【体験談】授乳が痛い!セルフケアの方法から気になる乳腺炎のこと、病院を受診する目安まで

ママにしか分からない育児中のマイナートラブルが授乳時の痛み。パパには分かってもらえないだけにひとりで悩んでしまうママも多いのでは。どんな痛みがあったのか、なんで痛くなるのか、セルフケアの方法など、ママたちにアンケートを実施。今は痛くなくても知っておくといざという時に安心です。

授乳時の痛みはあった?【ママ体験談】

授乳時の痛みに悩まされたことがあるかどうか、ママたちに聞いてみました。痛みにもさまざまなタイプがあるようですね。

『胸が張って痛い』

授乳のペースが整っていなかったり、時間がずれてしまうと、胸がパンパン・カチカチに張ってしまうことも。授乳すれば痛みが引くことが多いものの、時間が取れなかったりするとかなり痛くなって困ってしまうという声も。

「胸がパンパンに張っているときに授乳すると、授乳していない側の胸にチクチクと痛みがあった」(30代・東京都・子ども1人)
「産んで次の日は胸がカチカチ過ぎて授乳が出来ないほど痛かった」(20代・愛知県・子ども1人)

『産後すぐに乳首が切れる、噛まれたりする痛み』

生まれてすぐは、頻回の授乳が必要で、まだ授乳に慣れていないママの乳首は擦り切れてしまうなんてことも。授乳のたびに痛い思いをするのでつらい痛みですよね。また、前歯の乳歯が生えてくると、乳首を噛んでしまう赤ちゃんも。怒るわけにいかないので悩ましいですよね。

「授乳時間が長く、乳首が擦り切れて痛かった。」(30代・埼玉県・子ども1人)
「乳首が切れて、子どもが咥えるときに激痛だった」(30代・福岡県・子ども1人)
「はじめの頃は、子どもに乳首をくわえられるととても痛かった。回数を重ねるうちに痛みは無くなった。」(30代・滋賀県・子ども1人)

『チクチク・ツーンとした痛み』

胸が張る前兆として多いのが、チクチクしたりズーンとする痛み。すぐに授乳できればいいけれども、そうもいかないことが多いですよね。

「チクチク、ズキズキとした痛みがあった。授乳間隔が空いたりしこりがとれないときに痛む」(20代・島根県・子ども2人)
「じわじわと来るツーンとした痛み」(30代・和歌山県・子ども2人)

『とにかく激痛だった』

赤ちゃんの飲み方や、吸う力が強い場合に、とんでもなく痛いと感じるママも少なくないよう。痛いからと授乳は避けて通ることもできず、なんとか耐えたという声がたくさん。

「浅吸いによって乳首がものすごく痛くて歯を食いしばりながら授乳をした覚えがあります」(30代・栃木県・子ども3人)
「初乳をあげる際、想像以上に痛く、激痛に感じた。また、歯が生えてくると、授乳後におっぱいを外すとき、歯が当たって痛いときもある 」(30代・千葉県・子ども3人)

授乳中に痛みを感じる原因

授乳中に痛みを感じるのはなぜなのか、理由が分からないと不安になりますよね。原因は大きく3つに分けられるので、まとめてみました。

まだおっぱいが授乳に慣れていないため

産後すぐは、ママの乳首の皮膚もまだ繊細。赤ちゃんが生まれてから、急に毎日何度もおっぱいを吸われるので、皮膚に痛みを感じるのです。徐々に皮膚がしっかりしてくると痛みを感じにくくなるもの。また、皮膚の伸びが良くなってくるので、赤ちゃんもしっかりくわえることができ、ママが痛みを感じにくくなります。

母乳が作られているため

産後すぐは細かった乳腺が発達・拡張して、その刺激で乳房が熱を持ち腫れたり痛んだりすることも。これは乳房への血流やリンパ液が増えることによるもの。この場合は、産後2、3日くらいたつと落ち着いてくるはず。

また、授乳を始めた頃にチクチクしたりツーンと痛くなるのは、哺乳の刺激を受け、母乳を一気に作ろうとするために起こります。

母乳が溜まり乳腺炎に

赤ちゃんが飲む量よりも多く母乳が出ている場合、おっぱいが空っぽにならず母乳が溜まりがちに。また乳管がつまる原因にもなり、悪化すると乳腺炎を引き起こすことに。授乳間隔をあけすぎないようにすることや、しっかりおっぱいが出るように、授乳前に温かいタオルやシャワーでおっぱいを温めると効果的。また、赤ちゃんがしっかり飲むことができるように抱き方を調整するのもポイントです。乳管が詰まり、細菌に感染すると乳腺炎になり、病院に行かないといけない状態にもなるので注意して。

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赤ちゃんの抱き方・吸わせ方を改善する方法

おっぱいが痛くなるのは、赤ちゃんの吸い方に原因があることも実は多いのです。どんな方法をとれば痛みのない授乳ができるのでしょう?

