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ベビーカー用レインカバーの役割とは?
ベビーカーは赤ちゃんとお出かけするときの心強い相棒ですが、天候が優れないときは、ベビーカーでの外出が億劫になりがちです。
そんな日に力を発揮する「ベビーカー用レインカバー」について、その基本的な役割について見ていきましょう。
赤ちゃんが雨で濡れないように
赤ちゃんがいても、雨の日に用事で外出しなければならないことがあります。荷物が多い日などは、抱っこひもに、傘をさしての外出は危険を感じることもありますよね。
そんな悪天候の外出時に、ベビーカー内の赤ちゃんを雨や風から守ることができるのが、ベビーカー用レインカバー。
また、ベビーカー用レインカバーを利用することで、ベビーカー内の温度や湿度が変化しにくくなります。寒い日の外出時には赤ちゃんの体調管理にも役立ちます。
砂ぼこりや虫、有害物質から守る
赤ちゃんが生まれると「今まではあまり気に留めていなかったことが、気になるようになった」というママパパは意外に多いものです。
ベビーカー用レインカバーを利用すると、砂ぼこりや花粉、排気ガス、害虫、PM2.5(微小粒子状物質)をはじめとした有害物質の遮断が期待できます。赤ちゃんはマスクができないので、大気汚染が気になるママパパには強い味方となりそうです。
少しでもベビーカー内の赤ちゃんを守れるのは、うれしいポイントといえるでしょう。
紫外線がカットできる物も
赤ちゃんの目や肌にとって、紫外線は刺激になります。しかし、日焼け止めの使用は生後半年以降が望ましいといわれています。日除け用の帽子やサングラスも、ある程度成長してからでないと習慣づけるのは難しいでしょう。
ベビーカー用レインカバーの中には、紫外線カット機能が付いた商品もあります。こうしたレインカバーを上手に利用してデリケートな赤ちゃんの目や肌を保護できると安心ですね。
ただし、気温の高い晴れた日にレインカバーを装着すると、ベビーカー内の温度・湿度は急激に上がるため注意が必要です。赤ちゃんの様子やベビーカー内の状況に気を配りながら利用しましょう。
どこをチェックする? レインカバーの選び方
雨はもちろん、有害物質や紫外線などから赤ちゃんを守ってくれるベビーカー用レインカバーは、あると便利なアイテムですね。ここでは、そんなレインカバーを選ぶときのポイントを紹介します。
持っているベビーカーに付けられるか
ベビーカー自体もA型またはB型といった種類・サイズ・車輪の数など、さまざまなタイプがあります。
ベビーカー用レインカバーの中には決まった型のベビーカーにしか装着できない商品もあるので、購入するときはまず、持っているベビーカーに装着できるか確認が必要です。
「フリーサイズ」「幅広のベビーカーに対応」などとうたわれているレインカバーでも、海外製のベビーカーの場合はマッチしない場合があります。専用のレインカバーがあるかもしれないので、しっかりとチェックしましょう。
カバーの機能性を確認
ベビーカー用レインカバーには、紫外線カット機能をはじめとして防塵・抗菌などの機能が付いたものがあります。赤ちゃんの健康を考えて、こうした機能付きのベビーカー用レインカバーを選んでおくと安心です。
また、ベビーカー内は蒸れやすいので通気口が付いたベビーカー用レインカバーを選びましょう。さらに赤ちゃんの様子を確認しやすいクリアタイプがおすすめです。
開閉方法や付け方、収納のしやすさも大切
便利なレインカバーですが、注意したいのは赤ちゃんの乗り降ろし時です。カバーを全て外してからでないと赤ちゃんが降ろせないタイプだと、泣き出した赤ちゃんをすぐに抱っこしてあげることができません。
そのため、ベビーカーに装着したまま、赤ちゃんを乗せたり降ろしたりできるタイプのベビーカー用レインカバーは人気があります。前面がファスナーやマジックテープで開け閉めできるタイプです。
また、ベビーカー用レインカバーは、紐やマジックテープ・ボタンなどで装着するものがほとんどです。自分にとって装着が楽なものを選んでおくと、ストレスが少なくてすみます。
さらに、普段から持ち歩けるようにコンパクトに収納できるタイプであれば、急な雨や温度の変化にも対応できるので、お出かけがより気軽になるでしょう。
