甘くて食べやすいレーズン。そのまま食べてもサラダやお菓子作りの材料にしても楽しめます。栄養価が高いので、非常食や携帯食としても最適。レーズンの選び方や簡単にできるレシピ、おすすめ商品などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
レーズンは栄養が豊富
レーズンは美味しいだけではありません。実は非常に栄養価が高い食べ物のひとつです。どのような栄養素が含まれているのか、その効果とともに解説していきましょう。
エネルギー
約70%が糖質。ほとんどが砂糖より吸収されやすい果糖なので、即効性のあるエネルギー源となります。登山やマラソンなどエネルギーを多く消費するスポーツの携帯食として便利です。
ビタミンやミネラル
カリウム、鉄分、亜鉛、銅など多くのミネラルとビタミンが含まれています。中でもカリウムが100g中740mgと豊富。カリウムには利尿作用があり、過剰な塩分や老廃物を排出してくれるのでむくみ予防が期待できます。
食物繊維
腸内環境を整える食物繊維が含まれているので、便秘気味の方におすすめです。ヨーグルトと食べるとさらに整腸作用がアップします。
ポリフェノール
ぶどうの皮にはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは老化の原因となる活性化酸素を減少させてくれる抗酸化作用が強く、生活習慣病の予防が期待できます。また、女性特有の悩みであるしわやたるみなどを改善する効果も。
レーズンの選び方
さて、それでは具体的に選ぶとなると、どんな点に留意して選べばいいでしょうか。
種類で選ぶ
レーズンは使われているぶどうによって色や味わいが大きく異なります。それぞれの特徴を簡単にご紹介するので、目的に合わせてレーズン選んでみてください。
カリフォルニアレーズン
数あるレーズンの種類の中で最もポピュラー。濃厚な甘さで香りが強く、ねっとりとした食感が特徴です。そのまま食べてもパンやお菓子作りの材料にしても美味しいですよ。料理のトッピングとしてもよく使われます。
サルタナレーズン
短時間で日干しされているので色が明るく、ぶどう本来の甘さや香りが残っているのが特徴。皮が薄めで柔らかく、さっぱりしています。サラダやヨーグルトとよく合います。
マスカットレーズン
サンマスカットという品種のぶどうでできたレーズン。爽やかな香りとさっぱりした酸味が特徴。チーズとの相性が良いので、ワインのおつまみとしても最適です。
グリーンレーズン
主に中国産のマスカットで作られたレーズン。マスカットレーズンと同様、さっぱりとした酸味が特徴。甘いレーズンが苦手な方におすすめです。色合いが綺麗なので、お菓子のトッピングに使われたり中国茶や紅茶などのお茶菓子としても使われたりします。
枝付きレーズン
ぶどうを枝付きのまま天日干しして作られたレーズン。ぶどう本来の美味しさが凝縮されています。手間暇かけて作られている分、他のレーズンに比べるとやや高価。
枝付きレーズンでしか味わえない芳醇さを感じることができるので、たまのご褒美に味わってみてください。
オイルコーティングの有無で選ぶ
レーズンを購入する際にはオイルコーティングの有無に注目しましょう。
オイルコーティングとは、レーズンの粒がくっつかないように植物油脂でコーティングすること。オイルコーティングされていると、料理として使う際に一粒ずつばらけてくれるので使いやすくなります。
ただし、オイル特有の香りが苦手な方やぶどう本来の味わいを楽しみたい方はオイルコーティングされていないレーズンを選ぶことをおすすめします。
オイルコーティングされているレーズンを購入した場合、お湯で洗い流すとオイルを取り除くこともできます。
レーズンを使った簡単おすすめレシピ
そのまま食べてもおいしいレーズンですが、大量に手に入ったときには、いろいろなアレンジで楽しむこともできます。ここではその一例をご紹介しましょう。
かぼちゃとクルミとレーズンのサラダ
材料(3~4人分)
・かぼちゃ 4分の1個
・レーズン 50g
・クルミ 50g
・マヨネーズ 大さじ1
・塩こしょう 各少々
作り方
・かぼちゃは皮をよく洗い、スプーンで種とワタをすくい取る。
・かぼちゃにラップをする。600wの電子レンジれ4分加熱する。(竹串がすっと通る柔らかさになっていればOK)
・クルミはフライパンで3~4分、から煎りして粗熱を取る。食べやすい大きさに砕いておく。
・粗熱がとれたかぼちゃをスプーンで1口大サイズに崩しながらボウルに移す。(皮は入れても入れなくてもお好みで)
・から煎りしたクルミ、レーズンを加えてざっくり全体を混ぜる。
・マヨネーズと塩こしょうをして全体がなじむように混ぜ合わせれば完成。
本物そっくり☆簡単オールレーズンクッキー
材料
・バターかマーガリン 40g
・砂糖 10g
・卵 1個(うち溶き卵40gは生地用、残りはつや出し用)
・ホットケーキミックス 100g
・レーズン 100g
作り方
・ボウルに室温に戻したバターと砂糖をすり混ぜ、溶き卵を少しずつ入れ混ぜます。(だまになっても大丈夫!)
