コンパクトでリーズナブルなB型ベビーカーでおすすめの商品にはどのような物があるのでしょうか?具体的な人気アイテムから、B型ベビーカーの特徴やメリット・デメリットまでをチェックして、希望にピッタリのアイテム選びの参考にしていきましょう。
B型ベビーカーについて知ろう
B型ベビーカーを検討するにあたり、「A型との違いは?」「使用期間はどれくらい?」「いきなり買って大丈夫かな…」など、さまざまな疑問や不安を抱いてしまう人は少なくありません。
まずは、B型ベビーカーについて詳しく知ることから始めていきましょう。
使用期間はどのくらい?
B型ベビーカーの使用期間は、一般的に『おすわりができる時期(生後7カ月)~最長48カ月まで』です。A型ベビーカーの多くが『生後1カ月~最長48カ月』まで使えることを考えると、少し短い使用期間といえるでしょう。
ただし、この使用期間はあくまでも目安です。B型ベビーカーの場合、たとえ生後7カ月に達していたとしても、安定したおすわりができない赤ちゃんへの使用はできません。
また、最長48カ月まで使用できるアイテムを選んでも、1人で歩けるようになった赤ちゃん本人がベビーカーを嫌がって乗ってくれなくなることもあるでしょう。
ベビーカーを検討する際は、記載されている全ての使用期間中で使えるとは限らないことを前提に考えるのがおすすめです。
購入する?レンタルする?
「B型ベビーカーを用意しよう!」と決めたなら、次は『購入』『レンタル』のどちらにするかを選びましょう。
中には、「48ヶ月まで使えるなら、購入したほうがお得なはず」とすぐに気に入ったアイテムの購入に踏み切る人もいますが、もう少し時間をかけて考えてみることをおすすめします。
というのも、商品説明を読んだだけだったり、ショップでほんの少しだけ試したりするのと、実際に使用してみるのとでは大きな違いがあるからです。「いざ赤ちゃんを乗せて外出したら、全然思うように使いこなせなかった…」そんなことも十分起こり得るでしょう。
万が一を考えるなら、『レンタル品だけで済ませる』『はじめはレンタルで試して、気に入ったら購入する』といった方法を検討してみるのもアリかもしれません。
B型ベビーカーのメリットとデメリット
B型ベビーカーならではの特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。B型ベビーカーが持つメリット・デメリットに焦点をあてて確認していきましょう。
小回り抜群!軽量でコンパクト
B型ベビーカーの最大のメリットといえば、何といってもその『シンプルでコンパクトなデザイン』でしょう。
A型ベビーカーの場合、新生児期から使用できるよう、深いリクライニング機能はもちろんのこと、安全性を考慮した頑強で大ぶりな構造になりがちです。
一方、おすわりができるようになった赤ちゃんを対象としているB型ベビーカーの場合、A型ベビーカーに比べて構造がシンプルなため、軽量かつ小回りのきくアイテムが多数展開されています。
公共交通機関の利用が多い人や、収納に場所をとりたくないという家庭にとって、特にうれしいアイテムといえるでしょう。
背面式のみで荷物スペースがない
場所を取らないコンパクトさとシンプル設計が魅力のB型ベビーカーですが、実はその特徴ゆえのデメリットというのも存在しています。
近年販売されているA型ベビーカーでは、その多くで対面・背面が切り替えられる『両対面式』が採用されていますが、B型ベビーカーは基本的に背面式のみです。
ママの顔が見えていないと不安になってしまう赤ちゃんの場合、対面での利用ができないというのは大きなデメリットとなるでしょう。
また、本体が軽量なぶん、荷物スペースが少ないというのもB型ベビーカーのデメリットの一つです。赤ちゃんのお世話用品が多いママにとって、荷物を十分に収納できないというのは大きなストレスとなってしまうかもしれません。
ここをチェック!B型ベビーカーの選び方
では、実際にB型ベビーカーを選ぶにはどのような点に気を付ければよいのでしょうか。特にチェックしておきたいポイントを四つ確認していきましょう。
重さを確認
持ち運びのラクさが魅力のB型ベビーカーにとって、『重さ』は選ぶ際の重要なポイントです。よりスムーズに利用するためにも、できるだけ軽量な物を選ぶのがおすすめといえるでしょう。
