秋の行楽シーズン真っただ中。「Go To トラベル」の活用が本格化してきて、久しぶりに家族旅行を楽しんだという方も多いのではないでしょうか。しかし、新型コロナウィルス感染のことを考えると、幼い子を連れて出かけることについて慎重になっている方も多いことでしょう。一方で、感染を恐れつつも「Go Toトラベル」キャンペーンを有効に活用して、観光事業者を支援したいという思いも持たれているかと思います。
そこで、HugKumでは、ウィズコロナ時代の家族旅行で気を付けたいポイントから、「Go To トラベル」で魅力的と話題の広島のおすすめ観光スポットについてご紹介をしていきます。
ニューノーマル時代における家族旅行の候補地選び、プラン作成の参考にしてみてください。
目次
ウィズコロナ時代だからこそ、家族旅行で気をつけたいポイントは？
普段の生活でも、感染予防対策にはマスクの携行や手洗いうがいなど気を遣われていることと思います。ここでは特に家族旅行時に気をつけたいポイントを「Go To トラベル」公式ホームページより抜粋・編集してご紹介したいと思います。
＜旅全般＞ウィズコロナ時代の旅の心得
・旅先の状況確認を忘れずに。
・毎朝の健康チェックは、身だしなみの一つに。
・スケジュールはいつも以上に余裕を持って。
混んでいたら「後からもう一度立ち寄ろう」などという選択ができるよう、旅のプランには余裕を持たせておくことがベターですよ。また、刻々と変わる旅先の感染状況なども事前にチェックしておきたいですね。
ほとんどの場所や施設はマスクがないと利用できないところが多いです。家族の旅行日数分のマスクは必ずご準備ください。
＜交通編＞公共交通機関を利用するときの注意は？
・並ぶときは、間をあける。
・空いている時期、時間帯を選ぶ。
・公共交通内でのおしゃべりは控えめに。
子どもたちはどうしても動いたり、おしゃべりしたくなってしまうものです。絵本やおもちゃなどを持参することで、お子さんが退屈しないように工夫をしておきたいですね。
＜旅の飲食、観光施設ショッピング編＞食事中や買い物中も気をつける必要があります
・狭い場所、混んでいる場所は避ける。
・予約を取れるものは取っておき、並ばずスムーズな観光を心がける。
・おみやげはあれこれ触らず、目で選ぶ。
小さい子はどうしてもいろんなものを触りたがりますよね。すぐに手が拭けるように除菌シートを持っておくと便利です。また、寒くなる季節でもあるので、手袋を上手に活用する方法も考えられますね。
＜宿泊編＞宿泊施設についても、気を抜かないで
・宿泊する部屋ではこまめに換気をする。
・お風呂など館内での移動時も、マスクを忘れない。
宿泊地につくとつい気も緩むものですが、館内ではマスクをつけておくようにしましょう。またドアノブやエレベーターのボタンを触った後は、こまめに手を洗うことをおすすめします。
他にも「Go To トラベル」公式ホームページでは、「新しい旅のエチケット」として紹介されています。旅立ち前に、チェックしておくことをおすすめしますよ。
Go Toキャンペーンを使った広島観光が今、注目を集めています！
Go To トラベルキャンペーンがスタートしてから、広島観光に人気が集まっています。
その大きな理由の一つが、広島県では県独自に、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光業の応援のため、広島県内の宿泊施設にお得に泊まれる『広島県宿泊割引プラン』が実施されていることです。対象者の居住地域に制約はありません。また、Go Toトラベルキャンペーンと併用できるので（※一部の旅行会社ではGo Toトラベルキャンペーンとの併用は不可）、割引率が高い！ と評判になりました。
また、12月31日(木)まで、大型観光キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」が開催されていて、JR券と宿泊がセットになったお得な旅行商品も販売されています。
さらに、＜ひろしま観光ナビ＞のホームページでは、各観光施設の感染予防対策をアイコンを表示し、一目でわかるよう工夫されています。親切に案内されていますので、ご家族で旅行する際の参考にしてください。
家族旅行で重視されるポイントと照らし合わせて、プランを決めるのに役立ちそうですね。
話題の広島、ニューノーマル時代の家族が楽しめるスポットをご紹介！
それでは、家族旅行におすすめの広島滞在プランをご紹介しましょう。
広島といえば、安芸の宮島や原爆ドームが有名ですが、他にも魅力的なスポットがたくさんあります。ここでは、特に家族で安全に3密を避けながら、じっくり楽しめる広島のスポットを2つ厳選してご紹介します。
船旅で特別な思い出づくり！ 「SEA SPICA」で行く、瀬戸内しまたびライン
