肉汁たっぷりの美味しいハンバーグの焼き方、ポイントをご紹介!コツを押さえれば簡単♪

子どもが大好きなハンバーグは、お弁当に入れたりとたくさん作ってあげたいものの、どうもうまく作れない・・・と悩む人が多いメニューでもありますよね。今回はそんなハンバーグを失敗せずにおいしく作れるコツをご紹介。また、3〜12歳の子を持つママ・パパにもリサーチし、おいしく食べるためのアイディアを聞いてみました。ぜひハンバーグ作りの参考にして!

ハンバーグを失敗してしまう原因は?

ハンバーグ作りは簡単そうに思えるものの、すぐ失敗してしまうという人も多いもの。どんなところで失敗してしまうのか、難しいと感じるポイントを聞いてみました。

ハンバーグ作りが難しいのはなぜ?

ハンバーグ作りを難しいという感じる理由には、中まで火を通すことや肉汁たっぷりにできない、肉がきちんとまとまらないなど、美味しく仕上げられないことが多く挙がりました。また、ひっくり返すのにもコツがいるようで“焼く”という部分が難関ポイントのようですね。

「中まで火が通るか不安」(20代・東京都・子ども2人)
「肉汁を閉じ込められない」(30代・東京都・子ども2人)
「肉がまとまらずバラけてしまう、パサパサしてしまう」(40代・神奈川県・子ども3人)
「フライパンで焼くとひっくり返す時や、隣同士くっついた時にうまく返せなかったりする」(40代・東京都・子ども2人)

美味しいハンバーグを作るポイント

美味しいハンバーグと言えば、肉汁がジュワーッとしみ出すようなジューシーなハンバーグですよね。今回は、美味しく作るためのポイントをピックアップしました。こんなことで?と思うかもしれませんが、どれも簡単なことなのでぜひ取り入れてくださいね。

ポイント① 生地を冷やす

まず、肉汁たっぷりのハンバーグにしたい場合には、生地を冷やしながらしっかり練ることが大事。練っているうちにタネが手の温度で温まってしまうと、肉の油がうまみと共に出ていってしまいます。また、きちんと塩を入れて練ることで粘りが出て、割れにくいタネにすることができます。肉の粒がなくなるまで練るのがポイント。炒めた玉ねぎを入れる際も、しっかり粗熱をとって冷やしてから生地に入れるのがマストです。

ポイント②つなぎをきちんと入れる

タネにはつなぎをきちんと入れること。ハンバーグのタネに入れるつなぎは、牛乳に浸したパン粉が代表的。他にも豆腐、おから、お麩なども代用でき、ふんわり感を出してくれるので必須です。また、もう一つのつなぎが卵。タネをなめらかにしてくれるのでふわふわのハンバーグになります。また、焼く時には卵のタンパク質が固まることによって割れるのを防いでくれます。

ポイント③空気を抜いてなめらかに成形

よく練ったら、手に少し油をつけてタネを手に取ります。手にとって軽く丸めたらキャッチボールをするように、片方の手からもう一方の手のひらに7~8回投げつけます。そうすることで、肉の中の空気が抜けて、焼いている途中でハンバーグが割れることがなくなります。また手に油をつけて表面を滑らかにすることで、タネにヒビが入らずに成形することができます。

美味しいハンバーグの焼き方

ハンバーグの焼き方についても、きちんと火が通ったか分からない、焦げてしまったなど悩む人が多いですよね。美味しく焼くためのコツがいくつかあるのでまとめました。

焼き方のコツ①強火は使わない

ハンバーグを焼くときに強火にはしません。両面に焼き目をつけるときには強めの中火にし、それ以外は基本的に弱火で焼いていきます。すると、焦がすことなくしっかり火を通すことができるのです。

焼き方のコツ②真ん中をへこませる

生地にヒビが入らないように、真ん中を指でへこませます。へこませた面を上にして焼いているうちに、真ん中がふわっと膨らんできます。よくあるお悩みの、火が通ったか分からないということがなくなります。

焼き方のコツ③蒸し焼きにする

フライパンに入れたら3分ほど中火で焼き、ふちが白くなってきたらひっくり返します。ふたをして弱火で2〜3分蒸し焼きにします。透明な汁が出始めたら中が焼けた合図。汁が出てこないときには、竹串で真ん中を刺してみましょう。不透明な赤い汁が出てきたらまだ焼けていないので、さらに1分ほど焼きましょう。

家庭で作る美味しいハンバーグのアイディア集

ハンバーグ作りには、おうちごとにこだわりがありますよね。おいしくするためのアイディアをママ・パパにリサーチ。お墨付きのアイディアをぜひ試してみて!