おすすめのシンプルなレインカバー5選
多くのママやパパに支持される、おすすめのレインカバーを見ていきましょう。シンプルながら、赤ちゃんにやさしい機能満載のベビーカー用レインカバー5点を紹介します。
【1】カンプトン レインカバー スタンダード
カンプトンのレインカバーは価格は手ごろですが、機能性抜群のため、数あるベビーカー用レインカバーの中でもベストセラーの商品です。
丈が長いためハイシートのベビーカーや大型バギーなどにも装着可能で、赤ちゃんの足元や座面下の収納かごもすっぽり覆います。
フロント両サイドにダブルファスナーを完備しているため、赤ちゃんの乗せ降ろしが簡単にできる点もポイントが高いでしょう。
また、前面には風にあおられにくい『巻き上がり防止機能』が付いているほか、クリアタイプで赤ちゃんの様子が確認しやすいメッシュの窓付きで通気性抜群など、赤ちゃんにとって必要な機能がそろっているベビーカー用レインカバーです。
【2】コンビ マルチフィットレインカバー
コンビのA型ベビーカーにおすすめなのが、この「マルチフィットレインカバー」です。
専用設計だからこそ、装着時の面倒な調節が不要で、抜群のフィット感が味わえます。レインカバー前面にファスナーが付いているので赤ちゃんの乗せ降ろしにも便利です。
また、ベビーカー用レインカバーを装着中でも、楽にベビーカーの背面をリクライニングできるよう設計されています。赤ちゃんがお昼寝のときも安心ですね。
風よけにもなるので、風の強い日や寒さが厳しい日でも安心してお出かけできるでしょう。
【3】cybex リベル専用レインカバー 透明
コンパクトでスタイリッシュな「サイベックス リベル」におすすめの専用レインカバーです。両サイドの通気口がムレを防ぎ、全面クリア素材で、お子さん目線の視界も良好。雨はもちろん、風・埃・花粉対策にも。リベルシリーズすべてのモデルに対応し、純正のためジャストフィットする設計が嬉しいですね。
【4】ダイヤ ベビーカー用レインカバー
ダイヤのベビーカー用レインカバーは、まるでシャワーキャップのように上からサッとかぶせるだけ。簡単に装着できるのでお出かけ中の急な雨に便利!
更に薄手なので折りたたみやすく、付属のバンドでコンパクトにできるので、普段のバッグにもかさばらず収納できます。降水確率が微妙な日や、常時ママパパのかばんの中に入れておく「いざというとき用」に。
【5】ベビーカーレインカバー フロントオープン
A型にもB型にも使える、汎用性の高いベビーカーレインカバー。フロントオープン型で、赤ちゃんを乗せ降ろししやすいです。メッシュ採用で通気性がよく、紫外線や水に強いリネン素材だから丈夫で長く使えます。
外出が楽しくなるかわいいレインカバー5選
億劫になりがちな雨の日の外出を彩ってくれそうなレインカバーも人気です。
赤ちゃんの好きなキャラクターやカラフルなプリントがされたものなら、イヤイヤ期のお子さんでもお出かけを楽しめるでしょう。かわいいだけでなく、機能も兼ね備えたベビーカー用レインカバーを紹介します。
【1】小川 ベビーカーキャバー HELLO KITTY ハローキティ 80065
キティちゃんがモチーフのカラフルなベビーカー用レインカバーはこだわりのデザインだけでなく、機能性も高い人気の商品です。
通気口がベビーカー内の蒸れやフロントの曇りを防ぎベビーカー内を快適に保ちます。
フロント部分は両サイドファスナーで赤ちゃんの乗り降りがしやすく、内側へ折り込んだ前すそが泥はねを防ぎます。トートバッグとしても使える収納袋付きです。
【2】アリサナ ベビーカーレインカバー
サイドや背面のプリントがかわいいアリサナのベビーカー用レインカバーは、オシャレなファミリーに人気があります。
フロント部分とサイド上部はクリア素材のため赤ちゃんの視界を遮りません。ママやパパもお子さんの状況を確認しやすいでしょう。
さらに背面にはポケットも付いています。カギやスマホなど手近に置いておきたい小物や収納袋をしまっておけますね。
両サイドの通気口でベビーカー内の温度・湿度対策も。A型・B型のベビーカーに対応可能で、背面の紐で調節・装着できるので簡単です。4種類の色・柄から好みのものを選びましょう。
【3】ロディ ベビーカー用レインカバー
人気のおもちゃ、ロディ柄のベビーカー用レインカバーはいかがでしょうか?