瀬戸内海は、まるでエーゲ海を彷彿とさせるような島々が点在する美しい景観を楽しむことができます。まずご紹介するのは、そんな瀬戸内エリアを巡る「SEA SPICA（シースピカ）」。広島港を出発して下蒲刈島・大久野島・生口島の4つの島に立ち寄りながら、進む観光型高速クルーザーです。子どもはもちろんのこと、大人はちょっとリッチな気分を味わえる船旅と観光を楽しめますよ。
また、乗船できる人数も絞り、3密を作らないよう、配慮されています。
途中、呉港では大型の巡洋艦がたくさん停泊しているので、間近で見られる迫力に大人も子どもも圧倒されます。
船は、「うさぎ島」として有名な大久野島にも立ち寄ります。島内には野うさぎがなんと900羽以上も生息しているそう。船を降りたら、可愛らしいうさぎがたくさん出迎えてくれますよ。
かつてこの大久野島は旧日本陸軍によって作られた毒ガス工場が存在しており、地図上からも削除された島でした…。島内には当時の遺構も残っています。小学生以上のお子さんには、そうした戦争の悲惨さと今の平和の大切さを伝えるような話もできるといいですね。
異国の神殿を思わせるような、真っ白な大理石庭園の未来心の丘は、生口島の瀬戸田にあります。神秘的な感じもするエリアで、芸術性を感じてもらいながら、子どもたちに自由に遊んでほしいという思いが「未来心の丘」のコンセプトになっています。
若い女性たちの間では、インスタスポットとして有名になっているようです。
■SEA SPICA
期間：〜12月14日（金・土・日・月曜日）、要予約
交通：広島港（J R広島駅からバスで約30分）
三原港（J R三原駅から徒歩約5分）
金額：購入方法により異なる
H P：http://setonaikaikisen.co.jp/simatabi/
収穫する・食べる・作る、くだもの好きなファミリーに「平田観光農園」
2つ目にご紹介するのは、平田観光農園。いちご、ぶどう、りんご、なしなど山の上にある「平田観光農園」の敷地には、なんと14樹種150品目のくだものがあるそうです。しかも、ただ種類が多いだけではなく、除草剤を使わず、草生栽培にもこだわっているとのこと。一年を通じて、くだもの狩りが楽しめますよ。
「これからの季節はりんご狩りがおすすめ。種類も豊富なので、ぜひ味比べをしてほしいですね」と平田観光農園の平田社長もお話しされていました。
収穫体験では、くだものがどうやって実るのかを目の当たりにする、生きた教育になりますね。ぶどうを選ぶ際は、紙袋がはちきれそうなものを選ぶといいですよ。
「ちょうど狩り」というチケットを買うと、色々な品種のくだものを収穫できることがほかの農園との違いです。1種類のくだものをたくさん持ち帰っても、飽きてしまいますよね。「ちょうど狩り」のチケットを買えば、家に持ち帰った後も、様々なくだものを適度に楽しむことができるので、喜ばれていますよ。
また、くだものを収穫するだけではなく、フルーツピザや缶詰作りなど様々な体験もできるのも、大きな目玉となっています。それに、牛やポニーたちもいる広い農園でコロナのことも忘れて、家族で一日楽しめますよ。
場所：広島県三次市上田町1740-3
※農園方面に向かうバス・電車等がない為、レンタカーで向かうことをおすすめします。
営業時間：3月〜11月10:00〜17:00／12月〜2月10:00〜15:00
定休日：3月〜11月無休／12月〜2月毎週木・金曜日（祝日をのぞく）
H P：http://www.marumero.com
せとうち広島デスティネーションキャンペーン「
広島県内やその周辺エリアで、JRグループや自治体、
4つの｢ミタイケン｣ (観タイケン･味タイケン･実タイケン･魅タイケン) がキーワード。
期間は2020年10月1日～12月31日までの予定。
詳細につきましては下記URLをご参照ください。
詳細URL：https://www.hiroshima-
ニューノーマル時代の家族旅行の楽しみ方
ウィズコロナ社会が長引き、終息は未だ見通せない中で、子どもたちの行動は制限されて鬱屈された生活が続いています。パパやママにとっても、普段とは違う生活のストレスからイライラしてつい子どもたちを叱ってしまうということも多かったのではないでしょうか。そんな時だからこそ、Go Toキャンペーンなどを活用した旅行で家族の絆を深める絶好の機会になると思いますよ。
その候補地の一つとして広島はおすすめです。お得に家族旅行ができることもさることながら、大人は船旅でちょっとした特別感が味わえ、子どもは動物と触れ合えたり、新鮮な体験ができます。
これからもウィズコロナ社会は長く続きそうです。家族旅行の時間を通じて、家族の絆を深めていただけたら嬉しいです。
取材・文／末原美裕（京都メディアライン）
写真／京都メディアライン、写真AC