つなぎに豆腐を使う

声が多かったのが豆腐をつなぎに使うというアイディア。ふわふわに仕上がり、ジューシーで子ども食べやすいハンバーグになります。

「ツナギに豆腐使う和風でさっぱり」(30代・神奈川県・子ども2人)
「ふんわり仕上がるのと、ジューシーになる」(30代・千葉県・子ども3人)

パン粉の代わりに食パンを使う

つなぎに使う市販のパン粉の代わりに、食パンを細かくした生パン粉を入れると、水分をしっかり含んでふんわりとした仕上がりになるよう。

「水分が保たれるようでふんわりと仕上がります。」(50代・東京都・子ども2人)

牛乳を入れる

牛乳にはお肉を柔らかくしてくれる効果があります。生地がゆるくなりすぎない程度に入れると、ふんわりしっとりとしたハンバーグになります。

「ふんわりしっとりとする」(40代・東京都・子ども1人)

隠し味に味噌を入れる

隠し味として味噌を入れるというアイディアも。コクが出て、お店で食べるような濃厚な味わいになるようです。

「お店のようなハンバーグになる」(40代・神奈川県・子ども2人)

玉ねぎを炒めない

玉ねぎは炒めてからタネに入れるのが基本ですが、炒めずに生のまま入れるとシャキッとした食感に。さっぱりと食べられそうですね。

「玉ねぎのシャキッとした歯ざわりが美味しいです」(30代・千葉県・子ども2人)

パン粉の代わりにお麩や高野豆腐を使う

パン粉よりも水分保持量が多い、お麩や高野豆腐を入れるという人も。水分をしっかり含んでくれるので、肉汁がしみ出すようにジューシーに仕上がります。

「肉汁がジュワッとでる」(30代・東京都・子ども3人)
「最近やっているのは、高野豆腐をすりおろして入れる。柔らかくなる」(40代・神奈川県・子ども2人)

簡単で美味しい♪ハンバーグのおすすめレシピ

ハンバーグはいろいろと工夫しがいのあるメニュー。ここで、子どもが喜ぶハンバーグのレシピを、『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中からご紹介します。どれも簡単に作れるのでぜひ試してみて!

【1】さつまいも入りハンバーグ

ハンバーグにさつまいも!?これが、合うんです!ホクホクした食感とほんのり自然な甘みが子供にうけます!

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
さつまいも 1/3本(60g)

【A】
合いびき肉 200g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
パン粉 1/2カップ
卵 1個
小麦粉 少々
塩 小さじ1/2
トマトケチャップ 大さじ1
ソース 大さじ1/2

サラダ油 大さじ2

◆作り方

【1】さつまいもは皮のまま5mm角に切り、水に3分ほどさらす。サッと水けをきって耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで1分加熱する。
【2】ボウルに【A】の材料を合わせてよく混ぜ、【1】を加え混ぜ、食べやすい大きさに分けて丸める。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【2】を並べ入れ、焼き色がついたら裏返す。水大さじ2を加えてふたをし、弱火にし、5分ほど蒸し焼きにする。
*かぶ、パプリカ、いんげんなどの野菜を一緒に炒めたり、サラダ菜を添えても。
※電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。

教えてくれたのは


鈴木薫さん

シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。

『めばえ』2013年11月号

【2】さば缶ハンバーグのうずら卵のせ

DHAを多く含む缶汁を使用し、塩を使わない味付けに。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
さば(缶詰) 1缶(200g)
玉ねぎ 1/2個
しょうが 大1片

【A】
パン粉 1/2カップ
牛乳 大さじ2

こしょう 少量
卵 1個
オリーブ油 大さじ1
うずらの卵 4個

◆作り方

【1】玉ねぎとしょうがはみじん切りにして耐熱容器に入れ、さばの缶汁を注いで、ラップをかけ、電子レンジ500Wで5分加熱する。
【2】【1】にさばと【A】を加え混ぜ、全体にこしょうをふり、卵を混ぜて練る。6等分にして丸める。
【3】フライパンにオリーブ油を熱し、【2】の両面を焼き、ふたをして蒸し焼きにする。
【4】器に盛って、目玉焼きにしたうずらの卵をのせる。
*お好みでトマトケチャップを添え、ご飯を盛る。ミニトマト、サラダ菜、いちごを添えても。

教えてくれたのは


小山浩子さん

メニュー開発、栄養コラム執筆、NHKはじめ健康番組に出演等、幅広く活動。健康と作りやすさに配慮したオリジナルレシピにファンも多い。

『めばえ』2015年6月号

【3】豚肉と高野豆腐のミニハンバーグ

野菜もたっぷり混ぜて栄養満点!