プリントのあるサイドもクリア素材なので、お子さんの様子を確認しやすく、お子さんにとっても快適なお出かけができるでしょう。背面・対面どちらにも対応しているところもポイントが高いですね。
かわいらしさはもちろんですが、両サイドの通気口やファスナーなど、あると便利な機能がしっかり付いています。
素材が少し厚めにできているので、冷たい外気もしっかりシャットアウトしてくれそうです。カラーはブルーとイエローの2色から選べます。
【4】星柄 ベビーカー用レインカバー
ポップな星柄の、A型、B型、バギーに対応したレインカバーです。
カバーをつけたまま、持ち手の切り替えができます。大きく開口する前面ジッパー、両サイドの通気穴などレインカバーとしての機能も◎。カラーはネイビーとグレーから選べます。
【5】スケーター ベビー レインケープ ドラえもん
こちらは抱っこひもとベビーカーの両方で使える、2WAYタイプのベビーケープです。ベビーカー用のレインカバーよりもコンパクトなのでカジュアルに使うことができますよ。
クリップで簡単に装着でき、抱っこひもの場合は頭からすっぽり全身をカバー、ベビーカーでは体をカバーできるので小雨の場合や防寒対策に使用するのがおすすめです。
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雨除けを100均アイテムで代用するなら
車や自転車の移動が多いママパパにとっては、ベビーカーの使用頻度はそれほど多くありません。ベビーカー用レインカバーを買うほどでもない場合には、100均アイテムで代用する人もいるようです。
ベビーカー用レインカバーが壊れたときにも役立つ、100均アイテムでの代用方法を紹介します。ベビーカー用レインカバーを持っていないお出かけ時の急な雨にも役立ちますよ。
ビニールクロスで代用
100均では、120×150cmくらいのサイズのビニールクロスが販売されています。長い方を前方~背面、短い方をサイドにしてベビーカー全体を覆えば、レインカバーとして代用可能です。
ただし、通気口がないためビニールクロスを折るときにサイドにスキマを作ったり、ずれやすいので大きめの洗濯ばさみで留めたりするなど工夫が必要です。
蒸れやすく曇りやすいので、こまめに赤ちゃんの様子を確認しなければなりませんが、急な雨などのときには充分な代用品といえるでしょう。
大人用レインコートで代用
100均で手に入る、半透明の大人用レインコートもベビーカー用レインカバーとして代用可能です。
ボタンを外してベビーカー前方にレインコートの背面を被せます。アームをベビーカーのハンドルに結び付ければ完成です。もともと雨に強い素材なのですっぽり覆うことさえできれば、しっかり雨風を防いでくれるでしょう。
大人用レインコートをベビーカー用レインカバーとして代用するときに大切なのは、Lサイズなど大きめサイズを選ぶことです。
場合によっては使い捨てもでき、本来の用途のレインコートとして使用することも可能なので、携帯しておくと便利です。
雨の日のお出かけを快適に
小さな子どもとの雨天の外出は、ママパパにとって大変なものです。しかし、ベビーカーにレインカバーを付けることで、雨や風から子どもを守れれば、外出は少し身軽なものとなるでしょう。
ベビーカー用レインカバーは、有害物質や紫外線カット機能が付いたものであれば、雨天に限らずに利用することも可能です。
ママパパにとっても赤ちゃんにとっても快適なレインカバーで、外出を楽しみましょう。
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文・構成/HugKum編集部