抱っこ紐ケープは、暑い時期や寒い時期に抱っこ紐を使って赤ちゃんと外出する際、さまざまな目的で役に立つ便利なアイテムです。抱っこ紐ケープのメリットや選び方、季節ごとのおすすめ商品などを紹介します。
目次
抱っこ紐ケープは必要?メリットとは
抱っこ紐ケープは、育児をする上での必需品と言わないまでも、多くのメリットが備わったアイテムです。どのようなシーンで役立つのか確認しておきましょう。
外気から赤ちゃんを守る便利アイテム
赤ちゃんと外出する際などに使用する抱っこ紐は大変便利な育児グッズですが、赤ちゃんの足がむき出しになりがちなことから、タオルなどを掛けている人も多く見かけます。
抱っこ紐ケープは、抱っこ紐を装着した状態で上からかぶせられるアイテムです。必要だと思ったとき、手軽にサッと掛けられます。
バスタオルやブランケットなどと比べ、着脱が簡単な上、天候や気温の変化に合わせて使い分けることも可能です。
暑い時期や寒い時期に紫外線や冷気をブロックできるため、体温調節がまだ上手にできない赤ちゃんを連れ出すときに、便利なアイテムです。
ベビーカーに付けられる物も
抱っこ紐ケープの中には、ベビーカーに装着できる商品もあります。防寒の役目を果たしてくれるブランケットの代わりとして使用できます。
秋冬の時期だけでなく、夏場は紫外線対策としても役立つでしょう。赤ちゃんのデリケートな肌に日焼け止めを塗りたくない場合などにおすすめの使い方です。
また、洋服に留めれば、授乳時の目隠しとしても重宝します。周りの目が気にならなくなり、限られたような場所以外でも授乳できるようになるでしょう。
このように、抱っこ紐を使う機会が少ない人でも、抱っこ紐ケープはさまざまな場面で便利に使えます。
快適に過ごしてもらう選び方は?
抱っこ紐ケープを選ぶ際に気を付けたいポイントを解説します。赤ちゃんも自分も快適に使える商品を選ぶことが大切です。
防寒・紫外線遮断など用途によって選ぶ
自分で体温調節することが難しい赤ちゃんは、寒さに弱い上、わずかな気温の変化にも敏感に反応します。
冬季に使用する場合は、冷たい風をシャットアウトするボア・フリース・ダウン素材など、暖かいケープを選びましょう。内側の生地は、肌触りの良いものがおすすめです。
夏場に使用する場合は、暑さを和らげられる生地の商品を選びましょう。メッシュ地なら通気性が良く、肌のべたつきを抑えて汗による不快感を軽減してくれます。
赤ちゃんは肌が弱いため、紫外線対策ができるUVカット対応の生地もおすすめです。また、蚊が多い時期には、虫除けの効果も期待できます。
他にも、花粉ブロック効果があるものなら、春先の花粉が飛び交う時期でも安心です。花粉が多い時期はアトピーを悪化することもあるため、余裕があれば考えてみましょう。
取り付け方にこだわってみる
抱っこ紐を使って外出するような状況では、ケープの取り付けを手伝ってくれる人がいない場合も多いでしょう。1人でも簡単に取り付けられる商品が理想的です。
留め具に採用されているタイプは、クリップタイプまたはスナップボタンタイプが大半を占めていますが、手軽さの面ではクリップタイプがおすすめです。
クリップタイプなら、ベビーカーや洋服など、つまんで挟む部分さえあればどんなものに対しても留めやすいため、用途の幅も広がります。
抱っこ紐に合うかもチェックポイント
大半の商品は抱っこ紐の周囲にどこでもかけられるタイプのものが多いため、ほとんどの抱っこ紐で使えます。
しかし、特定の抱っこ紐にしか使えないような専用商品も販売されています。他の抱っこ紐でも使えないとは限りませんが、念のため購入前にチェックしておきましょう。
また、体全体を覆えるよう、大きさにも気を付ける必要があります。赤ちゃんの足元までカバーできなければ、ケープの役割を果たしているとはいえません。
縦横のサイズを確認し、大きめのものを選ぶようにしましょう。形状は、足元をすっぽりと覆えるU字型が理想的です。
春夏におすすめしたい抱っこ紐ケープ3選
暑い時期に効果を発揮するおすすめ商品を3点紹介します。紫外線対策・虫除け・通気性の良さなどに注目した商品です。
インセクトシールド 虫よけ 3way
だっこ・おんぶ・ベビーカーで使える3wayアイテムです。害虫対策において、アメリカで高評価を得ているInsect Shield社による素材を使用しています。
素材自体に虫を寄せつけない効果が期待され、抜群の虫よけ機能を実現しています。新生児期からも使用できる素材です。
70回以上の洗濯を繰り返しても耐久性が変化しない素材であり、いつまでも清潔に使いたいという人でも安心して使用できるでしょう。
虫よけスプレーがまだ使えない赤ちゃんをはじめ、体質的に虫に刺されやすい子どもにも最適な商品です。
エスメラルダ(esmeralda)サマーケープ
紫外線やクーラー、冷房、炎天下から赤ちゃんを守るのに最適なサマーケープ。さらに軽量でおしゃれなのが人気の理由。
外では日よけ・虫除けとして重宝するでしょう。室内でも冷房が直接赤ちゃんにあたる冷えから守ることができます。
抱っこ紐だけでなくベビーカーでも使えるゆとりのあるサイズ感で、足元がめくれないようゴムが入っています。
クリップも付いているので、外出時にも簡単に着脱可能です!コットン100%の柔らか素材なので赤ちゃんの肌に触れても安心です。
- 商品名:エスメラルダ(esmeralda)サマーケープ
- Amazon:商品ページ
日本エイテックス ユグノーシャダンケープ
ベビーカーにも使える2wayサマーケープです。体感温度-3℃の遮熱効果と、UVカット率95%の機能素材を使用しています。
太陽光に含まれる赤外線を、糸の芯部に配合されたセラミックが反射することで、強い日差しからケープ内の上昇温度を抑えます。
さらに、Y字の繊維が隙間を作り、水分を瞬時に吸水・拡散することにより、すぐに乾く速乾機能も併せ持った素材です。
ニット素材で通気性が良く、肌触りも良好です。足元が袋状になっているためめくれにくく、足の先まで紫外線から守ってくれます。
雨天・冬におすすめのケープは?