なお、A型に比べると軽量なB型ベビーカーですが、その重量は2~9kg台と、アイテムによって大きく違います。
『赤ちゃんを抱っこしながらベビーカーを持って階段を登る』といった、育児中にありがちなシチュエーションを考えた場合、3kg前後での商品を中心に考えると快適に利用できるでしょう。
リクライニング機能があるか
B型ベビーカーには、リクライニング機能が付いている物と付いていない物とがあります。
ベビーカーに乗っている内に眠ってしまう赤ちゃんは多いものですが、おすわりができるようになったばかりの赤ちゃんを座った体勢のまま眠らせてしまった場合、体を上手に支えられず首や背中を傷めてしまうといったことにもなりかねません。
デリケートな赤ちゃんの体を守るためにも、赤ちゃんがウトウトし始めたらすぐに背もたれを倒してあげられる、リクライニング機能のあるアイテムを選んでおくと安心です。
シートの高さをチェック
B型ベビーカーを選ぶ際は、『シートの高さ』も忘れずにチェックしておきましょう。
大人に比べ地面に近い位置にいる赤ちゃんは、巻き上がる砂やホコリ・地表の熱をダイレクトに受けてしまいます。
特に夏場の移動では、アスファルトやコンクリートの照り返しの影響が大きいため、熱中症のリスクも高まってしまうでしょう。
赤ちゃんが快適に使える商品を用意するためにも、地上から50cmの高さを目安とした『ハイシートタイプ』のベビーカーを選ぶのがおすすめです。
安全性も忘れずに確認を
大切な赤ちゃんを乗せるベビーカーについて、「安全性には徹底的にこだわりたい」という人は多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、『SGマークをチェックする』という方法です。このSGマークというのは、『一般財団法人 製品安全協会』が定めたマークのことで、同協会が定めた安全基準をクリアした製品に表示が許されているものです。
SGマークが付いた商品は、万が一事故が起きてしまった場合の補償にも対応しているため、ベビーカーの利用頻度が高い人ほどぜひチェックしておきたいポイントといえるでしょう。
人気のB型ベビーカー おすすめ3選
自分に合うベビーカーを選ぶにあたっては、一つの参考として多くの人に選ばれている商品についても知っておくのがおすすめです。特に人気の高いアイテムを三つ紹介していきましょう。
コンビ F2 Limited AF
片手でラクラク扱える高い操作性で人気を集めているアイテムです。小回りも自在なため、荷物が多いときをはじめ、人混みの中での移動・開閉が必要なシチュエーションでも快適に使用できるでしょう。
Limitedモデル限定のオプションとして、好きなカラーが選べる『シートライナー』と『ホイールキャップ』が付属しているのもうれしいポイントです。
アップリカ マジカルエアー AE
「軽量でもぐらつかない、安定したB型ベビーカーが欲しい」そんな人におすすめです。
3.2kgの軽量タイプながら、『ダブルタイヤ』と、振動を軽減する『ゆれぐらガード』を採用することで、赤ちゃんへの負担が軽減された安定した走行が可能です。
座席下部のカゴも大容量なので、荷物が多めのママも安心して使えるアイテムといえるでしょう。
T-REX J is for Jeep スポーツ リミテッド
センスのよさと実用性を兼ね備えたベビーカーを求める人に人気なのが『J is for Jeep スポーツ リミテッド』です。
4WDカーで知られる『Jeep』の名を冠した商品だけあって、大きめの丈夫なタイヤや3Dソフトサスペンションなど、快適な走行をサポートするさまざまな工夫が施されています。
スタイリッシュなボディに『Jeep』のロゴが目を引くおしゃれなデザインで、ママだけでなくパパにとっても使いやすいアイテムといえるでしょう。
B型ベビーカーでお出かけをもっと快適に
B型ベビーカーは、生後7カ月頃~最長48カ月までの期間使用できる、A型に比べ軽量・コンパクトな造りが特徴のアイテムです。
背面式のみ・荷物スペースが少ないなどのデメリットはありますが、持ち運びのしやすさや小回りのききやすさといった大きなメリットによってたくさんの人に愛用されています。
自分に必要な機能やおすすめのアイテムもチェックして、ママ・パパはもちろんのこと、赤ちゃんにとってもうれしい最高のベビーカーを選びましょう。
文・構成/HugKum編集部 写真/本田犬友