こたえ
ひな人形の中で、「ずいじん」とはどの人形のことでしょうか?
四段目にいる、右大臣⑭、左大臣⑰のことを「随身(ずいじん)」といいます。
⑭は、右大臣。
⑰は、左大臣。
随身(ずいじん)とは
平安以降、太上 (だいじょう) 天皇や摂関以下の公卿 (くぎょう) 、武官などにつけられた護衛兵。御随身 (みずいじん) ともいう。(参考:日本大百科全書)
ひなまつりのはじまり
昔、貴族は紙や木で人形を作り、その人形が娘の代わりに病気や悪いことをもっていくように祈って、川や海に流しました。
やがて貴族の子どもの間では人形で遊ぶことが流行りました。人形はどんどん立派になり、家の中に飾られるようになりました。それが、武士や町の人にも広まり、女の子の幸せを願う行事になったのです。
流しびな
ひなまつりの原点である流しびな。現在でも、わらで編んだ皿に、紙で作ったひな人形を乗せて川に流す地域が残っています。
次回もおたのしみに!
※当記事は、下記「きせつの図鑑」「日本大百科全書」を引用して紹介しております。
季節にまつわる一年の行事や暮らし、食べ物や自然など、
普段の生活から子どもたちの興味を引き出し、
無理なく知識へと育てる図鑑です!
協力/日本ドールハウス協会
文・構成/寒河江尚子 イラスト/柿田ゆかり 撮影/田村実