寒い時期におすすめのアイテムを3点紹介します。防寒機能や肌触りの良さなどが、良い商品を選ぶポイントです。
TWONE 抱っこひもケープ
外面には撥水生地、内面にはボア生地を採用し、内側の暖かい空気を逃がしにくいケープです。暖かさだけではなく、軽さにもこだわっています。
クリップで抱っこ紐のショルダーに留めるだけで簡単に装着できます。ベビーカーに付ける場合は、巻きつけてスナップボタンで留めることが可能です。
カバー本体を折り畳んで収納バッグに収納できるため、入れ物を準備する必要がありません。外出時にベビーカーにかけておけば、いつでも取り出して使えます。
フットカバーが付いており、赤ちゃんの足先をふんわりと包み込んでくれます。伸縮性が抜群で、簡単にサッと包むことが可能です。
BABYHOPPER 抱っこひも 防寒 カバー
人気の抱っこ紐『エルゴ』のためにデザインされた、軽くて暖かい高機能アクセサリーです。リバーシブル仕様で、その日の気分やファッションに合わせて楽しめます。
表側は撥水加工が施されており、雨や汚れをしっかりブロックします。裏側は暖かくて軽い、毛足が長めでソフトな手触りのボア素材です。
フードとフットカバーも付いており、ベビーカーにも使えます。
エルゴベビー社製以外のベビーキャリアやベビーカーの種類によっては、取り付けできない場合があります。購入前にサイズなどを確認しましょう。
ニトリ だっこひも用あったかブランケット
数多くの秋冬ベビー用品素材として有名な、ニトリのNウォームシリーズが使われたアイテムです。ベビーカーとの兼用も可能です。
Nウォームは、体から発散される水分を熱に変える『吸湿発熱』により暖かくなる素材です。湿気も吸収しながら発熱するため、さらっと快適な肌触りを保てます。
抱っこ紐に取り付けられるようなフックがついているだけでなく、すそ部分も丸まっているため、赤ちゃんの足も冷たさから守ってくれます。
ブランド以外なら手作りもおすすめ
好みのデザインがなかなか見つからない場合は、手作りもおすすめです。抱っこ紐ケープの簡単な作り方を紹介します。
手作りケープのメリット
市販の商品には、世の中のニーズに応えるべく、さまざまなアイデアが詰め込まれています。しかし、あってほしいメリットが全て揃ったアイテムに出会えないことも多いでしょう。
ハンドメイドなら、サイズや形状など、市販のさまざまな抱っこ紐ケープでメリットに感じられることを、可能な限り一つに盛り込んだものが作れます。
また、好きなデザインの生地を使えることも大きな魅力と言えるでしょう。手縫いでもできますが、ミシンがあればさらに早く作れます。
作り方を解説
防寒ケープの作り方を解説します。用意するものは以下の通りです。
- 表・裏生地:各140cm×120cm
- 平ゴム適量
- ヘアゴム50cm
- フィッシュクリップ2個
寸法は、手持ちのフード付きの服から型紙をとれば楽です。各パーツをすべて中表に合わせて縫い合わせるだけで、簡単にできます。
- 生地を裁断する
- フードと肩紐(市販の紐でも可)を作っておく
- フードと肩紐を合わせ、返し口を残して縫い合わせる
- 返し口から表に返したら、まつり縫いで閉じる
生地はフリースやボアなど、あたたかく肌触りのよい素材がおすすめです。
抱っこ紐ケープでお出かけをもっと楽しみに
抱っこ紐ケープは、外出時に赤ちゃんを外気から守るアイテムです。ベビーカーや洋服に使えるものもあります。
季節ごとの使用に適した商品が数多く販売されているため、自分や赤ちゃんに合った商品を選び、楽しく外に出かけましょう。
構成・文/HugKum編集部