◆材料

(大人2人分+子ども2人分・6個分)
合いびき肉 200g
玉ねぎ 1/2個(75g)
にんじん 1/2本(75g)
高野豆腐 20g
牛乳 大さじ2

【A】
卵 1個
ナツメグ 少々
塩・こしょう 各少々

オリーブ油 適量
トマトケチャップ 適量

◆作り方

【1】にんじんと玉ねぎはみじん切りにする。高野豆腐はすりおろして、牛乳を含ませる。
【2】ボウルに合いびき肉、【1】、【A】を合わせてよく練り、6等分にして円盤形に丸める。
【3】フライパンにオリーブ油を熱して【2】の両面を焼き、器に盛ってケチャップを添える。
※お好みでミニトマト、パセリのみじん切りを散らしたレタスなど添えても。大人は粒マスタードをかけてどうぞ。

教えてくれたのは


小山浩子さん

管理栄養士。メニュー開発、栄養コラム執筆、健康番組出演等幅広く活動。健康と作りやすさに配慮したオリジナルレシピが人気。
http://koyama165.com/

『めばえ』2015年11月号

【4】煮込みハンバーグ

高野豆腐が入って、ハンバーグにCaをプラス。おいしく焼きあがったら本格的なソースで煮込んで、さらにおいしさアップ!

◆材料

(2~3人分)
合いびき肉 200g
高野豆腐 2枚(1枚約18g)

【A】
きくらげ(乾) 20片程度
卵 1個
おろし玉ねぎ 1/4個分
塩 小さじ1/2
こしょう 少々

トマトの水煮 1缶(400g)
おろしにんにく 少々

【B】
トマトケチャップ、中濃ソース 各大さじ1
オイスターソース 大さじ1/2
塩 小さじ1/2

油 大さじ1
パセリ(みじん切り) 少々

◆作り方

【1】高野豆腐は熱湯をかけてから冷まし、水気を切って、フードプロセッサーなどを使ってなるべく細かくする。【A】のきくらげは水で戻して洗い、みじん切りにする。
【2】ボウルに合いびき肉、高野豆腐を入れてよく練り混ぜ、さらに【A】を加え混ぜてよく練ってから6等分にして形作る。
【3】フライパンに油を熱し、【2】を入れて強火で片面2~3分ずつ、両面焼く。
【4】細かくつぶしたトマトの水煮、おろしにんにくをフライパンに入れて煮立て、フタをして10分煮る。【B】を加えてさらに3~4分煮る。
【5】皿に盛り、パセリを散らす。

教えてくれたのは


藤井 恵さん

ふじいめぐみ/料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学在学中から料理アシスタントを務め、料理家の道へ。25~30歳の5年間育児休業するも、復帰後、メディア各種、イベント、講演会など、幅広く活躍。「キユーピー3分クッキング」(日本テレビ系)の講師としても人気。

『めばえ』2017年1月号

【5】魚焼きグリルで作るハンバーグ

中はしっとり、表面はカリッ!高温でスピーディに調理できる、グリルならではのおいしさが引き立ちます。

◆材料

(4個分)
合いびき肉 250g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個

【A】
パン粉 1/4カップ(牛乳大さじ2をまぶしておく)
卵 1個
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
サラダ油 大さじ1/2

【B】
中濃ソース 大さじ3
トマトケチャップ 大さじ1と1/2

ミニトマト 4~6個
リーフレタス(あれば) 適量

◆作り方

【1】ボウルに合いびき肉、【A】を入れて練り、玉ねぎを入れてかき混ぜる。さらに生地が重くなるまでよく練る。【B】は混ぜておく。
【2】【1】の1/4の量ずつ、左右の手でキャッチボールしながら空気を抜き、楕円形にまとめる。
【3】【2】を魚焼きグリルにのせて、強火で8~9分焼く(両面焼きタイプの場合)。片面焼きタイプの場合は、1分30秒の予熱後、6~7分焼いて裏返し、3~4分焼く。
【4】器に盛って【B】のソースをかけ、半分に切ったミニトマトとちぎったリーフレタスを添える。

◆ポイント

道具で時短!いつもの調理道具を身近なモノにスイッチして、スピード調理!

