離乳食のレバーはいつから?
離乳食中期の後半から。下処理をして食べやすく
レバーを食べられるようになるのは、離乳食中期の後半から。臭みが気になるので下処理がポイントになります。
初めて食べるときは小さじ1の少量からスタート
レバーはアレルギー表示27品目の食品には含まれていませんが、アレルギーが出ないとは言い切れません。他の食材と同じように、初めて食べるときは小さじ1の少量からスタートしましょう。
レバーの下処理方法
1.ボウルに水をはり、流水を流し、血合いを取りながらレバーを洗う
2.牛乳につけて10分。その後洗い流す
こうするだけで、レバーは食べやすくなります。調理の際も、かたまりより、ペーストにしたり月齢よりも小さく刻んであげたりほうが食べやすいですね。
離乳食時期別レバーの目安量
1食の離乳食で食べれるレバーの量は、離乳食時期によって目安量が変わります。
1回の離乳食で食べるレバーの目安量は、離乳食中期は10g、離乳食後期は15g、離乳食完了期は15~20gを目安にしましょう。1回の離乳食で別のたんぱく質も併用して使う場合は、レバーの量を減らすといいですね。
離乳食のレバー市販品のおすすめ
和光堂の「鶏レバーと緑黄色野菜」は便利!
レバーを使ってみたいけど、下処理に手間かかるので億劫。大人もそんな頻繁に食べないので食卓に上がる機会が少ない。レバーが苦手で触るのも嫌。そんなママの声をよく聞きます。
「そんな時は、市販のベビーフードが役立ちますよ!」とよくお話させていただいています。例えば和光堂の「鶏レバーと野菜」。フレークになっているのでお湯に溶かしてすぐに使えます。おかゆなどに混ぜ入れてもいいですね。
手作り応援 鶏レバーと緑黄色野菜
レバーを使った離乳食レシピ
【離乳食後期以降】さつまいもとレバーペーストのトースト
レバーを食べやすくペーストにした後期以降のパンレシピです。
<材料>
鶏レバー 15g
さつまいも 15g
食パン(みみなし) 30g
<作り方>
・鶏レバーは下処理する
・さつまいもは茹でやすい大きさに切る
1.鶏レバーとさつまいもを別々に湯がく
2.1をペースト状にして混ぜ合わせる
3.食パンに塗る
【離乳食後期】お肉と混ぜてお団子に
レバーそのものは食べにくい場合があるので、お肉と混ぜてお団子に変身させましょう!
<材料>
鶏レバー 5g
鶏ひき肉 10g
玉ねぎ 10g
しいたけ 5g
ニラ 5g
かつお昆布だし 100ml
しょう油 0.5~0.8ml
<作り方>
・鶏レバーは下処理して湯がいてペーストにする
・玉ねぎ、しいたけ、ニラはみじん切り
1.鶏レバーと鶏ひき肉、玉ねぎ、しいたけを混ぜ合わせて団子を作る
2.かつお昆布だしに1とニラを入れて煮る
3.しょう油で風味をつける
* * *
レバーは他の食材と混ぜることで一気に食べやすくなります。赤ちゃんに、色々な食材の味を経験させてあげてくださいね!
記事監修
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。
離乳食のレバーに関する体験談
HugKumでは、0~2歳のお子さんがいるママやパパに、離乳食のレバーについてアンケート調査しました。まずはレバーの食いつきについてお聞きしました。
Q.離乳食でお子さんはレバーを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?
レバーは使いにくさもあってか、半数が「離乳食のレバーはまだ」でした。レバーにチャレンジしたお子さんのなかでも、「好んで食べた」は6.7%と少なめですが、「食べてはくれた」が30.8%で4割弱のお子さんは口にできているようです。
離乳食でレバーを食べるお子さんの様子について体験談もご紹介します。
ママパパの体験談
栄養価の高いレバーを、離乳食にうまく活用してみてください。