離乳食に「もやし」はいつから?量や固さ、ひげはどうする?時期別おすすめレシピも紹介

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。今日紹介する食材は「もやし」。安くで手に入り、汁物、炒め物、あえ物などさまざまな料理に活躍するもやしを、離乳食にも使いたいですね。今日は、もやしを離乳食に使う時のコツと各時期のおすすめレシピを紹介します。

離乳食でもやしはいつから食べられる?

もやしは離乳食中期から

シャキシャキとした食感が美味しさを増す、もやしですが、赤ちゃんには繊維が多いので離乳食中期を目安にスタートさせましょう。

アレルギーの心配は?

大豆もやしは大豆から作られているため、食物アレルギーを引き起こすことがあります。どの食材もそうですが、一番最初に与えるときはスプーンひとさじからスタート。徐々に量を増やしていきましょう。

もやしの量や固さ、大きさの目安

離乳食中期

この頃食べられる1回分の野菜の量は20~30gですが、もやしだけをそんなにたくさん食べられませんので、5~10g程度を目安に与えましょう。固さは舌でつぶせる絹ごし豆腐くらいが目安ですので、クタクタになるまでゆがきます。大きさはみじん切りです。

離乳食後期

この頃食べられる1回分の野菜の量は30~40gですが、こちらも同じく、もやしだけをそんなにたくさん食べられませんので、10~15g程度を目安に与えましょう。固さは歯茎でつぶせるバナナくらいを目安に湯がきます。大きさは5mmです。

離乳食完了期

この頃食べられる1回分の野菜の量は40~50gですが、15~20g程度を目安に与えましょう。固さは歯茎で噛める肉団子くらいを目安に湯がきます。大きさは1cmです。

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もやしの下ごしらえ方法

お湯でやわらかくなるまでゆでる

もやしは傷みやすい野菜なので新鮮なものを離乳食に使用します。袋からだしたら、良く洗ってから使います。長いままゆでた方が軟らかくなるので、ゆでた後に切った方が食べやすくなります。包丁とまな板を使った場合は、再加熱することを忘れないように。

もやしのひげも取り除いて

大人は食べられる豆ですが、赤ちゃんには食べにくいため、火を入れる前に豆とひげを取り除きましょう。

電子レンジで加熱する方法

もやし一袋分を、電子レンジで調理する方法です。

  1. 豆やひげを取り下処理したもやしを耐熱皿に入れる
  2. ラップをふんわりとかけて3分ほど加熱する

量が少ないと調整しにくいので、大人用のもやしと一緒に調理すると良いでしょう。

離乳食用のもやしの冷凍保存のポイント

冷凍保存する時は、下処理、加熱調理したものを1回分ごとに密封できる容器に入れて冷凍します。解凍するときは必ず加熱調理して温め、1週間で使い切るようにします。

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時期別離乳食おすすめレシピ

では、おススメの離乳食レシピを紹介します。

離乳食中期 もやしとにんじんのとろみ煮

材料

かつお昆布だし 100ml
もやし 5g
にんじん 10g
オクラ 10g

作り方

1.もやしは豆とひげを取る、にんじんはすりおろす。オクラは額を取り縦半分に切り種を取り湯がいてみじん切りにする。

2.かつお昆布だしにもやしを入れてしんなりするまで煮たらみじん切りにする。

3.2とにんじん、オクラを加えて更に煮る

離乳食後期 もやしと鶏ひき肉のとろみスープ

材料

かつお昆布だし 150ml
鶏ひき肉 10g
もやし 10g
乾燥ひじき 一つまみ
しょう油 0.5ml

作り方

1.もやしは豆とひげを取る、ひじきは水で戻して5mm

2.かつお昆布だしでもやしを入れてしんなりするまで煮たら5mmにする。

3.2を鍋に戻し、鶏ひき肉、ひじきを入れて煮る

4.しょう油を微量入れ風味をつける

離乳食完了期 もやしとしらすのナムル

材料

しらす 5g
もやし 15g
ごま油 微量
すりごま 微量

作り方

1.もやしは豆とひげを取り1cmの長さに切る。しらすは湯がいて塩抜きし、大きければ切る。

2.もやしをしんなりするまでゆがいて湯切りする

3.しらす、2、ごま油、すりごまを加える

 

もやしなどさまざまな食材を離乳食に取り入れ、新しい食感を楽しんでください。

 

記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

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