高温加熱で時間を短縮。余分な脂も落とせる!

【魚焼きグリル】
グリルは、約400℃までの高温加熱が可能なので、フライパン(100℃程度)などで焼くより短時間で仕上がります。
スピーディにこんがり焼ける!

教えてくれたのは


武蔵裕子さん

むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。

『めばえ』2017年4月号

【6】ズッキーニのミニハンバーグ

ハンバーグだけどお肉じゃない?実はズッキーニのハンバーグなのです。ズッキーニは風邪の予防に効くβ-カロテンが豊富。

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
ズッキーニ 2本(200g)

【A】
しいたけ(みじん切り) 3枚
くるみ(細かく砕く) 大さじ2
しょう油 小さじ2
コリアンダーパウダー※ 少々
塩 少々

【B】
パン粉 1/2カッップ
山芋のすりおろし 大さじ1
小麦粉 大さじ3

オリーブオイル 大さじ1
ケチャップ 適量
※コリアンダーパウダーのかわりにこしょう少々でも可。

◆作り方

【1】ズッキーニは2mmの輪切りにし(8枚)、残りはみじん切りにする。
【2】ズッキーニのみじん切りに【A】を入れて混ぜ合わせ、【B】を順に加えて混ぜ、全体をひとまとめにする。8等分して、円形を作る。
【3】フライパンにオリーブオイルを熱し、【2】と輪切りのズッキーニを並べ、弱~中火で両面をこんがり焼く。
【4】器にハンバーグを盛り付け、ズッキーニをのせてケチャップを添える。

◆ポイント

ズッキーニには、風邪の予防に効くβ-カロテンが豊富。
低カロリーでビタミン・ミネラルが豊富な夏の新定番食材。免疫力を高めるβ-カロテン、歯や骨を強くするカルシウム、むくみに効くカリウムなども豊富。

みじん切りでマイルドな味に!
野菜はみじん切りにすると、クセが和らぎ、メニューの幅が広がります。フードプロセッサーを使えば簡単ですが、なければ包丁で。

教えてくれたのは


カノウユミコさん

野菜料理研究家。鳥取県の専業農家に生まれ、生来の野菜好き。高校時代から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理・精進料理を研究。現在は鳥取に住み、自ら野菜を自然栽培。東京でも毎月、野菜料理教室を開催している。

『めばえ』2017年7月号

【7】ハンバーグ(卵・乳製品・小麦なし)

栄養価の高い豆腐と、片栗粉をつなぎに利用して作ったハンバーグです。簡単でとてもシンプルだけどプレーンなハンバーグレシピの一つに加えたい。アレルギー対策にも。お弁当用に常備してもOK!

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
【A】
合いびき肉 260g
塩 小さじ1/4
こしょう・ナツメグ 各少々

木綿豆腐 100g
玉ねぎ 1/2個
サラダ油 小さじ2
片栗粉 小さじ1

【B】
トマトケチャップ 大さじ2
ウスターソース 大さじ2/3
水 1/3カップ
顆粒スープの素 少々

【C】
片栗粉 小さじ1/2
水 小さじ1

◆作り方

【1】玉ねぎはみじん切りにし、サラダ油小さじ1できつね色になるまでじ っくり炒めて冷ます。豆腐は水きりする。
【2】【A】をあわせてよく練り、【1】と片栗粉を加えてさらに練り、4つに分けて丸める(写真はハート形)。
【3】フライパンに残りのサラダ油を熱して、【2】を強火で焼き、ふたをして弱火に し、10~13分焼く(竹串を刺して透明な汁が出ればOK)。取り出して器に盛る。
【4】【3】のフライパンの油を拭き、【B】を加えてひと煮立ちさせる。混ぜ合わせた【C】を加えてとろみをつけ、【3】にかける。
*アスパラガスやコーンのソテーを添えても。

教えてくれたのは


阪下千恵さん

栄養士。2人の女の子のママ。「複数の食物アレルギーがある長女のために、家族みんなで食べておいしい料理作りを試行錯誤してきました。その中から、ずっと作り続けている、わが家で人気のレシピを紹介します」

