好き嫌いが多すぎる娘。どうしたら偏食を減らせるのでしょうか?【愛子先生の子育てお悩み相談室】

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴47年、常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

娘の好き嫌いが多すぎて、食事の支度が憂うつになるくらい困っています

娘は好き嫌いが多く、何を作ってもあまり食べません。体重も平均以下です。園の給食も「嫌で吐きそうになった」とか言います。食べられるものはカレーライス、ハンバーグ、ポテトサラダぐらいです。煮物や魚、混ぜご飯などは絶対食べません。「これいらない! あれもいらない!」とばかり言う娘にキレてしまい、「食べたくなければ、食べなくていい!」と怒ったこともあります。どうしたら少しでも好き嫌いが減りますか?(年長の女の子のママ)

 

子どもは大人よりも感覚が敏感! とりあえず元気なら「食べたくないなら、食べないでもいい」と割り切っても

好き嫌いが多いと親としては心配ですが、子どもは大人よりも食感、臭覚、味覚が敏感です。そのため好き嫌いが多くなりがちです。いくら好き嫌いが多くても、元気で顔色がよければ大丈夫! 多分、食も細い子なのでしょう。実は私も小さい頃は食が細くて、健康診断のたびに「栄養要注意」と言われていました。そのたびに母は「元気だから大丈夫です!」と言っていました。

 

子どもにとって食事の時間が、つらく、苦しいものにならないようにしましょう

「りんごの木」でも、野菜嫌いの子がいっぱいいます。またご飯や豆腐、牛乳など白いものしか食べられない子もいました。しかし、みんな心身ともに健やかに育っていますし、今、嫌いなものが、ずっとこの先も嫌いな訳ではありません。あなたも子どもの頃嫌いだったものが好きになっていませんか?


とりあえず元気ならば「食べたくないなら、食べないでもいい」と割り切って考えてもいいと思います。無理強いしてまで、強要するのは食事時間そのものが恐怖になりかねません。みんながおいしそうに食べているを見ると「私も、少し食べてみようかな!?」と思うかも知れません。そのためにはみんなを見る心の余裕が必要です。

いずれにしても「また残したの!!!」などお母さんが怒ってばかりいて、食事の時間が子どもにとってつらく、苦しいものにならないようにしてください。私も子どもの頃は、小学校の給食で「食べなさい!」と先生に言われると、ますます食べられなくなり、涙が出るくらいつらい思いをしました。でも、家ではおかずは一緒盛りで、欲しい人が欲しいだけ取るやり方だったので気持ちがすごく楽でした。ちなみに今は食べる事が大好きです!

 

 

柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて47年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

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