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子育て中に感じるストレスが限界…そんなときどうする?現役ママにリアルな声を聞きました!
育児は楽しくてかけがえのないもの。かわいい時間は一瞬。よくいわれる話ですが、実際に毎日子どもと向き合うママの立場からしたら、そうは言っていられないもの。就学児から小学生の子供をもつママ4名に集まってもらい「育児ストレス」の原因やどうやって解消しているかについて、座談会を行いました。
左/橋本知佐さん
4歳女の子のママ
左から二番目/河村理菜さん
3歳男の子・1歳女の子のママ
右から二番目/齋藤ゆかりさん
9歳女の子・7歳女の子・2歳男の子のママ
右/小澤あきさん
8歳男の子・6歳双子の女の子のママ
育児にストレスにストレスを感じるのはなぜ?
育児ストレスが原因で起こるの症状
「孤育て」「ワンオペ育児」なども問題視されていますが、ストレスを感じながらも日々、やり過ごしてしまうことで、胃痛、睡眠障害、拒食過食摂食障害などの症状も起こる危険性があると言います。
ストレスが限界に達すると…
また、ママ本人の負担が重なり、限界に達してしまうと、疲れによる体調不良だけでなく、育児ノイローゼ、うつといった精神的な症状も。それでも毎日休みなく家事育児をこなさなければならない、といった責任感に押しつぶされ、ひどい場合は子どもに危害が及ぶことも考えられます。
ママたちに聞いた、育児ストレスの具体的な原因は?
原因1:思いどおりに物事が進まないこと
橋本さん:うちは娘なので、お手伝いをしてくれるのですが、なかなかお手伝いもうまくいかなくて。結局私がサポートや片づけをしなきゃいけなくなるのはストレスに感じることがあります。特に時間に追われているときは。
河村さん:子供がご飯を食べこぼしたり、家の中が散らかってグチャグチャになったり、子供が言うことを聞かないと、イライラしちゃうことがあります。
原因2:自分の時間がない
小澤さん:うちの夫はゴルフが趣味で休日も出かけるのですが、3人の子どもを抱えて常にドタバタしているのに、私には休むヒマがない! でも専業主婦ゆえに、ずっと家にいるから、休んでいる、と思っているようで。
橋本さん:子どもといると、静寂の時間がないですよね。質問攻めにされたり、アレ食べたい、これとって、と要求も多くて。気が休まるひまがありません。
原因3:旦那が協力してくれない、子育ての大変さを理解しないこと
河村さん:平日、主人は夜中まで帰ってこなくて、さらにストレスはピークに…。
小澤さん:私も夫でイライラして大変でした。夫は仕事が終わったら、外食したりせずにまっすぐ家に帰ってきて、毎日必ず家でご飯を食べるんです。早く帰ってくるのはいいと思う人もいるかもしれませんが、私が下の子を妊娠中でつわりが大変な状況だったとしても、ご飯が出てくるのを当たり前に思っていて…。もちろん、手伝ってくれるわけでもなく…。だれも助けてくれる人がいないのは、本当に大変でした。しかも、夫は多趣味だから、週末になるとふらっといなくなる。
橋本さん:うちの主人もなにもしてくれなかったけれど、結婚した当初は知識がなかったので、子育てってこういうものなのかな? と思っていて。これを不満に思う私がヘンなのかなって感じていました。
小澤さん:わかる!! 子育てしている時間って、案外閉鎖的で、よそのお宅もそうだろうと思い込んでました。
育児ストレスは適度に発散することが大事!
育児にストレスを感じることはどんなママでもあるようですが、そんなときどうしている?そんな話題におよんだところ、すぐに実行可能なアイデアからちょっぴり結城が必要なものまで、アイデアがいろいろと出てきました。
ストレス解消法1:プチ家出をしてみる
河村さん:私のところも、結婚した当初の夫はひどかったですよ。用事があって電話したのに、仕事中だから連絡してくるなって言われたこともあります。けれど、女性って子育てをしていると、だんだん強くなってくるんですよね(笑)。ある時爆発して、夫が夜寝ているときに、子供を置いて、3泊4日家出しました!! 私がいないことで、夫自身が子供の面倒をみないといけない状況になったことで、ようやく子育ての大変さがわかったみたいで。
ほか3人:1泊ならまだしも、3泊出て行くっていうのは、ママとしても勇気がいりますよね。
ストレス解消法2:ひとり時間をつくる
河村さん:私は、夫が好きなサッカーをやらせてあげるから、空いた時間を私にくださいという交渉をしました。家出の一件もあったことで(笑)、うまく成立して、自分の時間をもてるようになったことが、ストレスの解消につながりました。
橋本さん:私は子供が幼稚園に入る前まで、毎日子供とべったりだったので、月1回は用事がなくても一時預かりのサポートを使ってもいいという逃げ道を自分に与えていました。ふだん一緒にいる分、数時間でも離れると、子供をかわいいと思う気持ちも倍増して! よい気分転換になりましたね。今は子供が幼稚園に行っている平日の昼間にひとり時間ができるようになったので、育児ストレスとはうまくつきあえている気がします。
小澤さん:リセットタイム、必要ですよね!
齋藤さん:夜、子供が寝てからウォーキングに行って、30分スタバでボーっとする時間をつくることもあります。主婦なので、結局は明日の予定のことを考えちゃうんですが、家から出てひとりになることで、心が落ち着いてきます。
小澤さん:ママが自分のひとり時間をもつことへの罪悪感ってどうしてもあるものですが、自分の経験で感じたのは、「ママの人生」と「自分の人生」のバランスがとれているほうが、いろいろうまくいくということ。だから、ママたちが1日必ずどこかでひとり時間をつくることは大賛成!
齋藤さん:お風呂にひとりでゆっくり浸かる、ということでもいいから、意識してひとり時間をつくりたいですよね。
ストレス解消法3:ママ友ととにかく話す!
齋藤さん:幼稚園のママなど、ママ友たちと子育てのいろんな話を共有するのも、ストレスを解消する方法だと思います。夫の愚痴話でもいいから(笑)、話すだけですっきり。
小澤さん:そうですねよ。自分の話をわかってくれる味方や、サポートしてくれる人がいるかどうかで、ストレスの度合いって変わると思います! だから、子育て中も、自分が属するコミュニティはたくさんあったほうがいいと思っています。
伝え方の工夫で、非協力的な夫にアピールすることも大事
落ち着いて、理論的に
橋本さん:うちの夫は、私が感情的に爆発しても、右から左に聞き流すだけでした…。男の人ってたいていそうかもしれませんが、逆に私自身が落ち着いて、理論的に説明できるようになったら、言葉がグサッと刺さるようになったみたいです。
タイミングも大事
小澤さん:そうそう、伝え方とタイミングってとっても大事ですよね。
齋藤さん:妻自身が夫に伝えるんじゃなくて、他の家庭の様子が見える集まりに連れて行ったり、パパ友会に参加してもらったりするうちに、夫が自ら気づいてくれるほうが自然に変わってくれる部分もありますよね。
編集部まとめ:子育てでイライラするのは、ママとしての自分が未熟だからと、つい自分を責めてしまいがち…。でも、実際はそうじゃない! ひとり時間を意識的に捻出してみたり、ママ友とのランチ会を楽しんだり、自分がストレスを発散できる方法を積極的に探っていけばいいんだと勇気をもらえました。
HugKumママたちみんなでお悩みを共有しながら乗り越えていきましょう!
撮影/田中麻以 文/高橋香奈子