海外旅行へ行けない今、古代エジプト探究の旅に出かけませんか?ドイツ・ベルリンにある「ベルリン国立博物館群エジプト博物館」のコレクションが来日、古代エジプト人が信じた「天地創造と終焉の物語」を紹介する展覧会が開催されます。
古代エジプト人が信じた「天地創造と終焉の物語」を紐解く
世界の始まりは混沌とした原初の海「ヌン」であった。
その海から、すべてのものが生まれ、育まれた。
しかし、世界の終りがやってくると、すべてのものは再び原初の海へ飲み込まれていく…。
古代エジプトの神話には、このように壮大な生と死のサイクルが描かれていたことをご存知でしょうか?
本展では、そんな古代エジプト人が信じた「天地創造と終焉の物語」を、ドイツ・ベルリンにある、「ベルリン国立博物館群エジプト博物館」のコレクションの中から選りすぐった約130点の作品で展覧します。
各章で異なった空間演出になっており、古代エジプト時代の雰囲気を味わえます。またオリジナルアニメーションで古代エジプト神話の一部を観られるので、子どもでも楽しめそうです。
第1章 天地創造と神々の世界
第2章 ファラオと宇宙の秩序
宇宙の全体を支配する秩序・摂理(マアト)は、絶対であり、個々の人間が遵守すべき最も重要な規範・道徳としても考えられていました。人間社会のリーダーであるファラオは、社会の中でマアトを守り、実行する最高責任者でした。異民族の侵入やファラオに対する謀反といったようなマアトを揺るがす大きな事件に対しては、「善き神」であるファラオ自身が、強いリーダーシップをもってマアトを実践していくことが必要とされていたのです。
第3章 死後の審判
死者は、墓地の守護神でミイラ作りの神でもあるジャッカルの頭をしたアヌビスにより、「二つのマアト(正義)の広間」に導かれます。ここで死者の審判が行われ、死者の心臓は天秤ばかりにかけられ、マアトを象徴する羽根と釣り合うか計られます。古代エジプト人は考えたり思ったりする器官は脳ではなく心臓だと考えていました。
開催概要
展覧会名:国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 『古代エジプト展 -天地創造の神話-』
会期:2020年11月21日(土)~2021年4月4日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし2020年11月23日、2021年1月4日、11日、18日は開館)、11月24日(火)、12月21日(月)~1月1日(金・祝)、1月12日(火)
開館時間:9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)
会場:江戸東京博物館 (〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1)
TEL:03-3626-9974(代表) https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
教えてくれたのは、LITTLE ARTISTS LEAGUEのメンバー。
LITTLE ARTISTS LEAGUEは母になった、アーティストママが立ち上げた、
親子へ向けた、本気でアートをやっていく活動団体です。