しいですよね。

今回のイベントでは、お笑い芸人のあばれる君、タレントのユージさん、そして歯科医師の田村文誉先生と一緒に、歯の大切さやお手入れの方法を楽しく学びました!

たくさんの子どもたちが参加。あばれる君やユージさんが自分の名前を呼んでくれるたび、子どもたちは大盛り上がりでした!

歯にまつわるクイズに挑戦!

はじめに、歯にまつわるクイズを行いました。 記事をご覧のみなさんもお子さんと一緒に考えてみてくださいね!

問題:なぜ歯は生えているの?

人間は、乳歯が生えそろうと20本、永久歯なら28~32本の歯がありますが、そもそも歯はなぜ生えているのでしょうか?

正解は・・・?

歯と口にはさまざまな役割があります。歯科医師の田村先生に解説していただきました。

田村先生:歯と口の役割は、食べものをかむ以外にも、笑うなどの表情をつくる、発音を助ける、噛むことで脳を活性化させる、口で呼吸するなど色々あります。

日本歯科大学教授の田村文誉先生

大切な役割を担う歯ですが、人間は1回しか生え変わりません。今、生えている歯を大切にして「健康な歯」を目指したいですね!

むし歯はどうやってできるの?

次に、歯の健康について子どもたちと一緒に考えました。健康な歯の大敵は「むし歯」。では、むし歯はどのようにしてできるのでしょうか?

田村先生:むし歯は、ミュータンスレンサ球菌などの、むし歯の菌が原因で起こります。この菌が、砂糖などの甘い物と合わさり、歯垢(しこう)のかたまりになります。そして、この歯垢が増えると歯を溶かす酸ができてしまい、この酸によって歯が溶けてむし歯になるのです。

また、むし歯を作り出す原因は、「細菌」、「むし歯になりやすい歯」、そして細菌のえさとなる「食べ物(特に砂糖)」の3つ。

田村先生によると、上記に加えて「食べる時刻」や「食べてから歯みがきをするまでの時間」も原因のひとつになるそうなので注意が必要です。

あばれる君と一緒に実際に歯みがきに挑戦!

次に、田村先生のレクチャーのもと、参加してくれた子どもたちと一緒に歯のみがき方を学びました。

基本の持ち方は「ペングリップ」

鉛筆のように持つ「ペングリップ」は、細かいところをしっかり磨くことができます。歯ブラシを上から軽く握るように持つ「パームグリップ」は小さなお子さんにおすすめです。

磨く場所に合わせて歯ブラシのあて方を工夫して

歯ブラシの当て方にもいくつか種類があります。歯ブラシを縦に持って、脇をみがく「わきみがき」は、歯の横や歯の間をみがけます。

歯ブラシの先っぽの、つま先部分を使う「つま先みがき」は、奥歯や奥歯の間をみがくのにピッタリです。歯ブラシの後ろ側のかかと部分を使う「かかとみがき」は前歯の裏側をみがくのに適しています。

みがく場所に合わせて歯ブラシのあて方を変えることがポイントです。

画面越しにみんなで歯みがきタイム!

正しいみがき方を学んだ子どもたち。あばれる君と一緒に歯みがきを行いました。

田村先生からは「どこをみがいたか分からなくならないように、みがく順番を決めておくのがおすすめ」というアドバイスも。例えば、むし歯になりやすい奥歯からスタートすると奥までしっかり磨けると教えていただきました。

参加した子どもたちは、あばれる君と一緒に一生懸命歯みがきをしていました!(写真は動画より)

保護者の方からのQ&Aコーナー

イベントの最後には、保護者の皆さまから寄せられたたくさんの質問に、田村先生が答えてくださいました。

Q1.子どもが自分で歯をうまくみがくための工夫はありますか?

田村先生:絵や写真で口の中にある歯のイメージが分かるように教えてあげたり、鏡で口の中をよく見えるようにしたりして歯磨きを行うと良いですね。でも、子どもはまだ上手に歯ブラシを使うことが難しいため、必ず仕上げみがきをしてあげてください

Q2.自分で歯をみがくことを習慣づける工夫はありますか?

田村先生:おうちの方も一緒に、楽しく歯みがきをする習慣を作ってあげると良いですね。子どもだけに“みがきなさい”と言ってもなかなか難しいかもしれません。“みがくとピカピカになってきれいだね”と褒めてあげることも大切です。

ユージさん:私も子どもがいるのですが、歯みがきのあとに“ちょっと見せて”と口を開けてもらい、“キレイになったんじゃない?”とリアクションすると喜んでくれます。大人がリアクションするとやる気につながりますよね!

4人のお子さんのパパでもあるユージさん

Q3.子どもが仕上げみがきを嫌がるときはどうしたら良いですか?

田村先生:嫌がっているのに無理やり仕上げみがきをするのは辛いですよね。でも、子ども自身の歯みがきだけでは歯の汚れは取れていないことが多いので、基本的には行っていただきたいです。

どうしても嫌がるときは一旦休憩して、落ち着いたタイミングで行うとか、“歯みがきするぞ!”という気合いいっぱいの雰囲気ではなく、音楽を聴きながらなどリラックスしたムードの中で行うと良いかもしれません。

歯の健康を守ることで、お子さんの健やかな毎日を応援

歯は、食べものを美味しく食べるためだけではなく、表情作りや発音、更には脳を活性化させて健康な毎日を送るために欠かせないことが分かりました。

参加してくれた子どもたちも、歯に関するクイズに答えて、正しい歯みがきの方法を学ぶことで、歯への関心を高めてくれたようです。

厚生労働省「iiha」サイトでは、歯に関する情報のほか、イベント当日のダイジェスト動画も視聴できますので、是非お子さんとご覧になってくださいね!

iiha サイトはこちら

写真/福田明 文・構成/HugKum編集部