『ベビーブック』2011年4月号

【8】にんじんの照り焼きハンバーグ

にんじん嫌いな子供に沢山食べさせたいときにオススメ。にんじんを丸々1本すりおろしてハンバーグに混ぜながら、豆腐も入っています。すりおろしているのでたっぷり混ぜても美味しさはバツグン。おろしたにんじんで仕上がりもジューシーに。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
にんじん 1本
玉ねぎ 1/2個
木綿豆腐 1/2丁

【A】
合いびき肉 300g
小麦粉 大さじ2
卵 1個
塩 小さじ1/2

サラダ油 大さじ1
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1

◆作り方

【1】にんじんはすりおろし、玉ねぎはみじん切りにする。豆腐をキッチンペーパーに包んで耐熱皿にのせ、電子レンジ(600Wの場合)で2分加熱して水きりする。
【2】ボウルに【1】と【A】を入れて、手でよく混ぜ合わせ、小判形に丸める。
【3】フライパンにサラダ油を中火で熱して【2】を並べ入れ、焼き色がついたら裏返し、水50ccを加えてふたをし、3分ほど蒸し焼きにする。砂糖、酒、しょうゆの順に加えて煮からめる。
*ゆでたじゃがいもやアスパラガスを添えても。

教えてくれたのは


鈴木 薫さん

おしゃれで実用的なレシピが人気。双子の女の子と、男の子の母。

『ベビーブック』2012年5月号

【9】シャキシャキハンバーグ

いつものハンバーグをもやしでかさ増しした節約レシピ。お財布にやさしいのはもちろん、食感もよくなり、さらにはカロリーダウンまでできちゃうから、これは試す価値あり!

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
もやし 1袋

【A】
豚ひき肉 250g
塩・こしょう 各少々
ナツメグ 少々
卵 1個
パン粉 大さじ2
牛乳 大さじ2

サラダ油 大さじ1

【B】
トマトケチャップ 大さじ3
ウスターソース 大さじ2

◆作り方

【1】もやしは軽く洗い、耐熱皿に入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で3分加熱する。粗熱がとれたら水けを絞り、細かく刻む。
【2】ボウルに【1】と【A】を入れて、粘りけが出るまでよく混ぜる。小判形に丸め、両手でキャッチボールをするようにして空気を抜く。
【3】フライパンにサラダ油を熱し、【2】を並べ入れ、強火で1分焼いて表面に焼き色がついたら、ふたをして中火で3分、裏返して3分焼く。
【4】器に盛り、フライパンに残った肉汁に【B】を加えて煮立たせてソースを作り、ハンバーグにかける。
*お好みで野菜を添えても。

◆ポイント

ひき肉に刻んだもやしを混ぜ込むと、ボリュームが出るだけでなく、粗びきハンバーグのような食感に。もちろんカロリーオフにもなります。

教えてくれたのは


マイティさん

節約料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ。6歳と4歳の女の子のママ。趣味の節約を生かしたブログ『1ケ月2万円の節約レシピ』が一躍人気に。料理以外にも公共料金の節約術なども、いろいろ公開。「レシピブログ」でも連載中。

『ベビーブック』2012年12月号

【10】おろししょうが入りハンバーグ

普段のハンバーグにちょっと風味をプラスしたいときのレシピ。おろし生姜の風味で食欲も湧いてきそう。しょうがを入れるときには、子どもはほんのり香る程度に、大人はお好みでどうぞ。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
合いびき肉 350g
しょうが 1/3~1/2かけ
玉ねぎ 1/2個
食パン(8枚切り) 2枚
トマトケチャップ 大さじ2
卵 1個
サラダ油 大さじ1

【A】
中濃ソース 大さじ3
トマトケチャップ 大さじ2

ほうれん草 1/3束
バター 15g
ミニにんじん 12本
砂糖 小さじ2

◆作り方

【1】しょうがはすりおろし、玉ねぎはみじん切りにし、食パンは角切りにする。ひき肉、ケチャップ、卵と合わせてよく練り、小判状に丸める。子ども分と大人分は分けて練り、しょうがの量を調節する。
【2】フライパンにサラダ油を熱して【1】の両面を焼き、取り出す。フライパンに【A】を入れて火にかけ、混ぜ合わせる。
【3】別のフライパンにバターを溶かし、刻んだほうれん草を炒める。ミニにんじんは鍋に入れて水をひたひたに注ぎ、砂糖を加えてゆでる。
【4】器に【2】のハンバーグを盛ってソースをかけ、【3】を添える。