・ホットケーキミックスを入れ木べらで混ぜ、レーズンを入れ混ぜます。
・クッキングペーパーを敷いた天板に、生地を平たく四角く伸ばします。
・フォークであちこち空気穴を開け、つや出しの溶き卵をはけで塗り、180度で12分くらい焼きます。冷めたらカットして出来上がり。
・生地を伸ばすとき、レーズンの大きさまで薄くしてください。空気穴はフォークでしつこいくらいたくさん突き刺すようにしてください。
おすすめレーズン7選
おすすめのレーズンをセレクトしました。おやつや料理のトッピングとして活用しましょう。
有機JAS 有機トンプソンレーズン トンプソン種 1kg – ママパン
有機栽培されたレーズンです。つややかな色合いと深い甘みが特徴。パンやお菓子生地への混ぜ込みはもちろん、サラダやヨーグルトのトッピングにもおすすめです。オイルコーティングはされていません。
サンライズ カリフォルニアレーズン1kg – 正栄食品
カリフォルニアの太陽をいっぱいに浴びた高品質のレーズンを使用。日本国内で選別され、パック詰めされています。オイルコーティングされていないので、パン・お菓子作りだけではなく、酵母おこしや洋酒漬けなどにも最適です。
高級枝付きレーズン カリフォルニア産 – 小島屋
フレームシードレス種という赤ワインの原料になる紅葡萄を使用。皮が柔らかいので口に残らず、ジューシーな味わいを楽しむことができるレーズンです。枝付きのまま手元に届くため、生のぶどうのように一粒ずつもぎ取って食べましょう。
ヨーグルトに入れて食べると朝から贅沢な気分を味わうことができますよ。赤ワインやブランデーとの相性も抜群なのでぜひ試してみてくださいね。
トロピカルフルーツミックス1kg – 神戸のおまめさんみの屋
レーズン、グリーンレーズン、パイン、パパイヤ、マンゴー、クランベリーのドライフルーツミックスです。お菓子作りやサラダのトッピングに使うと色鮮やかな仕上がりになりますよ。
厳選のグリーンレーズン(無添加・ノンオイル)グリーンレーズン800g入り – オーケーフルーツ
厳選されたマスカットを干してできた、無添加ノンオイルのグリーンレーズン。酸味が多くてさっぱりとした味わいです。他のレーズンと比べると甘さ控えめ。レーズンが苦手な方に一度試していただきたい商品です。
干し葡萄 大粒レーズン – ナガトク
大粒の干しぶどうが使われているので食べ応え抜群です。ぶどうと植物油以外は使用していません。子どものおやつとしても安心ですね。甘さと酸味のバランスが良いのでそのまま食べるのがおすすめです。
サルタナレーズン – アメ横大津屋
他のレーズンに比べて甘さ抑えめ。さっぱりしていて食べやすいです。500gの商品と1kgの商品があるので用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
好みのレーズンを見つけよう!
おやつとしても料理のアクセントとしても楽しめるレーズン。そんなレーズンにはたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。栄養価が高いのも嬉しいポイントですね。食べ比べしてみて、自分好みのレーズンを見つけてみてください!
文・構成/HugKum編集部