吸い方をチェック

赤ちゃんの吸いつき方が浅いと乳頭に痛みを感じがち。赤ちゃんがおっぱいを吸うときに唇を巻き込んでいたり、舌打ちするような音がするときはくわえ方がうまくいっていない証拠。吸われているときに下あごがおっぱいにくっつくくらい赤ちゃんを引き寄せて、赤ちゃんとママの体が密着するようにしましょう。うまくできない時には、助産師さんや母乳マッサージに行って相談するのも手です。

抱き方を工夫

授乳姿勢を改善するのも大切。いつも同じ向きで授乳するのではなく、基本の横抱き、縦抱き、脇で抱えるようにするフットボール抱きなど向きを調整することで、一部分に負荷がかかるのを防げます。また、おっぱいをしっかり空っぽにできるので乳腺炎の予防にもなります。うまく行かない時は授乳クッションで高さを調節するのがオススメ。

痛みが改善されずに病院を受診する目安は?

いろいろ工夫をしても、授乳ができないほど痛い場合には乳腺炎がひどくなっているのかも。マッサージをしたり、薬を飲んだりする必要があるため、出産した産婦人科や乳腺外科・母乳外来に行くのがいいでしょう。

乳房が硬くなる、しこりがある、熱感がある

授乳を始めて数週間、また、卒乳時期に起こりがちなのが、うっ滞性乳腺炎。母乳が乳腺内に溜まり炎症を起こすので、乳房全体が硬くなったり、熱を持っているような状態に。痛みは比較的軽いものの、溜まった母乳を出しても痛む場合には、自分で治すのは難しいので、病院に行くのがオススメです。

発熱がある

乳頭にできた傷から細菌が入って起こるのが細菌性乳腺炎。産後2〜3週間で起こることが多く、最初は風邪やインフルエンザに似ています。悪寒がしたり、38℃以上の発熱、関節の痛みなどが出て、乳房に強い痛みがあるのが特徴です。急いで受診しましょう。

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ママたち試したセルフケア方法&アイテム

ただでさえ時間がない中での育児なので、病院に行くのも大変。ひどい痛みになる前にセルフケアをすることで、悪化するのを防ぐこともできます。ママたちがどんなケアをしたのか、またどんなアイテムが便利なのか聞いてみたので参考にして!

クリームを塗る・保湿する

まずはクリームを塗るという人が多いよう。乳首が乾燥してしまうと切れやすくなるので、保湿して柔らかくしておくのがポイント。

「赤ちゃんが舐めても大丈夫なクリームを塗って保湿した」(30代・福井県・子ども1人)
「専用のクリームを授乳後に塗っていた」(30代・愛知県・子ども1人)

搾乳する・授乳回数を増やす

おっぱいが溜まってきてしまうと胸が張って痛くなりますよね。張ってしまう前に授乳をしたり、授乳できない場合には自分で搾乳するのも手です。

「頻回に授乳を行ったり、自分で搾乳して痛みを取り除いた」(20代・島根県・子ども2人)
「ひたすら飲んでもらった」(20代・東京都・子ども1人)

冷やす

胸が張って痛いときは乳房が熱を持っていることも多いですよね。そんな場合には、冷やすのもオススメです。

「断乳時とかは保冷剤をあてていた」(20代・大阪府・子ども1人)
「冷たいタオルで冷やす」 (30代・埼玉県・子ども3人)

お風呂で温めてマッサージをする

痛くなる前に、こまめにマッサージをしておくという声も。お風呂でリラックスしているときや、母乳マッサージに行くと詰まったおっぱいが外に出されて、痛みが引く場合も。

「お風呂であったまり、頻繁に吸わせるようにした」 (30代・神奈川県・子ども1人)
「お風呂でマッサージ したり、母乳マッサージへ行った」 (30代・神奈川県・子ども1人)

シールドを使用

乳首を保護してくれるシールドを使ったという声も。痛みを感じにくいのでラクに授乳できたという人が多いようです。

「産院で購入したシールドを使用したこともありますが、あまり吸われた感覚がなかったのでラクに授乳できることが多かったです。」 (30代・静岡県・子ども3人)

馬油

普段のスキンケアとして使う人も多い馬油は、油分もたっぷりで肌にしっとり馴染むので便利なアイテム。赤ちゃんに吸わせる前にはしっかり拭き取ってからがいいですね。

「乾燥を避けるため、馬油を塗っておいた」 (30代・京都府・子ども2人)
「常に馬油オイルを塗って対処した」 (30代・鹿児島県・子ども2人)

ピュアレーン

授乳中の乳頭専用のクリーム、ピュアレーンは、拭き取らずにそのまま授乳できるので安心。天然ラノリン100%使用しているので、敏感な乳頭のケアにぴったり。

「授乳後にピュアレーンをぬってケアした。服と擦れて痛かったので、乳頭保護器をつけた」(30代・愛媛県・子ども1人)

ワセリンを塗る

普段からワセリンを使っている人も多いと思いますが、より優しいベビー用のワセリンで保湿をしていたという人も。

「ベビー用のワセリンを授乳後に塗って保湿しました」 (30代・東京都・子ども2人)

授乳時の痛みはひどくなる前に早めのケアを

授乳時の痛みの原因やケア方法について、参考になるものはありましたか?乳腺炎などがひどくなってしまうと、育児どころではなくなってしまいますよね。痛いかも、と感じたら抱き方やセルフケアの方法を早めに試してみるのをオススメします。

文・構成/HugKum編集部

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