教えてくれたのは


尾田衣子さん

「ル・コルドン・ブルー」 やイタリアにて料理を学び、料理研究家に。「料理教室Assiette de KINU」を主宰。親子で楽しむクッキングも人気。男の子のママ。

『ベビーブック』2016年1月号

【11】ヘラでさっくりハンバーグ

手が汚れないのがポイント! 玉ねぎを炒めず生のまま使うので時短にも。王道ハンバーグ!

◆材料

(小6個分・大人2人分+子ども2人分)
合いびき肉 300g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
溶き卵 1/2個分

【A】
パン粉 大さじ3
牛乳 大さじ2
塩 小さじ1/3
こしょう 適量

サラダ油 小さじ1

【B】
トマトケチャップ 大さじ1
ウスターソース 大さじ1

ミニトマト 6個

◆作り方

【1】ボウルに卵、【A】を入れて混ぜ、パン粉をふやかす。ひき肉を加えてヘラでつぶさないように均一に混ぜ、さらに生の玉ねぎを加えて混ぜる。6等分し、厚さ2cmくらいの小判形にまとめる。
【2】フライパンにサラダ油を広げ、【1】を並べる。フタをして中火にかけ、温度が上がってパチパチ音がし始めたら弱めの中火にし、3分焼く。
【3】フタを取って上下を返し、フタをせずに3分焼く。
【4】焼き色が足りなければ火を少し強め、両面を好みの焼き色に焼く。器に盛り、混ぜ合わせた【B】をかけ、半分に切ったミニトマトを添える。

◆ポイント

■混ぜて

ひき肉の粒をつぶさないようにさっくりと混ぜ、全体が均一に混ざれば終了!粘りが出るまで中途半端に練ってしまうと、肉が硬くなるので気をつけて。

■混ぜ終わり

■まとめるだけ

ヘラで6 等分したら、手でまとめてフライパンへ。

教えてくれたのは


上田淳子さん

料理研究家。双子の男の子を育てながら、家族のご飯を作り続けてきた大先輩。余計な手間をかけなくても、シンプルでおいしいお母さんの味を教えてくれる。近著に『冷たいフライパンに食材を入れてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。

『ベビーブック』2018年6月号

【12】スプーンくるくるハンバーグ

食材を、スプーンで混ぜで、すくって、プライパンに落とすだけ!後は焼いて出来上がるハンバーグ。ふっくらやさしい和風チキンハンバーグになりました。練る時間がないので時短になります。

◆材料

(小6個分・大人2人分+子ども2人分)
鶏ももひき肉 300g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
パプリカ(赤・黄) 各1/2個分

【A】
塩 小さじ1/3
溶き卵 1/2個

片栗粉 小さじ2
サラダ油 小さじ1

【B】
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1と1/2

◆作り方

【1】ボウルにひき肉、【A】を入れてスプーンでよく混ぜ、片栗粉を加えてよく混ぜる。さらに生の玉ねぎを加え、均一に混ぜる。
【2】パプリカは食べやすく切る。
【3】フライパンにサラダ油を広げ、【1】を6等分してスプーンで落とし入れ、軽く押さえて平らにし、フタをして中火にかける。温度が上がってパチパチ音がし始めたら弱めの中火にし、3分焼く。
【4】フタを取って上下を返し、パプリカをハンバーグの脇に入れ、フタをせずに3分焼く。
【5】焼き色が足りなければ火を少し強め、両面を好みの焼き色に焼く。仕上げに【B】を入れて全体に照りをつけ、器に盛る。

*パプリカがフライパンに一緒に入らない場合は、先にさっと炒めて仕上げに合わせる。

◆ポイント

■混ぜて

やわらかい鶏ひき肉は、スプーンで底からすくっては返す、すくっては返す、を繰り返して混ぜるのがコツ。全体が均一に混ざればOK。

■混ぜ終わり

■落とすだけ

スプーンで6等分し、フライパンへ。

教えてくれたのは


上田淳子さん

料理研究家。双子の男の子を育てながら、家族のご飯を作り続けてきた大先輩。余計な手間をかけなくても、シンプルでおいしいお母さんの味を教えてくれる。近著に『冷たいフライパンに食材を入れてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。

『ベビーブック』2018年6月号

【13】ラタトゥイユ風ソースハンバーグ

ハンバーグのアレンジレシピ!ソースを野菜たくさんのラタトゥイユにすれば栄養バランスもばっちり。

◆材料

(小6個分・大人2人分+子ども2人分)
合いびき肉 300g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
溶き卵 1/2個分

【A】
パン粉 大さじ3
牛乳 大さじ2
塩 小さじ1/3
こしょう 適量

サラダ油 小さじ1

ズッキーニ 小1本
オリーブ油 大さじ3
カットトマト缶 1缶

◆作り方

■ハンバーグの作り方
【1】ボウルに卵、【A】を入れて混ぜ、パン粉をふやかす。ひき肉を加えてヘラでつぶさないように均一に混ぜ、さらに生の玉ねぎを加えて混ぜる。6等分し、厚さ2cmくらいの小判形にまとめる。
【2】フライパンにサラダ油を広げ、【1】を並べる。フタをして中火にかけ、温度が上がってパチパチ音がし始めたら弱めの中火にし、3分焼く。
【3】フタを取って上下を返し、フタをせずに3分焼く。
【4】焼き色が足りなければ火を少し強め、両面を好みの焼き色に焼く。

■ラタトゥイユ風ソースの作り方
【1】ズッキーニは、薄めのいちょう切りにする。
【2】鍋にオリーブ油、カットトマト、【1】を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にし、ときどき混ぜながら8~10分煮る。塩・こしょうで味を調え、器に盛ったハンバーグ6個にかける。

教えてくれたのは


上田淳子さん

料理研究家。双子の男の子を育てながら、家族のご飯を作り続けてきた大先輩。余計な手間をかけなくても、シンプルでおいしいお母さんの味を教えてくれる。近著に『冷たいフライパンに食材を入れてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。

『ベビーブック』2018年6月号

【14】甘酢あんかけソースハンバーグ

ハンバーグのアレンジレシピ!細切りピーマンを甘酢あんかけにからめると苦みがなくなり、子供も気にせず食べられます。

◆材料

(小6個分・大人2人分+子ども2人分)
合いびき肉 300g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
溶き卵 1/2個分

【A】
パン粉 大さじ3
牛乳 大さじ2
塩 小さじ1/3
こしょう 適量

サラダ油 小さじ1

玉ねぎ1/5個(40g)
にんじん1/5本(40g)
ピーマン2個
ごま油 小さじ1/2
酢 大さじ1と1/2
砂糖、しょうゆ 各大さじ1
片栗粉 大さじ1/2
水 大さじ1

◆作り方

■ハンバーグの作り方
【1】ボウルに卵、【A】を入れて混ぜ、パン粉をふやかす。ひき肉を加えてヘラでつぶさないように均一に混ぜ、さらに生の玉ねぎを加えて混ぜる。6等分し、厚さ2cmくらいの小判形にまとめる。
【2】フライパンにサラダ油を広げ、【1】を並べる。フタをして中火にかけ、温度が上がってパチパチ音がし始めたら弱めの中火にし、3分焼く。
【3】フタを取って上下を返し、フタをせずに3分焼く。
【4】焼き色が足りなければ火を少し強め、両面を好みの焼き色に焼く。

■甘酢あんかけソースの作り方
【1】玉ねぎ、にんじん、ピーマンは細切りにする。
【2】鍋に水、【1】、ごま油を入れて中火にかけ、煮立ったら火を弱め、5分ほど煮る。
【3】酢、砂糖・しょうゆを加えてひと煮立ちさせ、片栗粉と水を溶いて加え、とろみをつける。器に盛ったハンバーグ6個にかける。

教えてくれたのは


上田淳子さん

料理研究家。双子の男の子を育てながら、家族のご飯を作り続けてきた大先輩。余計な手間をかけなくても、シンプルでおいしいお母さんの味を教えてくれる。近著に『冷たいフライパンに食材を入れてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。

『ベビーブック』2018年6月号

コツをマスターして大人も満足なハンバーグを!

コツを押さえて作ることでふんわりと肉汁たっぷりに焼きあがったハンバーグはお店のような仕上がりで、子どもはもちろん、大人も満足できる一品に。ぜひおいしいハンバーグを作ってあげてくださいね!

文・構成/HugKum編集部

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